とるにたらない美術
8件の記録
白玉庵@shfttg2025年10月26日読み終わった好きいま問題になっているあれやこれやに思い当たる節が山盛りで、とにかく面白い。ポップアートに興味がある人はとても楽しめると思う。 まさかラッセンの論考に香月泰男が参照されるとは。クールベとかなら分かりますよ。 一見短い文章でも調査量が圧倒的で、射程は長く、思考が深い。 このようにある人から見れば、参照文献を明示せずに設定を剽窃する行為は(私は対象の作品を読んでいないが)、全く理解できないことだろう。 第三部には、学部の卒論であんなことが書けるんだと驚いた。翻って自分のゴミのような卒論に改めて赤面した。今、大学四年生に戻ったら、少しはマシなものが書けるだろうか(書けない)。





おこめ@okome_oishiine2025年9月14日読み終わったとるにたらないと言われている、感じているものがどうしてそのような扱いなのか知りたくて読み始めた。 美術が心が動くもの、と捉えると、とるにたらないとは意思がみえない美術なのかもしれない。 冒頭のラッセンはまさにとるにたらない美術として、自身の体験も思い出しながら読み進められた。 全体を通して、ラッセンの話が所々に登場し、比較として読みやすかった。



