聖なるズー
12件の記録
- ちひろ@kudo-91122025年12月9日読み終わった今まで一緒に居てくれた動物たちに対して、性的な感情を持ったことはない。でも兄弟・姉妹であり、家族であり、かけがえのない存在であったことは確かだ。 この本を読んで、動物たちを人と同じように愛して生涯を共にするパートナーとする人たちが存在していることを知った。それを気持ち悪いとは全く思わなかった。自分のセクシュアリティをさらけ出し、パートナーと生涯ともに過ごす彼らをとても尊敬する。



碧衣@aoi-honmimi2025年11月30日読み終わった動物性愛は獣姦と何が違うのか、種族の違う者同士が心を通わせ、愛し合うことは可能なのだろうか。 そもそも、同じ種族であるヒト同士は本当に心を通わせ合っているのだろうか──。 長い間、性暴力の被害に遭って来た中で恋人としての愛情とそれに絡まる性愛の意味が分からなくった著者が動物性愛について調査するために赴いたドイツで世界唯一の動物性愛者の団体に所属する動物性愛者(通称ズー)との交流を始める。 ズーたちは何よりもパートナーである動物との対等性を何よりも大切にし、言葉を持たない彼ら彼女らとの中で生じ、発見されるやり取り(=パーソナリティ)に魅了される。 そして、パートナーである動物を愛玩動物として「子供視」するのではなく、性的欲望を持つ成熟した存在として丸ごと受け止める。 ズーの中には生まれながらのズーと、後にズーになっていく人がいる。 生まれながらのズーは読んでいると何かの手違いで人間に生まれて来てしまった動物のような哀愁を感じ、後にズーになる人の自身のセクシャリティを決めるという考えは私にとっては目からウロコだった。 そんなズーたちの世間の風当たりは強く、動物性愛は精神疾患のひとつとして捉えられている。 最後まで読んでみても私にはズーと動物が心を通わせられてるかについては半身半疑だった。 それは言葉を持たない動物たちの本心はこちらには分からないからだけど、同じ言葉を使うヒト同士でもその人の本心が理解出来たとは言い難い。それはむしろ言葉がある故なのかもしれない。言葉はいくらでも取り繕えてしまうから。 そして私自身が誰かと心を通わせられたという実感がないのもあるのだと思う。著者と同じように純粋に動物を愛するズーたちに対しての羨望があるのかもしれない。
( ˘ω˘ )@nnn2025年10月30日読み終わった面白かった!というのが適切かわからないけど、大変興味深く読んだ。「正欲」思い出しますね。 私はなぜか性的指向にはわりとフラットな気がするので、動物とセックスと言われても(どうやって…?)という疑問こそあれ、頭ごなしにアブノーマルだとか気持ち悪いとかとは思わない。大変ですねとは思う。でも読み始めた頃はまだあまりピンときてなかったんだろうな、と終盤気づく。たしかになぁ、どうして動物の性には鈍感でいられたんだろう。
とりもも@torimomo2062025年8月3日読み終わったウコチャヌプコロの本見つけたwww の軽いノリで手に取った本 とんでもないエッセイだった 朝井リョウの正欲を読んだ時も思ったけれどアブノーマルな関係も互いに幸せならいいよね でも互いに幸せってどうやって決まるのかな もう私にはなにが正しくてなにが不幸なセックスかわからないよ みんなもどうか読んでください


- 村崎@mrskntk2023年11月1日めちゃくちゃおもしろかった。著者は20人ほどのズーと実際に会って話を聞いてるんだけど、相手とパートナーである犬たちのことを知ろうとしているのがわかるから、人間の代替としてではなく動物だからこそ愛せるという言葉がなんか腑に落ちた。 (「行儀がよすぎる」側面もあるにしろ)性のこともひっくるめて動物と向き合う姿はたしかに愛という言葉がぴったり合うなあと思った。とても興味深い本だったので、関連書籍ももっと読みたい









