掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集
36件の記録
M市のR氏@aoi-honmimi2026年8月13日読み終わった三度の結婚と三度の離婚を経験し、シングルマザーで四人の子供を育て、自身が書いた小説が没後11年目にして日の目を浴びる。遥か昔の芸術家のような運命をたどった著者の実体験に基づく24篇の小説集。 いわゆるブルーカラーの職種に就いていた人間が書いた小説が注目されたことに興味を持ったけれど、もともとは学校を飛び級できるほどの才女でおまけに三度も結婚できるほどの美人。正直に「なぁんだ」とがっかりしたことを否定できない。そして、作者の小説的技法のすごさも絶賛される理由も分からなかった。 だけど、物語の語り手が幼少期によかれと思ってしたことが思わず裏目に出てしまう事態には共感を覚え、アルコール依存症の祖父と母親からの暴力や学校での居場所がない絶望感から唯一、守ってくれるアルコール依存症の叔父の存在を心強く思う。そんな語り手自身もいつしかアルコール依存症となり、アルコールを求める必死さがリアルに伝わる。 鉱山町、テキサスの貧民街、召使いつきのチリの屋敷、ニューヨーク、メキシコなどで掃除婦、刑務所での創作指導、認知症の父親やガンで末期の妹の面倒を見る。この多彩な人生経験のどこまでが事実でどこまでが創作なのかは本人のみぞ知るというのはある意味壮大なミステリーのようだ。- エフワイ@sthhhhts2026年4月27日読み終わった創作なのか実話なのか。その境界も含めて魅力的。 短編は時系列に並んでいるわけではなく、時間も場所も自在に飛び越える語りに、最初は少し戸惑った。 けれど、読み終える頃には、もっと読みたいと思わされる。 壮絶な人生を背景にしながら、それをことさらに重くは見せない。 全編に通底するユーモアが印象的だった。
彼らは読みつづけた@findareading2019年7月29日かつて読んだ*読書で見つけた「読書(する人)」* 《ヘル・フォン・デッサウがゲルダとクレアと向かい合って座る。二人は一冊の本をいっしょに開いて、静かに読書している。『秋のソナタ』。》 — ルシア・ベルリン著/岸本佐知子訳「バラ色の人生(ラ・ヴィ・アン・ローズ)」(『掃除婦のための手引き書──ルシア・ベルリン作品集』2019年7月、講談社)


- 虚実書店マボロシ@maboroshi1900年1月1日読み終わったとてもよかった。 まるで隣で一緒に人生を生きているよう。 楽しい話はそれほどない。 読んでて辛くなるけど、読んでるだけなのに辛くなるなんて。
































