

( ˘ω˘ )
@nnn
ネタバレは書きませぬ
- 2026年8月23日
In Love 認知症で安楽死を望む夫とスイスで最後の五日間エイミー・ブルーム,神崎朗子読み終わった鬱状態でないことや「判断力」があることを示す医師からのお墨付き、あらゆる書類、複数回の面談に金銭的な負担。仕方のないことではあると思うけど、安楽死の許可が下りるハードルの高さ。その間にもどんどん症状は進んでしまう。生きる権利、死ぬ権利ってなんでしょうね。 話が行ったり来たりするから「最後の5日間」がボヤけるし、やや不完全燃焼な読後感だったけど、邦題に引っ張られ過ぎたんだな。原題のとおり、愛と喪失の記憶だと思えば構成にも内容にもしっくりくる。 - 2026年8月16日
- 2026年8月15日
哀しいカフェのバラードカーソン・マッカラーズ,山本容子,村上春樹読み終わったマーヴィン・メイシーが一番まともまである。理解可能というべきか。読後は困惑、圧倒されるしインパクトもすごい…好きではないけど… - 2026年7月19日
カタロニア讃歌ジョージ・オーウェル,George Orwell,都築忠七読み終わったスペイン市民戦争に「ファシストと戦うために」参加したオーウェルのルポタージュ。めちゃくちゃ前線で戦ってるし死んでてもおかしくない大怪我もしてる(首を撃たれるとどうなるかが本人談で読める)。そんな緊迫した日々ではありつつ、スペインの気質なのかなんかちょっとまったりしてるところもあってどんどん読んじゃう面白さがあった。 “真黒の髪をした村の少女はみな生き生きとしたすばらしい連中だ。からだを振って威勢よく歩き、人間としてものおじしない、しっかりした物腰は、おそらく革命の副産物であろう。” いつだったか古本市で購入。いろんなところからいろんな訳が出てるのね。これは1938年の初版をベースに、全集版で採用された本人の訂正に原則従っているとのこと、あとがきでの解説充実度も高くて(この戦争、複雑すぎる…)良い買い物だった〜! - 2026年7月12日
羊式型人間模擬機犬怪寅日子読み終わった幻想文学好きとしては大好きな世界観。浮世離れしていて美しい。家系図助かる。一族が暮らすお屋敷?の描写や、「わたくし」がこなすさまざまな仕事の様子が読んでいてたまらない。とりあえず今年今のところベスト、と序盤から感じてたのに、ハヤカワSFコンテストの選評は結構微妙でびっくりした。ぶっ刺さってる読者がここにいますよ!!! - 2026年6月28日
翻訳夜話 (文春新書)村上春樹,柴田元幸読み終わった「翻訳」について考えるの大好き。興味が尽きない。 翻訳が大好きという共通点はありつつ、おふたりのスタンスも、当然ながら訳文が纏う雰囲気も全然違うから面白い。 先日柴田さんにお会いできてすごく嬉しかった。言葉選びが柴田さんだァ〜!って感動しちゃった。 - 2026年6月23日
- 2026年6月13日
障害文学短編集(997)W.フォークナー、E.ギャスケルほか,石塚久郎読み終わった幅広い「障害」をテーマにした19-20世紀半ばの英米文学アンソロジー。「足の不自由な者は先に入ってよい」「あの子」が特に好み。「偽善と本音」が共通しているかも。 - 2026年5月24日
酒を主食とする人々高野秀行読み終わった表紙の少年が持つペットボトル、その中身こそが「スーパーフード」パルショータ。液体(しかも酒)が主食でありながら写真で見てもわかるように別にガリガリに痩せてるわけでもなく、むしろ近辺の民族より体格が良く健康らしい。味噌的という表現がしっくりくる発酵食品(?)で、読み進めていくにつれだんだんなんだかこっちも固形物に胃もたれしてくるような感覚に。帰国後しばらく大変だっただろうな… - 2026年5月7日
彼の左手は蛇中村文則読み終わった(ネタバレなしでなにか書くのが難しい) まだ今なら違う道にも行けると逡巡したとき、狂気の側に背中を押したのがたまたまその時居合わせただけの他人への怒りだったというのがなんだかすごくリアルで良かった - 2026年5月1日
救われてんじゃねえよ上村裕香読み終わった読んでるだけでこのしんどさ、当事者はいかばかりか。でも暗いわけではなく、同情とか共感とか求めてるわけでもない、強い。今こういう境遇にある人が身近にいたとして、私だったらどうするだろう - 2026年4月30日
読む。生きるための読書養老孟司読み終わった自分のことを曖昧なウチとソトの境界になっている塀の上を歩いている人と称する養老さん、猫みたいでいいな。 書かれて20年以上経った話の再編集だというのに、全然ブレてないし石油の話なんてまさに今クリーンヒットしている。 “乱暴な感想を許す小説とは、頑丈な文学である。それが大切なので、弱い文学は人生の頼りにはならない。” - 2026年4月12日
研修生多和田葉子読み終わった1982年、ハンブルクの書店に研修生として派遣された22歳の「わたし」(会話が多いのに、名前は呼ばれないしそこに不自然さはない)。好奇心旺盛にいろんな人と話したり出掛けたり、その中で一つ一つは大したことのない小さな傷が、積み重なってつらくなってどうしようもなくなるその感じ、すっごくわかる。 生活に、言葉に、だんだんと慣れていく様子は眩しいし、時折仄めかされる数十年後にはちょっと切なくもなって、すべてひっくるめて愛おしい。多和田さんの使う言葉は雨露のように静かに輝いている。 “日曜日は会社へ行くこともできず、町中の店という店は閉まり、「わたし」だけがわたしの元に残る。その「わたし」には違和感があり、コーヒーをいれて飲んでも、ジャムをたっぷりのせたパンを食べても、ここにいる「わたし」が他人のような気がする。” - 2026年3月14日
火星の女王小川哲読み終わった途中まで面白かった、が正直なところ。 つくづく小川さんは頭が良いんだな…というのはひしひし伝わってきた。地球から火星に行った人も、距離が生まれると地球人にとって「火星人」になってしまうというのはものすごくリアル👾 - 2026年3月8日
誰が星の王子さまを殺したのか?ミシェル・ビュッシ,平岡敦読み終わった飛行士のヌヴァンと、星の王子さま大ファンの探偵見習いアンディが、「誰が星の王子さまを殺したのか?(誰がサン=テグジュペリを殺したのか?)」の謎を追うミステリ。おもしろかった! 星の王子さま、かわいい挿画が先行してすごく商業的に取り扱われているからちょっと苦手だった。狐の有名なあの言葉も陳腐化してる気がして。この本の中で出てくる解釈は腑に落ちて、改めて読み直そうかなと思った。 - 2026年1月31日
さいわい住むと人のいう菰野江名読み終わった私はどちらかと言えば桐子のような人間だから、百合子のしなやかな強さが眩しかった。おいなりさん食べたくなる〜〜〜! 読んだ感じから想像するよりも作者の方が若くてびっくり。 - 2026年1月18日
4 3 2 1ポール・オースター,柴田元幸読み終わったゆっくりじっくり読みたい気持ちと、面白すぎてどんどん読みたい気持ちとの間で葛藤しながら去年からなるべくちまちま読んだ。あぁ終わっちゃう、やだやださびしい!と思いながら読み終わった。 枝分かれしたたくさんのif、その大きな木そのものが人生であり世界。激動の1960年代アメリカを駆け抜けていくアーチーを見守り、一緒に喜んだり呆然としたり悲しんだり、まさしく柴田さんが言うように物語宇宙に耽溺した贅沢な日々だった。仕掛けつきのこの作品を初見で読む経験はもうできない。 “本がこういうものになれるんだったら、人間の心と頭と世界をめぐる心の奥底の感情とに対し小説にこういうことができるんだったら、ならば小説を書くことこそ人生で為しうる最良の営み。絵空事の物語が、楽しみだの気晴らしだののはるか向こうまで行けることをドストエフスキーは教えてくれた。” - 2025年12月29日
ニホンという病名越康文,養老孟司読み終わった好きなお二人の対談本。2022年〜2023年の対談をまとめたものだけど、南海トラフ地震を見据えてどう変わっていくべきかなんて話もしていて、自分が変わることで社会もひとりでに変わる、を実現できたらいいなと思うなど。 “なんでも原因があるという浅薄さが、僕らの生き方をものすごく陳腐にさせている” - 2025年12月28日
- 2025年12月14日
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