

Kenji
@yagaken
言語化特訓
- 2026年1月21日
これはペンです円城塔これはペンですを読了 良い夜を待っているはまだ 自分自身が博士課程だから、DNA関連などの科学ワードが出てきた時にテーマが軽く感じてしまった。しかしよく見れば2011年の話なので、その辺りは円城先生がよくキャッチアップしているなと言う印象。この小説に現れる奇妙さは、「意思を介さず、簡単に文章が書けてしまう時代」であるが、あまりにも今それが当たり前になっているのでそのインパクトが薄れてしまった。もっと早く会いたかった作品。 既にあるもの・作り上げるもの・切り貼りするもの。そしてそこに介在する偶然性と必然性。それらを通して「文章」とは何かを考える機会になった。 - 2026年1月13日
- 2026年1月12日
成瀬は天下を取りにいく宮島未奈文体のテンポ感がよくすらすらと読めてしまう。 作者は、キャラの視点の使い方が非常に上手い。多面的に成瀬あかりの我が道をいく生き方を捉えることで立体感と影響力がわかりやすい。 森見登美彦先生の書評で書かれているように、彼女の生き様はネガティブなものを生み出していない(そこには彼女も気を遣っている、昔の大将気質?)のも読み心地をよくしているだろう。 この視点の多様性や、身近な時間と場所を舞台にしていることなどが、広い読み手に刺さっているのではないだろうか - 2026年1月12日
アフタヌーンの代表作 この作品は、中世のヴァイキングを舞台にした戦争孤児トルフィンの「大河ドラマ」である。 トルフィンが暴力全盛時代を生き抜きながら、本当の戦士・そして戦争のないヴィンランドの建国を目指す。 少年トルフィンが、生きていく中で、戦争・愛・罪と罰・生と死・人間・本当の強さとは何かという問いの答えを得ていく。その過程は、作者が彼らを使って哲学的な問いの実験をしているように思えた。 緻密な時代考証や画力・表現力の高さはこの取り組みにリアリティを与えている。 人は過ちを繰り返す。しかし、少しずつ彼らが目指したヴィンランドに近づいていて欲しいという作者の願いが伝わる作品であり、そのための作品でもあると感じた。
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