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蔭山
蔭山
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@kie_doors
定有堂教室の読書会で取り上げられた本 システムの外に出ていく本 気ままに読んだ本
  • 2026年2月9日
    木になった亜沙
    『木になった亜沙』『的になった七未』『ある夜の思い出』三編収録。どれもユニークな話の導入でニヤニヤしながら読み進む。そしてどれもパッピーエンドだけどブラックな気配も漂うというなんとも絶妙な終わり方で、すばらしい一冊。
  • 2026年2月7日
    文庫 星の子
    文庫 星の子
    終わり方が、最初「イマイチだな」と思った。いや、でもしかし、じゃあ私はどんな終わり方を期待していたんだ?と自問し、新興宗教にハマってる両親に愛されている主人公の書かれなかった将来を考えたりして、こう読者を考えさせるということは良いラストだったのか?と思い直したり。
  • 2026年2月7日
    こちらあみ子 (ちくま文庫)
    あみ子がこの世から迫害されてしまわないかハラハラしながら読んだ。解説で町田康が「一途に愛する者は、この世に居場所がない人間でなければならない」と書いていて、そうか…。 本書収録の短編『ピクニック』も『こちらあみ子』と趣き変わって、へんてこりんだけど面白かった。
  • 2026年2月3日
    戦争の犬たち 下 (角川文庫 フ 6-4)
    戦争の犬たち 下 (角川文庫 フ 6-4)
    奇襲のための武器や船の準備、武器商人らとの駆け引き、武器を使う訓練など、地味な準備も丹念に描かれていておもしろかった。ラスト、主人公シャノンの信念と正義に胸が熱くなる。
  • 2026年1月27日
    琉球処分
    琉球処分
    琉球が粘り強く日本と中国の「両属国」にこだわったのに対し、日本は東アジアの国家観から抜け出て西欧から入ってきた主権国家と領土拡大の理論をさっさと身につけ併合を迫った。この意識の違いは何だろう?幕末から明治維新、台湾出兵、日清戦争にも興味が出てきた。 そして琉球王国の消滅が決して昔のことではなく、ロシアとウクライナの戦争、グリーンランドの領有に意欲的なアメリカなど、なんとなく重なるような出来事もあり、大国が小国を飲み込んでいく様と翻弄される人々はいつの時代でもあることなんだと思った。
  • 2026年1月20日
    犬婿入り (講談社文庫)
    『ペルソナ』『犬婿入り』短編小説二編収録。二つとも不可思議な話だけど、弟と一緒にドイツに留学している日本人女性が主人公の『ペルソナ』は、政治家も臆面もなく排外的な発言する昨今、特に鮮烈だった。
  • 2026年1月14日
    そして誰もいなくなった
    そして誰もいなくなった
    集められた客人たちの殺されていった順番が気になった。最も罪深い者を残しながら殺していく方針だったそうだが、「私なら殺す順番はどうするかな」などと考えてみたり。
  • 2026年1月11日
    毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ
    毒婦たち 東電OLと木嶋佳苗のあいだ
    ガールズトークのような軽やかさと面白みがありながら、さすが専門家として女性を見てきたお三方の発言は鋭く、刺激的だった。
  • 2026年1月8日
    孤独への道は愛で敷き詰められている
    『自分以外全員他人』の前日譚。「ダメ」とは言いたくないが、でも「そういうところがダメなんだよ!」と突っ込みたくなるような主人公のセリフの数々にヤキモキした。
  • 2026年1月7日
    戦争の犬たち 上 (角川文庫 フ 6-3)
    戦争の犬たち 上 (角川文庫 フ 6-3)
    イギリスの鉱山会社がアフリカの某国に未開発の鉱山を発見。独占開発するため国家転覆を企て、傭兵に依頼する話なのだが、読んでいる最中にアメリカのベネズエラ攻撃が起こり震撼。
  • 2026年1月2日
    破砕
    破砕
    2本の大きな木の間に渡されたロープにぶら盛り(木も自力で登った)懸垂30回、さらに片手でぶら下がらせてからさらにそのロープに座るよう指示(ロープにナイフを投げられながら)される他、奇襲攻撃など厳しい殺し屋の訓練を受けながらもボスへの思慕がにじんでる女性主人公…。
  • 2026年1月2日
    毒婦。 木嶋佳苗100日裁判傍聴記
    午前は何もしてなかったのに午後からの法廷には毛先をカールさせて現れる、午前はピンクで午後はブルーのタオルハンカチ、たいてい出廷する被告人の足元はスリッパなのにつま先の開いたヒール付きのサンダルを履いている、裁判中に足首の体操をしている、など木嶋佳苗という特殊性と笑いが許されなさそうな裁判での滑稽なやり取りのリポートがおもしろかった。
  • 2025年12月30日
    ダーウィンの呪い
    ダーウィンといえば進化論、ガラパゴス、自然選択…と大変貧しいキーワードしか思い浮かばなかったけど、この本を読んで統計学などの数学分野の発展、優生学の発展からナチスの所業を経ての衰退など、ダーウィンの意思を超えた、もはや「呪い」を受けているとも言える後世の人間の行いの数々を概観できた。
  • 2025年12月28日
    BUTTER
    BUTTER
    「(前略)ロックだよね、掃除とか料理ってさ。愛情や優しさじゃなくて、一番必要なのは、パワーっていうかさ…。なまくらな日常にのみこまれないような、闘志っていうかさ…」(中略)「そう、ロックロック!!権力への反発だよ」(中略)「こんな不平等でギスギスした世の中だから、自分の暮らしや自分の周辺くらい、自分を満足させるものでかためて、バリア張って守りたいって思うじゃん。お金かけなくても、工夫したり、手間かけたりさー。それに、その時、食べたいものを、自分の手で作り出せるのは、面倒な時もあるけど、楽しいよ」p362より 家事はロック。先鋭的だけど、そう思ったらなんか前より楽しく家事できそう。
  • 2025年11月22日
    絶縁
    絶縁
    村田沙耶香の『無』を読む。最初は笑って読んでいたが、自立した人間として社会の中で生きるのに必要な前提さえも揺さぶってくるような恐怖を感じた。
  • 2025年11月21日
    自分以外全員他人
    中学生の頃、太宰治の『人間失格』を読んで「これ、私だ…」と思った。中年の今、『人間失格』を読んで作家を志したという西村亨が書いた『自分以外全員他人』を読んで「これ、私だ…」と思った。
  • 2025年11月19日
    アファーマティブ・アクション
    2025年11月の「読む会」の本。「積極的差別是正措置」と訳されるアファーマティブ・アクション。具体的には入試、就職、昇給試験の際に人種、出自を考慮するなど。黒人をはじめとした人種差別問題が根強いアメリカでのアファーマティブ・アクションの歴史を書いた本書。それに関した政策や訴訟を通して「自由」「公平」「競争」というアメリカ人的精神も学べる。
  • 2025年11月15日
    破果
    破果
    この表紙のインパクトに惹かれて手に取ってみた。この道一筋45年の殺し屋の女性(65)が主人公。しかし老いには勝てず、引退も頭をよぎる今日この頃。続きが楽しみ。
  • 2025年11月8日
    私説聊斎志異
    『聊斎志異』の作者、蒲松齢は19歳で科挙を受験するも落第し、その後50歳過ぎまで受け続けるがついに妻から「もうやめろ」と言われ、合格することはなかったという。そんな蒲松齢の怨念願望も影響しているらしい『聊斎志異』を大学浪人の経験もある著者が50歳を過ぎて自己と重ねあわせながら描いた小説。蒲松齢も安岡章太郎も立派な仕事を残されたわけだか、作中で描かれるうだつの上がらなさに妙に共感…。
  • 2025年11月1日
    受け手のいない祈り
    交通事故で、人が車に轢かれて何mも引き摺られたという報道をたまに聞くけど、引き摺られた人はどうなるか、ここに書いてある。 人は二日三日ろくに寝ずに働くとどうなるのか、ここに書いてある。 胃潰瘍、小腸に開いた穴、目の前の「見える」人体を科学的に処置する医師の姿と、食べ物が喉を通らない、眠れない、微熱状態が続くなどの極度の疲労を溜め込んだ彼ら自身の身体の中身と発狂寸前の精神の対比を興味深く読んだ。
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