私たちは、どんなに思い合おうと、互いを完全に理解し合うことはできない。 だからこそ、日々の対話や意思表示が大切。理解できないから、理解しようと頑張らないといけない。家庭でも仕事でも、毎日、いつでも。 だけどそうやって一生懸命やってるつもりで、結局大切なものを取り零して、あとで気付いて後悔したりする。 人間とは、人生とは、かくも難儀だ。

すてきな感情のおすそわけをもらった。 ひたむきに生きる誰もが幸せになれますように。彼女の本を読むとそう思う。

10代向けの恋愛小説みたいな甘いタイトル。 読み終えた今なら、このタイトルが的確に作品の肝を表現し、かつトリックの一部となる秀逸なものだとわかる。とても気持ちよく騙してくれた。 読後感もさわやか。人生いつでも桜満開でいきたいね。

今生きているどこかの誰かの、大切な人生の一頁。そういう感じ。胸があたたかい。読めてよかった。

さくっと読めるのに非常に考えさせられる内容でした。とどめを刺すようなラストは半分ホラー。 二谷の地獄は続く。どうか彼も、また彼女も、おいしいごはんが食べられますように。

じんわりと良かったです。二人に幸あれ。