私はトロッコ問題で1人より5人を選ぶと考えていたのだが、本に書いてある通り線路にいる5人を助けるために橋の上にいる1人を突き落とすかと聞かれたらやりたくないと思った。これはトロッコのレールの切り替えより罪悪感があると感じたし強い拒否反応を起こす人間が多数なのは当然だと感じた。 この本にはトロッコ問題にも様々な種類の事例があり、他の事例でも考えさせられる問題が多くあってためになる1冊だった。 続編もあるらしいので是非買いたい

SFというよりかは奇想文学として読むべき本だと思う。時間哲学論の嵐で途中は理解出来ない部分もあったけれど読み進めていくうちに追加の解説も挟まれるので何となく理解出来た。時間と存在について詳しくなった気がする。 引用だったり出てくる例え話で当然のようにマクタガートやハイデッガーなどが出てきて分からなくて調べたりしたけど全て知っている人ならさらに面白く感じるのだろう。 ただ過激な表現を含むのでそこは注意。