

蔭山
@kie_doors
定有堂教室の読書会で取り上げられた本
システムの外に出ていく本
気ままに読んだ本
- 2025年10月4日
- 2025年9月30日青い落ち葉キム・ユギョン,松田由紀,芳賀恵読み終わった北朝鮮から脱北した作家の短編小説集。北朝鮮の農村での話、脱北者視点の韓国での暮らしの話、脱北途上の中国での話、色んな切り口で北朝鮮出身者の苦難、懊悩が書かれていて興味深く読んだ。
- 2025年9月27日
- 2025年9月17日ジョゼと虎と魚たち田辺聖子読み終わった収録作品のひとつ『恋の棺』の主人公・宇禰、大人の余裕ぶっこいて物語は終わっているけど、実はこの後泥沼になるんじゃないかと私はにらんだ。 『荷造りはもうすませて』、身をよじって読んだ。
- 2025年9月13日メメントラブドール市街地ギャオ読み終わった「私」にはいくつか顔がある。マッチングアプリでノンケの男を釣って喰っては「たいちょー」として行為シーンを裏アカに上げ、平日昼間はSIer企業の院卒若手正社員「忠岡」として労働しながら、新宿区住まいの家賃のために「うたちょ」の姿で男の娘コンカフェのキャストとして立つ元“高専の姫”ポジションー(帯分より) この時点で目まぐるしい生活をしているらしい主人公にくらくらするのだが、 チー牛という概念が生まれて、それまで曖昧だった情けなさに輪郭が与えられて、本当に良かったと思っている。そういう男たちには一生ジェネリックコンバースみたいなスニーカーを履いていてほしいのに、最近のチー牛たちはちゃんとウォーキングシューズじゃないほうのニューバランスや型落ちしたエアマックスなんかを履いていて小賢しい。(5ページ目より) 店を出て二秒でもち助に撒かれて、別に一緒にタク乗りたいなんて思ってなかったしそもそも私チャリだし、でもちゃんと不愉快さが勝つ。(44ページ目より) 住んでいる文化圏が違うので「共感」というのではないけれど、主人公が自身の感情の機微を斬新な言葉遣いでつぶさに掬い上げていて面白かった。
- 2025年8月15日朝鮮短篇小説選(下)三枝壽勝,大村益夫,長璋吉読んでるNHKラジオ高橋源一郎と読む「戦争の向こう側」で李箱の『翼』が紹介されていた。放送では翻訳家の斎藤真理子さんがゲストで、彼女が翻訳した光文社古典新訳文庫を源一郎さんが一部だけど朗読された。それを聴いてあまりに不思議な文章に衝撃を受けた。うちに積読していた本作に長璋也さん訳で『翼』が収録されていたので全部読んでさらに衝撃。
- 2025年5月16日
- 2025年5月16日信仰村田沙耶香読み始めた帯文にある「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」と言った男のゴミ野郎ぶり、「好きな言葉は「原価いくら?」」の主人公の想像以上のクレイジーぶり、伏兵の同級生の化けっぷり、鼻の穴の美白という創造、すんごい濃密な50ページ。
- 2025年5月5日しろいろの街の、その骨の体温の村田沙耶香読んでる
- 2025年4月29日
- 2025年4月26日
- 2025年4月21日
- 2025年4月13日
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