生命式 (河出文庫)

43件の記録
サレンダーマン@SurrenderMan2026年5月21日読み終わった体の内側。心にジワジワと水が溜まっていく。そんな不安さと、これからくるであろう幸にも不幸にもなりえる暗示。 美しい文章で心を削られる。けれど、心地よい作品でした。


カミーノアン@kaminoan36992026年5月7日読み終わった心に残る一節読書メモ感想村田沙耶香本書は、村田作品で執拗なまでに描かれてきた「正常とは何か」「人間はいかに環境へ適応してしまうのか」というテーマが、短編という形式の中で鋭く凝縮された一冊である。 「世界99」へとつながる「孵化」や、「消滅世界」を思わせる価値観が展開される表題作など、作品同士の連なりが感じられる点も興味深い。「ポチ」のような、SFホラーともコメディともつかない奇妙な味わいの作品が読めるのも、短編集ならではの特徴である。 現在の感覚では到底受け入れ難い価値観が「正常」として共有されたとき、人間はどのように変化していくのか。その問いをめぐる思考実験としても読める。「正常は発狂の一種」という言葉が強く胸に残る。









茶辿@kiSaten21122026年4月23日読み終わった感想これも東京旅行で読み切った作品 ただ前々からゆっくり読んでて旅行中に読み切った感じ タイトルの「生命式」をはじめ常識や価値観が異なる世界、人々を描いた短編集 だが全作を通じて、その中に不思議と己の気配を感じてしまう 特にタイトルの「生命式」と最後の「孵化」が個人的なお気に入り 「生命式」はまさにこの短編集の1作目にふさわしい 死した人間を料理し食すという私たちと乖離した倫理観の世界を描く今作をイカれた世界と一蹴するのは簡単 でも私たちも自分たちの世界の正常に染まろうとして無自覚におかしくなっているのかもしれない 時代が進み価値観も多彩に変化してしまう現代、その刹那に生きる私たちに呼びかけてくれる作品 「孵化」はコミュニティに『呼応』して様々な自分、ペルソナを使い分ける主人公を描く 『呼応』し上手く立ち回れてる一方、本当の自分からは遠ざかってしまう、そもそも本当の自分なんていたのか 他作とは違いユーモアを交えつつ、どこか迷子になっているような主人公が悲壮にも淡々と描かれて不思議なバランスで好き 村田沙耶香さんは「コンビニ人間」しか読んだことなかったけど、独特な世界観の物語は読み物として純粋に面白いし、どの作品にも奥底に深いテーマのようなものがあって、毎回読者に問いかけてくる作風がある気がする 「消滅世界」や「信仰」もぜひ読みたい!


ゆう@morishoko2026年3月6日読み終わった初めて読む村田沙耶香さんの本。怖いもの見たさ、みたいな感じでどんどん読み進めてしまう。奇抜なアイディアだけじゃなく、それをいちばん効果的に伝える工夫や上手い構成だなと感心した。 こういうテイストのものって、世にも奇妙な物語のおかげか耐性はあるなーとも思った。
yoji@yo_iam2025年12月30日買った読み終わった大学生になって初めて読み終えた1冊。 中学生の頃読んだ「コンビニ人間」と同じ著者と気づかず、読了後気づく。 ここから村田沙耶香が好きになった。
敗荷@sibue_fjodor_2025年8月29日買った読み終わった全編に通ずるのは、はたして黒色と白色は共存できるのか?、というテーマである。折衷としての灰色ではない、もう一つの(あるいは複数の)色彩可能性が、正常/発狂の撹乱の彼方に。


敗荷@sibue_fjodor_2025年8月28日読み終わった全編に通ずるのは、はたして黒色と白色は共存できるのか?、というテーマである。折衷としての灰色ではない、もう一つの(あるいは複数の)色彩可能性は、正常と発狂のあわいの彼方に。



ぶんちゃろふ@book_mylittlepig2025年8月2日読み終わった借りてきた図書館本コンビニ人間よんでぞっとしてからずっと読めてなかった村田作品。 生命式の「正常は発狂の一種でしょう?この世で唯一の、許される発狂を正常と呼ぶんだって僕は思います」のセリフがよい。 孵化、のコミュニティによって人格が変わる感じも良い。手元に残しておきたい本かも。































