Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
某(なにがし)
某(なにがし)
某(なにがし)
@tanosee
のんきです。なんとかなる✌️
  • 2025年5月10日
    もものかんづめ
    もものかんづめ
    絶体絶命の場面で「ナッパ!」レベルの名言を遺せるか。そんな題が課されたような気がする。子供ながら「面白おかしく生きるぞ」と決心したのは今作がきっかけ。 笑って生きる、笑わせて終わる。そういう人生を構築していると信じて踏ん張っている。 今日もお疲れ様です。笑おうぜ。
  • 2025年4月15日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
    本書を知り合いに譲ったため記憶が定かではないが、「誰かの特徴を繋ぎ合わせて自分を形成する」というスタイルには心当たりがあってギクリとした。 誰かの言葉を真似して、誰かの仕草を真似して、上手く生きているつもりが真逆を行っていたのはいい思い出。正直な話、そういうことを意図的にも無意識にもやっている人を見かけると「どうかご無事で」と思ってしまう。 もう良い大人なので真似ばかりの空虚な生き方からは脱却出来ていると良いな…とヒヤヒヤしている今日この頃。
  • 2025年3月15日
    緑色のうさぎの話
    「みにくいアヒルの子」のような希望〆の物語ではなく、切望→成就→絶望という見事なまでの容赦のなさに打ちのめされる。うさぎは自身の緑を恨みつづけるかもしれないが、仲間に愛されたことも忘れないまま皆の傍に居るのだろうと思う。 自分のお金で絵本を買う、という初めての経験をくれた1冊。
  • 2025年3月10日
    人は2000連休を与えられるとどうなるのか?
    ジモコロ掲載時に拝読。どこまで「分かる!」と着いて行けるかで自分が耐えうる連休の最大値がみえる。働くことは遺伝子レベルで染み付いているものなのかもしれないが、その根源には生産を望む本能があるような気がしている。書籍はまだ途中までしか読めていないので、そろそろ開きたい。
  • 2025年3月9日
    挫折を経て、猫は丸くなった。
    書くことの自由さと読むことの面白さが何となく分かる1冊。言葉の妙は奥深く、どこまでも楽しい。
  • 2025年3月8日
    推し、燃ゆ
    推し、燃ゆ
    「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい。」 昨今のSNS上で見かけるような出だしから始まる今作は、第164回・芥川賞受賞作品。 周囲と同じペースで生きる難しさを自覚しながら、凄まじいまでの推しへの愛着ごと愛でる女子高生の姿が描かれている。 各所のレビューを見る限り「苦しくなる」と散見されたけど、真っ暗闇に限りなく近い薄暗闇の中で、諦観と愛を等身大で抱え続ける主人公の姿には覚えがあるような気がした。いつかの自分を見ているような、それでいてそんな自分はどこにも居なかったような、不思議な気持ちになった。 「綿棒を拾った。」(最終頁) 上京したてのころ、綿棒を床にばら撒いてしまったことがある。 実家から持ち込んだ荷物でぎゅうぎゅうになったクローゼットの奥からケースごと転げ落ち、枯れ葉のような動線を描いて水のように床上へ散らばった。写真を撮りSNSにアップすると、知り合いたちが笑い飛ばしてくれた。それだけで絶望もやるせなさも弔われた気がした。散らばった綿棒を拾って元通りにするのは骨が折れるような作業だった。すべてが元通りになったとき、目の前にあったのは変わらぬ日常だったけれど、ちいさな絶望をやり過ごす術が少しわかったような気がした。 今作では、「これがあたしの生きる姿勢」として縢られている。二足歩行は向いていないし体は重い。でも、目の前にあるものを自分なりの姿勢と歩き方で、自分の骨は自分で拾えない事実と滑稽さに寄り添われながら再び歩き出すんだろうと思う。東京の片隅で、散らばった綿棒を前にして途方に暮れていた自分もそうだったと信じたい。 「推し」という存在が何なのか、より深く問い直すことができる一作。
読み込み中...
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved