凍りのくじら
292件の記録
もやし@moyaC_7262026年5月24日読み終わった人と深く関わらず、周囲の人たちを傍観している主人公の理帆子からはどこか暗い印象を受けるも、別所あきら、郁也と多恵と出会い、関わり合っていくことで、少しずつ変化していく 至る所に失踪した父親・芦沢光とあきらの似通った点が散りばめられてはいたけど、名前の読み方は後半に出てくる父親の写真に記されていた英語のサインを見るまでずっと「ひかる」だと思い込んでいた。なんてミスリードだ! 完成した写真集を読んだシーンでボロボロ泣いてしまった
あざらし39@azarasi_392026年5月21日読み終わったなんかずっと不思議で、ずっとどう収束すんのかわからんのになんでかずっと読み続けてしまうという不思議な感じ… これ読んだ人全員に感想聞きたいくらい不思議でした!!!

藍@ai_uesugi1172026年5月19日読み終わった「すこし・ふしぎ」な物語。 中学ぶりの辻村深月さんの作品だったけれど、良いな! なんでこんなにも若者の心理を繊細に詳細に描写できるんですか……? 友人にも薦めたい作品だな〜。あと、久し振りにドラえもん見ようかな。


燕@416hikari2026年5月16日読み終わったこうまでして書けるものなのか。圧倒された。 ドラえもんが見たくなる、その世界観も崩さずふんだんに秘密道具や作品の内容が散りばめられてる所も良かった。にしても元カレ、ヤバい奴すぎた。怖かった。 ラストが心がほっとする終わり方で良かったと思っています。それにしてもこの方、ほんとに文章がうまい。約3時間、ほぼノンストップで読み切ってしまった。 参考までにページ数≫551P でした。満足度高い読書だった。



ちゃんえび@jump21high2026年5月14日読み終わった聴き終わった聴了 とてつもなく良い話だった。 以下、ややネタバレ 若尾のメールばりに勢いで書くw 色々語りたいことはあるが、印象に残ったことに『電車内の無差別殺傷事件』がある 全くもって主人公とは関係のないところで起きた事件だが、もしかしたら若尾がああなっていてもおかしくなかったのが怖くなった この本が出版されたのは20年前なのだが、この頃よりも『カワイソメダル』を使っている人が増えているのではないかと思う かくいう自分も、この人生ずっとずっと夢を追って、沢山周りに期待されてきたし、期待されるように一種演じてた節がある 年を追うごとに、自分のような人間は"稀"になっていく カワイソメダルのような同情や哀れみとは少し違うかもしれないけど、自分はそうやって誰かの記憶の中に存在し続けたい、特別扱いされたいと固執する瞬間は何度もあった もし、自分が努力できなくなり、成果も出せないまま自己満足だけで夢を追ってしまったら、若尾のようになってしまってもおかしくないのではないか そしてこれは今後もなり得る話なんじゃないかと思った ラスト、若尾のした事は本当に恐ろしかった でもどうしても若尾を他人事と考える事ができなかった 俺はまだ海面に顔を出せていないのかもしれない ある種教訓のような、そしてあまりにも本編が素敵でした エピローグ、ほんと良かった... 辻村先生の世界、これからどっぷり浸かっていきます


ちゃんえび@jump21high2026年5月10日聴いてる三宅さんが『未読の人が羨ましい!』っておっしゃってて気になった作品。 『どこでもドア』を狭い世界でそういう使い方するってお洒落〜って思った。 しかし、辻村ワールドというものが分からぬ。 これからどんな世界が待っているのだろうか!



ぴよみ@erim_05212026年5月6日読み終わった★★★★★ SFは苦手だ。現実離れしている世界に感情移入ができず読んでいて挫折することが多い。だけど辻村さんのSFはファンタジー要素はあるものの、自分の心にグサッとくる瞬間や言葉が散りばめられていて、あっという間に読了してしまう。 凍りのくじらは、私の中できっとまた読み返す大切な小説になったと思う。 私の中で特に印象に残っている理帆子と若尾という登場人物。この2人に共通する私のなりの解釈は「人を小馬鹿にすることでしか自分を正当化できない」だ。 最初は嫌な感じの登場人物だな〜と思って読み進めていたけれど、2人の言動に他人事と思えない瞬間が多々あった。 何だろう。ざわざわする。私って自分にできないこととか失敗したことに対して、周りの人を下げることで自分を納得させている面がないか。大した努力もしていない口だけ人間のくせに、自分の怠惰な部分は棚にあげて、環境や周りのせいにする。周りが羨ましいことを認めない、そんな態度。 若尾の最終的な行動はいきすぎたかもしれないが、レベルは違えど自分にもそのような節があることに気付いて、すっっごく恥ずかしくなった。 対して努力もしていないのに、どこか自信過剰でできなかったら周りの環境のせいにする。人間として恥ずかしい生き方をしている自分を思い知らされ、あまりの痛々しさに言葉にできない、ハンマーで殴られたような感情だった。 人は第三者から指摘されないと恥ずかしい自分に気付けない。今回この小説に出会えたことは、きっと私の財産になる。 この恥ずかしさを忘れそうになったときに、また読み返したい。心に刻んでおきたい。 出会えてよかったと心から思える小説だ。

PASO@ayapaso2026年5月3日読み終わった少し不思議な世界観で、辻村さんらしいお話だなあと思った。主人公のこと好きになれないなって最初思ったんだけど、最後らへんはぐっと惹き込まれて泣いてしまった。途中の違和感がしっかり回収されてすっきり!写真撮るところ読み間違いかと思って何回かページ戻ったので… 辻村さんのSFワールドの原点を感じられて嬉しい!ドラえもんのイベント行ったばかりなので、より満足感高かった。笑
巻島宗男@silver08292026年5月3日読み終わった途中、登場人物に(少し不満)を持って、読むのをやめようかと思ったが我慢して読み進めるうちに面白くなっていた🤔 読み終えてスッキリ✨ 最後までとある人物は嫌な感じだったけど、しっかり最後まで読んで楽しめた。 スロウハイツの神様も読んでみたい!
巻島宗男@silver08292026年5月1日読んでるなんとなくBOOKOFFで買ったこの作品 読み進めていたら、なんとまぁかわいいしおりを見つけてしまった☺️ 内容はちょっと暗めの話だけど、このしおりのおかげで少しほっこりできたw







くまこ@kumako2026年4月30日読み終わった借りてきた各章のタイトルがドラえもんの道具になっていて、作中もドラえもんの話題がたくさんなのに「凍りのくじら」ってタイトルになんで?って思って読み終わると、なるほどねとなった。 1つだけ気になるのが、若尾はどうなった? ちゃんとなんらかの制裁を受けたよね…?

あおちゃん@readingandfeeling-552026年4月30日読み終わったaudible大学時代に一番好きだった本。 あの時はSFという、 見えている世界をより楽しくすることができる視点に 惚れていたんだろうな。 リフレーミング。 そこに惹かれるのは今と変わらないところかも。 ただ、これを一番好きと言っていた学生時代に 少し病んでた?と問い掛けたくなる気持ちもあるくらい 久しぶりに読むと暗かった。 特に今の自分に刺さったのは、 人間の脈絡のなさを舐めない方が良いという文章。 まるで今の私にかけられているような。 近くにそういう人がいて欲しくないけど たしかにいるなと。 もっというと理解できないコンテクストが彼らにもあるのが より複雑にさせる… あとは年齢を重ねたからか、 職業柄か、母親との最後の時間も刺さった。 こんなに母が残した視点に目頭を熱くさせていただろうか。

にっかり青江@faizRDM2026年4月25日読み終わった”すこし・ふしぎ” な世界観に、ドラえもんが詰まった素晴らしい名作 主人公・理帆子はドラえもんを心から敬愛しており、それが彼女のアイデンティティの核となっているため、作中の随所にドラえもんの道具や名シーンが登場する。ドラえもんを知っていると、より深く味わえるはず。 最初は主人公の理帆子の考え方に共感できず、うまく感情移入できずにいた。それにもかかわらず、気づけば物語の引力に抗えなくなっていた。 少し読み進たころには、彼女の目線で世界を見るようになっていた。これはひとえに、作者の表現力のなせる業だろう。心理描写が極めて巧みで、理帆子の感情が強烈に伝わってくるのだ。彼女の考えには賛同できないのに、その会話を読むのがひたすら楽しいという、非常に稀有な読書体験だった。 終盤では、視界が滲んで文字が追えなくなるほど涙が溢れた(一人のときで本当によかった)。涙もろい人は、読む場所に注意したほうがいいかもしれない。 あんなに好きになれなかった理帆子だが、最後には彼女の幸せを心から祈る自分がいた。また、本筋の裏で描かれる同級生二人も非常に印象深く、立川さんには大きな拍手を送りたい。 辻村深月先生の他の作品も読んでみたくなっている。





Syk@saya781reads2026年4月25日読み始めた借りてきた先日芦田愛菜さんの「まなの本棚」を読んで、辻村深月さんの本を読むなら凍りのくじらからがいいと書いてあったので。 分厚くてびっくり! 返却期限までに読めるのか…!?


りな@yuiquartz2026年4月13日読み終わった昨日の11時に読み始めて、日付変わって夜中の1時頃に読了。 P551あるのに24時間以内に読み終わるなんて… 読む手が止まらなかった! 主人公が読書好きってのに惹かれたのかなぁ。 (最近は、本や本屋さん、読書好きな人が登場する小説を読んでる) 読書で作家と対話することと、実際の身近な人と対話しながら関係性を構築する。 両立は難しいけれど、大事にはしたいなぁ。






harucaの本棚@mochacha2026年4月12日読み終わったこれは傑作だ👏 皆さんが好きなのもすごくわかる。 私もとても救われた🐳✨ どんどん先が気になる、早く続きが読みたい。 久しぶりに夢中になって読んだ🙂↕️




綾鷹@ayataka2026年4月8日愛する父が失踪して5年。孤独な高校生・理帆子は、夏の図書館で「写真を撮らせてほしい」と言う不思議な青年・あきらに出会う。戸惑いつつも、他とは違う内面を見せていく理帆子。 ドラえもんのひみつ道具になぞらえたサブタイトルを持つ10章で構成されており、あきらとの出会いやドラえもんの要素を通じて、理帆子が自己と向き合い、他者とつながる過程を描いた青春ミステリー。 周りに本音を話せず、誰といても本当に楽しいと思えない。どこにでも溶け込める、でも冷めた目で見ている理帆子が、自分の本当の気持ちに向き合っていく。 子どものときに好きだったドラえもんのひみつ道具が出てくることで、この話により懐かしさと温かさが与えられている。 誰かと一緒にいてもどこか寂しいと感じるときに、読むと心が落ち着く小説だと思った。 藤子先生が『ぼくにとっての「SF」は、サイエンス・フィクションではなくて、「少し不思議な物語」のSF(すこし・ふしぎ)なのです』と言ったことから、理帆子が周りの人の性格を「スコシ・ナントカ」に当てはめていくのは、自分だったらなんだろう?と考えてしまった。 ・あんなに敵を見つけることに熱心で、高校生活が充実しているくせに、加世の趣味が地味な子をいじめることだというのは、一体どういうわけだろう。 自分より劣っている人間を見つけては、孤立させたがる。ひょっとしたら、昔いじめに遭ってたことでもあるんだろうか。かわいいし、頭いいけど、だからこそ幼少時には苦労があってもおかしくない。私はこんなに傷つけられた、だからあなたも。そういう連鎖。 ・「どこでもドア」を持つ私は、屈託なくどこのグループの輪にも溶け込める。愛想よくバカの振りをしながら。親身になって話を聞いて、いい人ぶりながら。どこでも行けるし、どんな場所や友達にも対応可。 だけど私は、Sukoshi・Fuzai (少し・不在) だ。いつでも。 場の当事者になることが絶対になく、どこにいてもそこを自分の居場所だと思えない。それは、とても息苦しい私の性質。 ・私は父によく懐いた子どもだった。私に本を買い与え、興味深く話を聞いてくれる父が大好きで、後ろをちょこちょこついてまわった。私の好きな漫画や小説を俗なものとして私から遠ざけようとし、文部省が推奨するような身障者問題や戦争の話だけを良質な図書なのだと主張する母が疎ましかった。遊びに行ってきます。誰と遊んでくるの?何をして遊ぶの?首を突っ込もうとするのに、私が答える瞬間には、尋ねたことにもう興味を失っている。母は私の個性を「子ども」として以上には捉えなかったし、話の内容にも真剣に耳を傾けてくれたことがなく、父とはそこが違った。 「お父さんはあんたにいろいろ物を買ってあげて、それであんたは懐いてたけど、私はほとんど買ってあげなかったから。だから理帆子は私に懐かなかったんだね」 いつだったか、そう言われて唖然とした。告げる母の声は、やはり嘆く様子すらまるでないあまりに平坦なものだった。自分と父との違いを物を買い与えたか否かでしか捉えないのか、と苛立った。なんて都合がいい解釈なのだ、と。 ・その時期の私は、母にどうしても優しくできなかった。こういう喧嘩をした直後、いつでも苛立ちを抱えたまま、平行に反省する。仮定の話を考える。 例えば、今もし母が死んでしまったら私は後悔するだろうと。後悔し、涙御れるまで泣き、自分を責めるに違いない。もっと優しくすればよかった。多くを語り合えばよかったと。そしてそれがわかっていても、今現在の母に自分が優しくできないこと、それも知っている。人間というのは、理不尽で業が深く、そして間が悪い生き物だ。 母はその年の秋、突然倒れ入院した。それまでも徴候があったはずだ、と医者から言われた。喧嘩をした春のその日も、母はひょっとしたら癌の痛みと格闘していたかもしれない。それを思って、都合のいい私は胸が張り裂けそうになる。 ・私には関係ない、そう思って本を借りる手続きのカードを書いていた。その時だった。皆に何事か説明していた司書教諭が、いきなり私の前に積まれていたホームズを手に掲げた。そして倍じられないことを言った。『悪い本の借り方を説明します」シリーズものの装丁は統一されている。同じ色彩、同じ装丁家の手に依る挿絵。似通った雰囲気の五冊のホームズを示し、彼女は『こうやって同じ種類のものだけしか借りないのは、よくない借り方です』と言った。『いろんな種類の本を読みましょう』と。 私は呆然と彼女の顔を見上げていた。屈辱的だった。いろんな種類の本?私、読んでる。だからこそ、今回はホームズって決めたんでしょう? 彼女は私の本を机に戻し、一通りの説明を終えた後で、私に向け苦笑じみた表情を作って見せた。そして謝る。 「ごめんね、芦沢さん。たまたま近くにいたから。あ、いいのよ、いいのよ。気にしないでそのまま借りて帰ってね」 あんた馬鹿じゃないの?私はみんなより一段階レベルが高いのに、それがわからないの?子ども相手だから構わないだろうって、そんな適当な真似をするの?私は子どもだけど、覚えててやる。あんたの愚鈍さを、ずっと覚えてるんだ。 ・「どうしたら良かったと思う?」別所が私に、静かな声で尋ねた。 「後でそれが実行できる目処がなくなり、逃げることもできなくなった彼は、壊す以外にどうしたら良かったと思う?」 「挫折しなくちゃ」 私の声が微かに震え始めた。何故、こんな声を私が出さなければならないのだろう。 「いつも、持病のせいとか、親のせいとか、自分の力ではない他のせいにしてきた。だけど、悪いのは自分だと認めなくちゃ。全部を自分の責任だと認めて、その上で自分に実力がないんだと、そう思って諦めなくちゃならない。精一杯、本当にギリギリのところまでやった人にしか、諦めることなんてできない。挫折って、だから本当はすごく難しい」 ・お母さん。呟くと、病室で最後一度だけ彼女が目を開けたその光景が、今更のように胸に蘇った。山のように積まれた父のポジフィルム。それを見て言う。『よかった、これでできた』。 飯沼に電話が繋がる。私は声が詰まらないように、一息で礼を言う。 「お話をいただいて、母に仕事をさせていただいて。ー本当に、ありがとうございました」母の死後、家を掃除していると、鏡台から小さな箱が出てきた。 控え目な石のついた安物のネックレス。まだ小学生だった頃、母が見せてくれたことがある。父が高校の頃、初めて母に写真のモデルを依頼する際に贈ったもの。照れ臭そうに、でもどこか自慢げに、母が私に見せてくれた。 彼女は、それをずっと保管し続けていたのだ。 ・私に呼び掛ける都也の声。私の父が、都也にきっと呪いと願を掛けた。何も望まず、困難に耐えて決して弱音を吐かず。そしてピアノに齧りつく。 ・なんて残酷なんだろう。そうだった。多分、最初からそうだった。都也は喋れないんじゃない。 喋らないんだ。 「都也・………」 力いっぱい、彼の薄っぺらい冷え切った体を抱きしめながら、私の喉が熱く震え始める。あんたは馬鹿だ。大馬鹿だ。どうしてそうなんだ。どうして誰も彼を自由にしないんだ。籠の中の鳥、空を飛ぶこともなく。 気が付くと、私は崩れた声で叫んでいた。 「欲しいものがある時は、それを言っていいんだ よ」 麓で回っていた赤いランプの横で、高いサイレンがウーと鳴る。騒ぐ声がしている。誰かがこちらにやってこようとしている。心の中で、私は呼び掛ける。ここだよ、こっちだよ。 「痛かったら泣いて、苦しかったら、助けてって言っちゃえばいいんだよ。きっと誰かがどうにか、カを貸してくれる。もう嫌だって、逃げちゃえば、いいんだよ。そうすることだって、できるんだよ」あっちだ!私たちの方向を、示して叫ぶ声がする。 お坊ちゃんはどこ。声を聞いて、目を閉じる。多恵さん。彼女が迎えに来てくれてる。都也あ、いるのか。必死になって叫ぶ声がする。松永の声だった。 ねぇ、都也。ピアノなんて弾けなくてもいいよ。 私の腕の中で都也の冷たい胸が不器用に困惑していた。それがわかった。私はもう、全身が震えて熱くなっていた。 「誰かと繋がりたいときは、縋りついたっていいんだよ。相手の事情なんか無視して、一緒にいたいって、それを口にしてもー」 言いながら気が付く。それが自分自身に向けての言葉なのだということに。他でもない私がそうしたいのだということに。 私は一人が怖い。誰かと生きていきたい。必要とされたいし、必要としたい。 今、『テキオー灯』の光を浴びたばかりだった。 私。 口から、嗚咽が上がる。 ねぇ、都也、私じゃ駄目かな。私が家族じゃ、駄目かな。 「私、都也と一緒にいてもいい…・・・・?」母なのか、姉なのか。はたまた恋人なのか、妹なのか。関係の名前は、多分そのどれでもなかったが、名前なんてなくても縋りついていいのだと思った。 私は都也が好きだ。 美也が、カオリが。学校の友達が、両親が。松永のことも、若尾のことだって、好きだった。最初からずっと、そうだった。
しょうD@syou_D2026年4月6日中学生くらいのときに読んでいたら、人格が変わってしまいそう。良い意味で。 ざっくりいえば、どこにも居場所を感じづらい、俯瞰しがちな主人公の成長譚。 おそらく舞台は、著者の出身地である海のない山梨県。

とみー@tom_myreads2026年4月5日読み終わった『少し不思議な』青春ミステリー。 ドラえもんのひみつ道具にちなんだエピソードが展開されるドラえもん好きに読んでもらいたい作品。 主人公の理帆子は全員が共感できる人間ではないと思うけど、個人的には考え方が理解できる部分も結構あった。物語のクライマックスは感動的でさすが辻村さん最高でした。





むー@mutant_7772026年4月2日読み終わった大好きな本現地点で、今年読んだ本のベストです。 最初、里帆子に共通点を見出しました。読み終わった後も、共通点があると思っているし、むしろ共通点が増えたと感じています。 それから、ドラえもんをもっと摂取したくなりました。漫画をもう一度読みたいし、久しぶりに映画も見たいな。 辻村さんの本はこの本と、傲慢と善良しか読んだことがありません。今はスロウハイツの神様も読んでいます。 三宅香帆さんが、この本をこれから読める人が羨ましいといっていた理由がわかった気がしました。 この本を書いてくれてありがとう、とわたしは辻村さんに言いたいです。



rio@rio_hon862026年3月28日読み終わった「少し・不在」な高校生の女の子が、「少し・不思議」な出来事を通して、自分と向き合う物語。 主人公にここまでシンパシーを感じて読んだ小説は初めてかもしれない。 主人公と別所さんと同じく、2人の言葉を借りるなら私も「父親に捨てられた娘」で。主人公の誰とも深く関わることを避けるような生き方も身に覚えがあって。 「3組に1組は離婚してる」とか、「今時片親家庭はよくある」とか、人からも言われたり、自分にも言い聞かせてきたけれど、そうか、やっぱりあの頃の私は悲しかったし悲しくて良かったんだなと思えて、この物語のおかげで誰にも言えなかった自分の気持ちに折り合いがつけられて、救われた気持ちになった。 作中の「大事なことは、全て、『ドラえもん』と藤子先生から。確かにそうだ。だけど、違う。私はその世界を、あたなを通じて知った。お父さん、私はあの優しい世界をあなたから教わったのだ」という文章に全て詰まっていた。 ドラえもんも、ひみつ道具も、すごく良く効いてる。ドラえもんの存在で、物語がビターになりすぎず、マイルドに優しくなってるように思う。 毎週観てたドラえもんを観なくなって、いろいろ経験して大人になった今だからこそ、読めて良かった作品。






ほんのうに@bk_urchin2026年3月1日読み終わった初めての辻村深月作品。 物語としての吸引力がすごくて2日で一気に読んでしまった! すこし〇〇のレッテルで相手を単純化して見下す理帆子の考え方。幼く危ういように思うけれども、自分の学生時代はそんな感じだったし、今も正直その気持ちはある。(違いはオールマイティパスを持っていないので、どこにでも馴染めないことくらい笑) 理帆子は喪失と酷いしっぺ返しで自分を見つめ直す。自分も、自分と他者のためにちゃんと生きたいと感じる。物語は鏡だ。 ドラえもん好きとしても、いろんな道具がメタファーで登場しておもしろかった。海底鬼岩城好きなのに、あの道具の名前忘れるか〜?って思ってたら、そういうことか…と感服。講談社ノベルスでの刊行だと知らず、ミステリ的仕掛けがあると思っていなかったので、久々に予想外なところからやられた…という感覚が味わえて嬉しかった。





すもも@sumomo02142026年2月28日読み終わった2026年2月 読了 学生時代に購入して以降ずっと積読していた一冊。 久しぶりに辻村ワールドを堪能してみて改めて先生の言葉選びや表現が大好きだと実感。 刺さる一節がたくさんあった。 なかなか展開が進まないように思えて若干中盤だれてしまったが、郁也くんの登場辺りから本格的に面白くなってグイグイ読めた。 母の死を予感した理帆子の感情と台詞に、将来親を亡くす時の自分のイメージを重ねてしまって心がキュッとした。 自分自身もあまり母と相性が良くないが嫌いなわけではないので…後悔しないように親と関わっていきたいと思えた。

のすけくん@nosuke2152026年2月27日読み終わった趣味の格ゲー界隈の方のオススメ作品であり、初辻村さんの作品である。 読み終わり、そりゃ彼もオススメするだろうと納得の圧倒的完成度と文章力を感じた。今まで読んできた本の中で1位2位を争うほど美しい文章で(しかも読みやすい)、話も面白いなんて……。 あきらの正体は多恵さんのあきらへの言及により、想像はつくが、少し不思議かすごく不思議か、一体どちらの解釈にすればいいのだろうか。 「傲慢と善良」を前から気になっていたが、早く買いたくなった。この作品も文章が美しいのだろう。




さんかく@reads_71272026年2月9日読み終わった人からもらった本この作品を読みながら、『凍りのくじら』というタイトルの意味を考え続けていた。 ドラえもんのアイテムが印象的な物語だからこそ、なぜくじらなのだろうと疑問だった。 読み終えて、凍りのくじらとは救われる以前の姿そのものなのだと感じた。 病を抱える芦沢光も、スコシ・ナントカと自分で決めたラベルに縛られる理帆子も、流氷に動けずに喘ぐくじらなのではないかと思った。 ドラえもんの道具やラベリングは「あったらいいな」という一時的な救いにはなるが、状況が変わればそれ自体が流氷になることもある。 辻村深月は、希望ではなく苦しさ側をタイトルに据えることで、違和感を持たせ読者に考えさせることが目的だとしたら、まんまと策にはまってしまった笑 なんにせよ読み応えのある1冊でした。
しの@cad_512026年2月7日読んでる多分6年前に買って読んでると思うけど、記憶がないのでほぼ初見です。終盤まで読んだ。 理帆子が好きじゃなかったけど、自分が周りのことをどう思っているかを自覚したところで好きになれた。
Yuri@yuririri682026年1月5日読み終わった高校生ぶり2回目 ドラえもんの道具が小説の節々に出てくるのだけど、当時この小説を進めてくれた担任の近松先生もドラえもんみたいにみんなに愛されるユニークな先生だったな〜元気かな〜とか思いながら読んだ 少し・不在の理帆子が世界99の空子少し共通する部分があったり、多分私は自分と主人公に重なるところがあるからこういう物語に惹かれるのかも 去年読んだスロウハイツもゴリゴリにトキワ荘モチーフだったなぁ
きよこ@himawari-kiyo2026年1月3日読み終わったSFは少し難しいイメージがあって苦手だったけれど、この本を開いた時に、SF(すこしふしぎ)とあって、そうか…そういう考え方もできるのかとストンと心に落ちてきた。人もそう。関係もそう。完璧な事なんてない。わかっているのに、それでも人は何かと誰かと比べて、依存して、自分の時間を生きている。どうしてみんな、許してくれるんだろう。私がここにいることをと考える主人公のように。ドラえもんの道具と共に温かさと残酷さが見え隠れする。それでも、人を信じていたい。



- つちのこ@mt_42025年12月11日読み終わったSF(すこし・ふしぎ)小説だった。 子どもがもう少し大きくなって、マンガを読めるようになったらいつでもドラえもんが読めるように少しずつ集めておこう。 「最後の一頭のところに行きたかった。どうしてそんなに感情移入したのかわからないけど、傍に行きたかった。弱っていくのを見てられなかった。どうにかしたかったんだ」



- 胡花@scyxmcy74232025年9月29日読み終わった読書日記オーディブルで聞いた※辛口※ 初めて辻村深月さんの作品を選んだが、まーしんどかった。最後まで聴き終わるのがここまで苦痛な作品はもしかしたら初めてかも。全体的に「冗長」。なんでそこを長々語る?と思わされる事が頻繁にあった。いつこの描写終わるんだろう、早くストーリーを進めて欲しいのに…と終始フラストレーションに苛まれた。全体の7割が主人公目線で語る他の登場人物像の描写で、しかもそれが全然興味が湧かない。例えるなら、何の料理を作ろうとしているのか分からない料理動画内で料理人がひとつひとつの材料を「これは◯◯で〜◯◯という栄養があって〜」と長々と説明しているのを見せられているだけ、の状態で、「いや、ほんで?これらを使って何を作ってくれるん?はよそれ言うてや」と内心終始ツッコミながらの視聴体験はなかなかしんどかった。美人で頭が良くて読書家ででもワルい遊びも知ってて…みたいな主人公のキャラも、作者が考えた「理想の文学少女」をただ見せられてるだけの印象で、息遣いのある人間像が全く伝わってこなかった。ほんで、まがりなりにも仕上がった料理は長々と材料を語り倒した割にはフツー、すんごいフツー。短編でもいけたやろ、これ。

黄鉄鉱@jk1vogel2025年9月10日かつて読んだ再読中@ 大阪大学医学部附属病院小説は自由であるべきを体現したドラえもん愛の詰まった作品。高校生の頃に読んで、今も創作のバイブル。ドラえもん好きには人生で一度は読んで欲しい なぜだか、さめたゴルゴンゾーラのシーンが強く記憶に残っている

perle@__frostnit2025年8月4日読み終わったとってもよかった、あきらさん〜……😭😭😭 読めてよかった話に入る気がしました、光に照らされたことがある、きっとそれは救いになるんだろう、共感しやすいたいぷでは理帆子は無かったけど、読んでいて面白いなと度々思った。読書って難しいね、面白いな 伏線回収がすごいなあ、物語で泣ける心になってきたことうれしい ドラえもんは本当に詳しくないんだけど、知ってたらもっと面白かったんだろうなと思う


猫@mao10122025年7月21日読み終わった再読。最後の展開はいつ読んでも涙が出てくる…!主人公のどこか達観して他者を傍観している様子にはあまり感情移入は出来ないかな。ドラえもんの道具はかなり気になる!相変わらず面白いシリーズ、ほかの作品も読み直します。
- 夏秋@natsuaki2025年6月17日読み終わった少し不思議なミステリー。 人を愛すると、こんなにも強く優しく、そして残酷になれるんだろうか。 主人公のりほこは子供の頃から本を読んでいる子で、それが好きとか趣味とかでは表せないほど自身の一部になっている。 彼女が学んだ沢山の物語、彼女が生きた本書も私にとって読者にとってその一つになるんだろう。 物語に助けられた人生を振り返って、またそんな本と出会えたんだなと思った。

- 小麦色のマーメイド@1982-seiko2025年6月2日読み終わった「辻村先生作品読む順番リスト」に従って読んでいます。ミステリーの展開は予想できたけど、ぐっと引き込まれてしまい貪るように読みました。



猫@mao10122025年3月6日かつて読んだ冒頭から一転して、後半の畳み掛けにどんどん物語に引き込まれていった。 個人的には、若尾へ対する嫌悪感が凄まじく、後半は終始鳥肌が立ってしまった。 達観している理帆子の思考もさることながら、郁也の子供特有の真っ直ぐさに胸を打たれた。 最終的にどうなることかと思ったが、理帆子が人のあたたかさに気づけてよかった。
ねこ@notoneko252025年1月28日「なにも望まないということは、信じられないくらいに深く暗いよ」 「この光の効力が続くうちに、自分の力でどうにかするんだ。大丈夫、君なら必ずそれができる」 望むことで傷つけられてきたから、傷つかないために、なにも望まない。それは強くないと出来ない生き方だ。孤独そのものだとも思う。 物語の最後で、彼女は照らしてくれた光が自分の内側にあったこと、それを信じること、他人を信じ愛する生き方を選ぶ。 私は、主人公がそれを選択するまでの過程全てに意味があったと思った。この子の人生には意味があった。痛みを許し、痛みに許されるまで、時間と対話が必要だった。最悪な出来事も、人を見下した考えも、孤独も痛みも苦しみも、全部が最後光に照らされて意味のあるものに変わっていった。- ギンダベラ@gindabera2024年9月6日読み終わった読んだ事なかったのに愛蔵限定版がきれいで衝動買いしてしまったので、文庫で。主人公と僕は同じ面がある時期があって、男性なので若尾寄りに出てたかも。ほんの軽微だけども。たまに苦しくなると、その面はいまだに顔を出す。 若尾の性格や状態を甘えを放置されてしまった怖さを感じた。ただその責任を理帆子が負うのは絶対に違う、と思いつつも、本人は自ら少し負ってしまうのだろう、とも思う。
まい@mai6011262021年9月11日読み終わった先程一冊読み終わった勢いのままに、途中になっていたこちらも読了。 また素晴らしい作品に出会った。 わたしは全く気付かなかった。ビックリ。泣いたぜよ…
- ヨシユキ@yoshiyuki_38382020年3月30日読み終わったKindleドラえもん好きは読んだ方がいい。話の中でいろんなドラえもんの道具とかエピソードが出てくるし、章ごとに題名にもなってる。 やっぱり後半に感動と伏線を回収して前半のなんでもない部分を輝かせてくれる。その分、前半は特別大きい波があるわけでもなく淡々と話が進んでいくようなイメージだった。 読み終わってみると、悲しさ、恐怖、感動、伏線のすっきり感のバランスがすごいよかったと思う。 そんなにドラえもん見てなくても、久々見てみよっかなーってなると思うしなった。

ユメ@yumeticmode2014年10月4日かつて読んだ感想全ての秘密が明かされ、秘密の道具の光が主人公・理帆子を照らす時。誰もが知っているあの旋律が、祈りを込めた響きを持って聞こえる。この瞬間、この物語とドラえもんの世界がシンクロした。あきらの「『ドラえもん』はのび太くんを信じた上で成り立っている」という言葉、理帆子を愛し続けた両親。のび太くんの元から未来へ帰ってゆくドラえもん、役目を果たして娘の前を去る父。こんなにも美しい重なりが心を震わす。自分にも温もりがあったことに気付く理帆子と共に涙して、私も今この物語の中を生きていると感じた。

よーり@yo-rimk1900年1月1日読み終わった30代後半まで、本の楽しさを知らなかった自分を読書沼にハマらせた一冊です(^^) この本をきっかけにあらゆる本を読むようになった辻村ワールド恐るべし(≧▽≦)
🎡⋆。˚✴︎@licht_yoruwo_koeru1900年1月1日読み終わった過去読了本(2026以前)読んだのが前過ぎてあまり覚えていないのだけど、主人公の元彼?に対するフラストレーションが凄すぎてそこだけ読んでいて苦しかった記憶がある。 謎?というか、読んでいて不透明な部分が解けた時の衝撃が凄かった気がする。 あと文章が綺麗。 辻村さんの書籍は「凍りのくじら」「かがみの孤城」しか拝読したことがないんだけど、かなり感情の揺さぶりが強い物語を書かれる印象があって、個人的にこの方の本は読むのに勇気がいるな〜と思ってる。揺さぶりをまともに食らわないためのエネルギーが要るというか。 名作を書かれる方であることは変わりないです。


































































































































































































