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ボク、ブラえもん。
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@taishibrian
  • 2025年3月5日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 上
  • 2025年3月5日
    生殖記
    生殖記
  • 2025年3月5日
    凍りのくじら
    凍りのくじら
  • 2025年3月5日
    本屋、はじめました
  • 2025年3月5日
    本屋、はじめました
  • 2025年3月5日
    本屋、はじめました
  • 2025年3月5日
    対馬の海に沈む
    対馬の海に沈む
    農協といえば、主に農業や農家のための仕事をしていると思われがちであるが、実はその売上げ・利益の大半は金融事業によって賄われており、とくに保険関係の共済事業は総資産約60兆円と国内最大手である。 対馬―日本海に浮かぶ人口3万人の離島に、この共済事業で全国トップの実績を誇るLA(ライフアドバイザー)がいた。西山義治は毎年数億円もの共済商品を販売し、10年以上全国大会で表彰される成果を出していた。西山氏は2019年2月に帰らぬ人となった。その死後、彼が約22億円もの資金を不正に流用していた疑惑が発覚したのだった。 どうして小さな島で全国トップレベルの営業成績を収めることができたのか。また何十億円もの不正蓄財を可能にした手口とはいかなるものだったのか。西山氏個人だけの問題なのか、はたまた組織的な犯行だったのか。調査が進むに連れて西山氏とJA対馬を取り巻く異様な状況が浮かび上がってくる。 JA共済のLAに課せられる厳しいノルマの飴と鞭、田舎ならではのヤンキー的な内輪意識と敵愾心、契約や共済金払い戻し等のプロセスの杜撰さ等々、様々な要因が西山氏のモラルを破壊していく。そして多かれ少なかれ、中央組織と地域の末端におけるヒエラルキー構造の下では起こり得る事件なのだと、公務員や大企業まで含めた組織に内在するリスクとして他山の石とすべき内容となっている。
  • 2025年3月5日
    傲慢と善良
    傲慢と善良
    人は何かを選ぶとき、無意識に自分自身のモノサシと比較する傲慢さを持っている。そして誰かに選んでもらって消極的に鈍感に過ごしていく善良さも同時に持ち合わせている。 たとえば誰かと会食する際に、自分が招待したり企画するときには恥ずかしくないようにとか変に思われたくないといった自意識で、そこそこのレベルの飲食店をあーだこーだと悩みながら選ぶケースがある。一方で自分が招待される場合だと、面倒に思われたくなくて同じメニューを頼んだり相手のオススメを鵜呑みにすることが多い。 この小説では、婚活をテーマにそんな人間の矛盾した性質をこれでもかとばかりに抉ってくる。傲慢かつ善良な主人公2人と、経験知に裏打ちされたえぐいことをサラリと指摘する登場人物たち。ミステリー仕立てで読み進めるに連れて、読者はこれは他でもない自分自身のことが描かれているのだと気づく。 地方の閉塞感だとか過剰な親子関係といったパーソナルな問題を、震災復興や地域活性化のようなソーシャルなテーマに紐づけて解決していく方向性は、立場的には少し安易に感じてしまったが、ベストセラーとなり映画化が決定するのも納得な内容だった。
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