嫉妬論~民主社会に渦巻く情念を解剖する~ (光文社新書)

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amy@note_15812025年3月20日かつて読んだ感想「嫉妬」という感情を紐解いた書籍はたくさんあるけれど、この本のように政治的な面から分析しているものはめずらしいと思う。だいたいは心理学や哲学系の分野で、嫉妬が思考や行動にどのように影響するかが書かれている けれどもこの本は嫉妬とは何かを検討したあとで思想史において思想家が嫉妬をどのようなものと考えているのか、そして嫉妬はコミュニティでどのように変化するか、また現代の民主主義において嫉妬はどう作用するのかを様々な人の定義や言葉を引き付けながら書いている本。当たり前だけれど人間は理屈によってのみ動いたり考えたりしているわけではなく、嫉妬をはじめとする種々の感情があり、それを無視して理屈のみによって政治的な訴えを起こすことの困難さが理解できた
こけしちゃん@kokeshichan1900年1月1日読み終わった自己啓発系かと思って買ったら、古今東西の哲学者による嫉妬についての言説を集め分析した哲学書だった。最後政治思想と嫉妬をからめ、排外主義を分析しているのが面白かった。 自分の嫉妬心をどうにかしたくて読み始めたが、総じて碌な結果を引き起こしはしないとわかった。逃れられない心の動きだが、メカニズムや行き過ぎた嫉妬心の帰結を知ることで自制しようと思えたので、読んでよかった。






