生命式 (河出文庫)

58件の記録
ちょび@greenapple42026年9月25日読み終わった@ 自宅私にとっては『コンビニ人間』以来の村田ワールドでした。 12の短編からなる登場人物たちは何か「社会のコード」「常識」に違和感を持ちつつちょっとしたきっかけが引き金となり、いとも容易くブレイク・スルー(つまり逸脱)していく。 自分も、社会的に「良い」とされるコードに手が届かないことが幾つかある。 それらをコンプレックスに感じたり、何となく嘘で胡麻化したり。 この本は「もっと自由になれよ!本当の自分のままで!」と言ってくれているようだ。 この中では『素晴らしい食卓』という短編が一番好きでした。元来違う人間がお互いを認めるとは「違い」を許容し、安易に価値観を共有(強要)しないこと、認め合う上で何も共有する必要などないのだ、と読みました。 そして妹のキャラが可愛いんだ、これが。






みや子@miya19892026年9月25日買った読み終わった初速がすごい。エンジンかかった瞬間には最高速度に到達してる。Gのかかり方エグいわ。パワーワードの連続すぎて目回る 描かれている光景は果てしなく悍ましいのに、頭に浮かぶ光景は恐ろしく美しい。生命式の最後の海のシーン然り、素敵な素材のベールのシーン然り そう、美しかった。狂気だけじゃなくて、12編ある短編の中にはただただ美しいだけの話もあって、村田沙耶香ワールドの新しい一面を見た気がする でもまあ、うん、狂気に満ち満ちた話もあって「さ、さすが…っ」ってなったのも事実 「夏の世の口付け」、「二人家族」みたいな静かな作品の後に「ポチ」とか「パズル」読むと落差激しくて普通にひっくり返る 2冊通して短編集読んで思ったけど、短いけれど濃い世界を何個も堪能できるのは良いところかもしれない。短編には短編の面白さがあるとしっかり理解できた。これからは短編集も進んで読むようにしよう パズルで思ったけど、描写がまじで生々しくて本気でリアルに想像できるし何なら臭いも温度も強制的に想起させられる。入り込むくらい熱心に読んだらまじで一緒に胃の中のもの大噴射するルベルの表現 あと、印象的なフレーズとか言い回しも多い。一回読んだら忘れられない てか、12編通して寸分の温度差もなく同じレベルの世界観と狂気を産み出せるのってどういうこと。凄い通り越して恐い 私は小説家の先生たちを神様だと思っている。だって、一つの世界を隅々まで構築してそれを文章にして送り出してるわけじゃん。なら神様だよなって それで言うと村田沙耶香先生も勿論神様なんだけど、とんでもない神様だよなって。正道からは外れてるけど、でも強烈に魅き付けられて離れられなくなるタイプの神様。狂信者が沢山いるような感じの。入信したら自分の意思では絶対抜けられない もんのすっっごい世界を連続で堪能して割と精神的にも疲労感感じるけど、でもそれが嫌じゃないんだよなー。村田沙耶香先生の本はこれで三冊目だけど、刊行されてる本全て読みたくなるくらいには好きになってる でもその前に、世界99読む前に、少し別のゆるい感じの本読んで精神落ち着かせよう

ドッグストエフスキー@dogstoevsky2026年9月5日読み終わったゆる言語学ラジオで水野さんが薦めてたので。 村上春樹と大江健三郎を除くと、久々の日本文学で、すべての作品が単刀直入に話に入られるようで、気後れした。でもこれは私が慣れてないからかな。 『素晴らしい食卓』の気まずい雰囲気に笑った。村田沙耶香の発想ってそこまで変ではないけど、同じテーマを繰り返し書き続けられるのが執念だと思う。結構笑えるタイプの作品を書く人。 『街を食べる』、一見自然回帰的なんだけど、実際は子供回帰なんだと思う。村田作品には「なんでみんな大人になってつまらんくなってもうたん?変わってもうたん?」という悲哀が通底している。


- コー@koobs-books2026年8月22日買った読み終わった読んでなかったのもあったから読んだけど、純文学って枠組みの人だけど、構成はエンタメ何だよな。 初期のやつはもう少し世界に馴染めない結末が印象的だけど、このへんから世界と馴染んだラストが増えていくるのかな?
Matilde@i_griega_20252026年8月4日読み終わったどの話もどこか少しずつ狂っているけど嫌なズレ方ではなかったかな。 「孵化」は特によかった。 誰でもそうだろう、というところがデフォルメされてるおかしさがあったし、解決策がナイスで思わず笑ってしまった。
- Alice@Alice12342026年7月6日読んでる読み終わった「街を食べる」 急に怖くなるじゃん。異常なものを書くのがうますぎる。食事の描写が多いかも。生命式もそう。 「孵化」 「キャラクター」はコミュニティのなかでエスカレートする。ペルソナってやつ?というよりは人格かも?仮面の中身がなくなる感覚。本当の自分は?最小人数のコミュニティである「夫婦」、そこでもキャラクターでいるのだろうか?みんなそうなのだろうか。

さんがつ@nepipi2026年6月27日読み終わった立て続けに村田沙耶香さん作品。 短編だけど、立て続けのせいでちょっとお腹いっぱい感があったけど、後半のお話からまた一気によめた。 読み始めはあり得ないと思いながら、最後は、あるかも…と思わされるのがいい。



しの@shino_mdrm2026年6月18日読み終わった空いた時間につまんでいたものを、一年越しくらいで読み終えた。 表題の「生命式」と「かぜのこいびと」がダントツで好き。正しさってなんだろね。 殺人出産もだけど定期的に村田さんの本読みたくなる。

サレンダーマン@SurrenderMan2026年5月21日読み終わった体の内側。心にジワジワと水が溜まっていく。そんな不安さと、これからくるであろう幸にも不幸にもなりえる暗示。 美しい文章で心を削られる。けれど、心地よい作品でした。


カミーノアン@kaminoan36992026年5月7日読み終わった心に残る一節読書メモ感想村田沙耶香本書は、村田作品で執拗なまでに描かれてきた「正常とは何か」「人間はいかに環境へ適応してしまうのか」というテーマが、短編という形式の中で鋭く凝縮された一冊である。 「世界99」へとつながる「孵化」や、「消滅世界」を思わせる価値観が展開される表題作など、作品同士の連なりが感じられる点も興味深い。「ポチ」のような、SFホラーともコメディともつかない奇妙な味わいの作品が読めるのも、短編集ならではの特徴である。 現在の感覚では到底受け入れ難い価値観が「正常」として共有されたとき、人間はどのように変化していくのか。その問いをめぐる思考実験としても読める。「正常は発狂の一種」という言葉が強く胸に残る。









茶辿@kiSaten21122026年4月23日読み終わった感想これも東京旅行で読み切った作品 ただ前々からゆっくり読んでて旅行中に読み切った感じ タイトルの「生命式」をはじめ常識や価値観が異なる世界、人々を描いた短編集 だが全作を通じて、その中に不思議と己の気配を感じてしまう 特にタイトルの「生命式」と最後の「孵化」が個人的なお気に入り 「生命式」はまさにこの短編集の1作目にふさわしい 死した人間を料理し食すという私たちと乖離した倫理観の世界を描く今作をイカれた世界と一蹴するのは簡単 でも私たちも自分たちの世界の正常に染まろうとして無自覚におかしくなっているのかもしれない 時代が進み価値観も多彩に変化してしまう現代、その刹那に生きる私たちに呼びかけてくれる作品 「孵化」はコミュニティに『呼応』して様々な自分、ペルソナを使い分ける主人公を描く 『呼応』し上手く立ち回れてる一方、本当の自分からは遠ざかってしまう、そもそも本当の自分なんていたのか 他作とは違いユーモアを交えつつ、どこか迷子になっているような主人公が悲壮にも淡々と描かれて不思議なバランスで好き 村田沙耶香さんは「コンビニ人間」しか読んだことなかったけど、独特な世界観の物語は読み物として純粋に面白いし、どの作品にも奥底に深いテーマのようなものがあって、毎回読者に問いかけてくる作風がある気がする 「消滅世界」や「信仰」もぜひ読みたい!




ゆう@morishoko2026年3月6日読み終わった初めて読む村田沙耶香さんの本。怖いもの見たさ、みたいな感じでどんどん読み進めてしまう。奇抜なアイディアだけじゃなく、それをいちばん効果的に伝える工夫や上手い構成だなと感心した。 こういうテイストのものって、世にも奇妙な物語のおかげか耐性はあるなーとも思った。

yoji@yo_iam2025年12月30日買った読み終わった大学生になって初めて読み終えた1冊。 中学生の頃読んだ「コンビニ人間」と同じ著者と気づかず、読了後気づく。 ここから村田沙耶香が好きになった。
敗荷@sibue_fjodor_2025年8月29日買った読み終わった全編に通ずるのは、はたして黒色と白色は共存できるのか?、というテーマである。折衷としての灰色ではない、もう一つの(あるいは複数の)色彩可能性が、正常/発狂の撹乱の彼方に。


敗荷@sibue_fjodor_2025年8月28日読み終わった全編に通ずるのは、はたして黒色と白色は共存できるのか?、というテーマである。折衷としての灰色ではない、もう一つの(あるいは複数の)色彩可能性は、正常と発狂のあわいの彼方に。



ぶんちゃろふ@book_mylittlepig2025年8月2日読み終わった借りてきた図書館本コンビニ人間よんでぞっとしてからずっと読めてなかった村田作品。 生命式の「正常は発狂の一種でしょう?この世で唯一の、許される発狂を正常と呼ぶんだって僕は思います」のセリフがよい。 孵化、のコミュニティによって人格が変わる感じも良い。手元に残しておきたい本かも。





































