童貞の研究
24件の記録
- 本の読みかけ@yomisusu33632026年8月21日読み終わった著者による童貞の精神的な傾向を、欺瞞、撤退、自己改善、破壊という4つの類型に分けて考えているとても興味深い本だった。男の多くの人が抱えたことがあるであろう、異性に受け入れられないという現実に対して、その人がどのような感情行動を行うかについてがその4つの類型だがどれも決して悲観的に書かれたものではなかった。破壊の主人公に関してはいくらか同情するところはあったが、異性関係というものは難しいだということは理解できた。とても若い満たされない男性たちの物語と考えるとより普遍的に読める気がするところ。
みゆわ@miyuwa2026年8月15日読み終わった感想読書日記童貞の取る選択肢が撤退、欺瞞、破壊、自己改善の4つであると主張するものの、どれが正解かという提示は著者からなされない。 それでいい。 少なくとも4つの選択肢があることを我々読者が知り、その先にどうするべきかを考えるのはそれもまた読者がすべきことだ。 私個人として好ましい選択肢の順番は以下だ。 ①自己改善 ②撤退 ③欺瞞 ④破壊 自己改善というのは響きとしては素晴らしいが、事実として他人に迷惑をかける可能性を秘めている点で欺瞞や破壊と共通点がある。なぜならトライアンドエラーを繰り返すことで自己改善は可能であり、エラーが起きるとき他人に迷惑がかかるからだ。それでも「前進している」という点で撤退より望ましいのではないかと考える。人間が自己改善するためのトライアンドエラーくらい、社会は許容できるほどの余裕を持っていなければいけない。これは童貞だけの問題ではなく、童貞を取り巻く社会やコミュニティの問題でもある。
たにこ@chico75_114272026年4月22日読み終わったPUA(ナンパ師の略称) PUA用語 ・IOI:女性側の関心の有無を示すサイン ・3セット:3人組のグループ ・HB:美人、HB10:10点満点の美人 ・デイゲーム:日中のナンパ ・フレームコントロール:自分が決めた条件や価値観のもとで相手と交流すること ・ナンバークローズ:ターゲットの電話番号を手に入れること ・シットテスト:女性が男性に侮辱的な質問をし、相手がそれにどう対応するかで男性のタフさや自身のほどを試すこと 過去に知り合いがナンパ師YouTuberをやっていて、テクニックを情報商材として売ってる人がいた。 海外で有名なPUAグループがあり、そこから情報を得てSNSで活動しているのかもしれない。女性側からしたらたまったもんじゃないが。(ナンパ自体が迷惑と思う人も多いため) FOMO(自分の可能性や体験を逃すかもしれないという恐怖感) 「童貞」であることに対して、どういう対処をしていくか。撤退、欺瞞、破壊、自己改善の4つの視点から解説されている。 撤退は自分で昇華、欺瞞はテクニックを学んでモテる男に擬態する、破壊は無差別テロ、自己改善は理想の男性像への自己研鑽。 4つのモデルを通して、性行為未経験者(主に童貞)がどの道に進んでいくのか、この先どんな未来になっていくのか、童貞研究第一人者の視点で語られている。 自己改善のページにて「おのおのが自分を律し、被害者意識を捨て、鏡の前に立ち、苦痛を伴うかもしれないが、解像度を高くして自身を見つめ直さねばならない」(P186〜187)とあったが、自分にも刺さった。これが理解できず、被害者意識を捨てられず破滅におちる人もいたんだなと。それでも著者は、登場人物たちを冷笑することなく、見捨てず、真剣に向き合っている姿が素晴らしい。 某YouTube番組を拝聴しているため、著者のことは元々知っていたので読んでみたが、正直細かく分析、考察されていて読み応えたっぷりだった。面白かったです。
ふじこ@245pro2026年3月6日読み終わった日本の童貞率がそんなに高いわけがない。憤りから始まった研究は、日本の童貞率の高さを裏付ける結果となってしまった。4人の男性のケースを通して多角的に童貞を研究した一冊。読みながら、まさに見えない霧の中をずっと歩いているような感覚があった。この本はいったいどこに着地するのだろう。どうやったら童貞を卒業できるかは書かれていない。だが、最後まで読み通せば光はきっと見えてくるはずだという確信がたしかなものになっていく。ぐんぴぃさんのあとがきも含めて素晴らしかった。













