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やえしたみえ
やえしたみえ
@mie_e0125
人が本を読む速度が、人が本を買う速度に追いつくことは、決してない
  • 2026年3月28日
    怖るべき子供たち (角川文庫 (コ2-1))
    前半の文章は美しく、後半の怒涛の勢いは面白い。退廃的で耽美、このような文章が書きたい……。 ダルジュロ、アガート、ポールの関係がなんとなく『デミアン』(ヘルマン・ヘッセ)のデミアン、ベアトリーチェ、シンクレールに似てるなーと思いながら読んだ(愛読書なので何読んでも思い浮かんでしまう)。 ポールは最終的にはダルジュロの元へ行ったんだなぁ。そしてエリザベートとポールの間に流れる感情のさも美しいこと……。ふたりでいつまでも放心し続ける姉と弟……。 ──ほんとよ。あたし妬いたの。あたし、あんたをなくしたくなかったの。あたし、アガートが大嫌い。 こんなのきょうだいで言っていいセリフじゃないよ涙 ありがとう涙(オタクすぎ感想やめてね)
  • 2026年3月24日
    身から出た闇
    普段ホラーは嗜まないから楽しめるか不安だったけど、面白かった。読み進めれば読み進めるほどに怖くなっていく感じだから、終章が一番面白く感じられたな。どれもよかったけど『裏の橋を渡る』と『828の1』が好きだった。全部読んだ後にまた頭から読み返すと味わい深い。 わたしが望んでいる作品でした
  • 2026年3月21日
    コンビニ人間
    コンビニ人間
    今更ながら読了。最後の展開にウオオオオオいけいけいけいけGOGOGOGO!!!!!!てなったね。激アツだった。冗談でなく。 主人公の古倉さんはコンビニのために生まれてきたんですよ。読んですぐにASDかつサイコパスっぽいなと思ったんだけど(ASD単体だとここまでにはならない)、その特性はコンビニのため、全てコンビニのために構成されていた。カトリックらしくいうなら、コンビニ店員であることは彼女のタレントだった。それを自覚できたのは大きな救いだ。本当に良かった。だって、私たちは決して普通にはなれないから。定型発達にはなれないから。 「治らない」から。 コンビニ人間であることは、普通の皆さんからしたら不気味で、それでいいの?と思うかもしれない。でも、この話は間違いなくハッピーエンドだ。それも、最高の。「私たち」にはわかるのだ。 私も発達障害者だけど、古倉さんほどあっち側に行ってもない。白羽の方がまだ近い(思想等々は勿論全然違うが、普通じゃないし普通になれないのに、普通の振る舞いとはなんたるかというのを一応は知っているという点において)。白羽はキモすぎるんだけど、白羽も古倉も、私は他人事だとは思えない。ほんの少し何かがかけ違っていたら、私はこのどちらにもなる可能性があった。 妹が家に来るシーンが本当に苦しくて、中でも「家でもコンビニみたいな話し方をする」という描写はきつかった。私の身内にはこういう芝居がかった喋り方、コミュニケーションをする人が多い。たとえば父は少年漫画とヤンキー漫画だけを学習元にしたAIみたいな人だし。そして自分も、物心ついた頃には周囲をラーニングして真似するといい、という感覚を持って動いていたから、今もそうなんじゃないかと不安になる。喋り方だけじゃなくて、歩き方や些細な仕草まで、ちゃんと馴染めているか不安になるのだ。古倉は、だれそれさんの真似をして、時にはミックスして、普通らしい喋り方をしている"つもり"でいる。けれど、もしかすると、そう思っているのは自分だけかもしれない。それが突きつけられたのが、妹との会話だったように思う。私はこれが怖いから、自分の声の録音や動画を見るのが本当につらい。もう少し自分が古倉よりだったら、冷静に他者と自分を比較検討できただろうに。 それを上手いことペラペラ話して助けてくれる白羽の描写はすごかった。白羽はキモすぎるんだけど(2回目)、私は結構好きなキャラクターだ。彼はおそらく目の前で古倉が詰められてるのをそのままにしておけない程度には共感性がある。勿論あれは自分の存在のメリットを示すための行為でもあるんだけど、「聞いていられない」というのも絶対にあったと思う。その普通さがたまらない。ふたりとも異常者だが、白羽の方がまだ普通に近い。 というか、白羽は異常になりきれないから苦しんでいるのだ。もっと開き直れれば、縄文時代がどうのなんて言い訳せず、ひとりで生きていけるのに。それこそ、コンビニ人間になることを決めた古倉のように。でもできないのだ。私は生まれてこの方「普通」になるべく足掻き続けているが、白羽のように、「普通」になれる気がもうしない、もうおしまいだ、そんな気持ちの中でミソジニーの濁流に飲まれたら、全てそれが悪い、世界が悪いのだと塞ぎ込んで世界から隠れてしまいたくなるだろうというのは、かなり実感を持って理解できる。私だっていつでも逃げたい。普通と異常を隔てる線があるとして、私は古倉や白羽よりほんの少しだけ普通側に近い場所にいたし、運が良かったし、何よりまだ若いから、なんとかなっているにすぎない。白羽…………涙 私はコンビニ人間にはなれない、白羽みたいな人間なのだ。でも、これにだけは本当にならないようにしよう。白羽はキモすぎるので……(3回目) さくっと読めたしもっと早めに読んどけばよかったな〜
  • 2026年3月19日
    四天王は実家暮らし(1) (GANMA!)
    セールで全巻11円だったので6巻まとめて購入。普通に面白いしキャラクターが可愛い。魔王様とアスタライが可愛い。
  • 2026年3月14日
    本 vs 煙草 5分文庫
    本 vs 煙草 5分文庫
    Twitterで広告を見かけて、アマプラ会員なら無料で5分で読めるとのことなので読んだ。実際そのぐらいで読めた。横書きなので一瞬びっくりするかもだけど数字がいっぱい出るので横書きでいい。読みやすい ポンド・シリング・ペンス制度が採用されてた当時の価格なので読みづらいけど、訳注として全部日本円(2024年時点のレート)にしたバージョンを載せてくれてるので問題ない。親切。 借り物(返すつもりなし)でワロタ 本を借りたりそれを返さなかったり貸したりそれが返ってこなかったりは当たり前らしい。まあでもわかるな、私も大昔に友達から借りた小説を借りパクした上メルカリで売ったことがある(やめた方がいいですよ)。
  • 2026年3月11日
    文体の舵をとれ
    文体の舵をとれ
    私は海外文学育ち翻訳文体大好き人間なので、海外作家による小説指南本嬉しすぎる。同じ日本語でも「海外文学を一度翻訳した日本語」と「日本語ネイティブによる日本語」では全く違っていて、私は前者の雰囲気を愛しているし、自然に小説を書けば「この人海外文学に影響を受けてるな……」という雰囲気になる。故に後者を愛し後者を書きたい人向けの後者を書いてる人による指南本は、多分、どこか合わないところが出てくる。それに対してこの本は前書きからしてするする読める。読みやすすぎ。絶対自分に合ってるという確信が深まる。 昨日『書きあぐねている人のための小説入門』を読んで、こちらはテクニック批判的な文脈の話が多かったのだけれど(より正確に言えば、テクニックというのは勝手に出て来てしまうので、そこから自由になることを意識するべきって感じ多分)、文舵はテクニックを教えてくれる本である。テクニックを持って舵をとり、技巧によって芸術を作れという話である。この思想は両輪であって、どちらが欠けてもいけないと私は思う。 (保坂和志とル=グウィンは作風もジャンルも何もかも違うので本来比較するものではないが、自分の読書体験を深めるため、また自身の書くジャンルが幅広いために、あえて横断して思考している。) 結局のところ、知らずして抜け出ることはできない。晩年のピカソが『ようやく子供のような絵が描けるようになった。ここまで来るのに随分時間がかかったものだ』と言ったのは有名だろう。目が飛び出るほど絵が上手いピカソがこういうのだから、つまるところ、もう小説を書き始めている我々はテクニックの網に引っかかり溺れていて、そこから抜け出すには網が何で構成されているかを知らなければならない。いくら拙い作家でもそうなのだ。我々は子供になるために努力を要する。知識を得て、あえて切り落とす。あるいは、切り落とした不要な部位を、あえて入れてみる。そのためにこの本の実践的な教えはおそらく役立つだろう。 画像は一番最初の練習問題。全部やるぞ!
    文体の舵をとれ
  • 2026年3月10日
    1日外出録ハンチョウ(22)
    1日外出録ハンチョウ(22)
    石和が面白すぎて声あげて笑ってしまった、本当に無理 ハンチョウの石和ってなんでこんなに良いキャラしてるんだろう カイジ本編だと大槻の隣に座ってるだけなのに本当に面白すぎる
  • 2026年3月10日
    書きあぐねている人のための小説入門
    全てに首肯できるわけではないけど、良い内容だった。 私は自分をストーリーテラーだと思っていたけれど、著者のいうようなドライブ感とでもいうものをかなり大事にしている方でもあるので、意外とストーリーテラーではなく、単にストーリーを使った小説を書きがちなだけなのか……?などとごにゃごにゃ考えている。少なくとも1から100まで決まってる感じではなくて、登場人物たちが好き勝手歩くのをつぶさに描いていくような感覚を持ってはいる。ただ、そもそも私の書く小説は二次創作/ライトノベル/短編などと多岐に渡っているのでジャンルによって考え方を変える必要はあるだろうなぁ。 「小説はこのように書け!」という内容ではないし、そのような小説指南的なものを批難する内容でもあるので、合う合わないがあるかもしれないが、読むと小説が書きたくなるので私には合っていたなと思う。これを読んだ上で小説指南を読むと、多面的な視覚で学びを得られるのではないだろうか……。 おまけに「創作ノート」というのがついているんだけど、これは著者の小説を読んだことがないと読めない内容なのかなと思うので一旦保留。取り上げられてる小説は全部気になるに入れておこう。
  • 2026年3月5日
    ニセモノの錬金術師 5
    ニセモノの錬金術師 5
    5巻も最高〜!鏡の国編完結。今後のキーパーソンであるダリアさんが出てくる回だから嬉しいし、ノルンさんの性格が見えるのも嬉しい。 ネーム版だと伝わってきてなかった情緒が綺麗な絵で伝わってきてて商業版素晴らしい……ネーム版時点で神漫画なのにさらに良くなっている…… おまけ漫画的なので描かれてたネタが本編に輸入されてたり、新たなおまけが描かれたりしてるのも良い。 パラノラ最高。次巻も楽しみです。
  • 2026年3月5日
    幻狼潜戦Later!
    幻狼潜戦Later!
    『幻狼潜戦』という漫画の、作者様が出した後日談等々が出ている同人誌。最高〜!!! 幻狼潜戦自体かなり面白くて、終わり方も納得のいく素晴らしい漫画だったのだけれど、やっぱりもう少しみんなの活躍が読みたかったな……このキャラ可愛かったな……その後この二人はどうなったのかな……とか思っていたから、見られて嬉しい〜〜〜〜!!! ラゴ王女可愛い〜〜〜〜〜……
  • 2026年1月21日
    虎鶫 とらつぐみ -TSUGUMI PROJECT-(7)
    強い女好きは読もう!!!!!!! 1〜7まで全部読んだ。 フランスの漫画らしい絵と雰囲気(特に序盤、1〜3巻に顕著)からippatu先生らしいギャグとシリアスの混ざった切ないストーリーが素晴らしかった。 ippatu先生の別名義(?)であるカニ人のファンなんだけど、カニ人でも「嫉妬心の強い女の子」「男より女が強い種族」などが出てくるので、趣味なんだろうな。私も好きなので嬉しい。 さたけとドゥドゥ、仲良くやってそうで嬉しい。ここくっついててほしい(カプ厨) アメノハバキリとのづちちゃんの最後は切なすぎるなぁ。一番言ってほしい言葉を投げかけて、その隙に……苦しいよー涙 今後みんながどうなるかわからんけど楽しく生きててほしい涙 良い漫画だった
  • 2026年1月19日
    海と毒薬
    海と毒薬
    俗っぽい感想を言うけど、戸田を見てると『葬送のフリーレン』のマハトが思い浮かぶな。マハトも神父に「悪意や罪悪感という概念がわからないことが、可哀想だ」と憐れまれて、それから人間とは何か?を考えるようになるんだけど(あとは葬送のフリーレンを読んでください)、この作品も、西洋的な神、キリスト教の神のいない、日本という国の国民が、どのように感じ、考え、生きていくのかを書いている。 信仰の無い者はダメだと言いたいわけではない。それは登場人物の多様性を見ればわかる。全員が戸田なわけではないし、私にはどちらかと言えば勝呂のような人間の方が平均的日本人に思える。勝呂は、ごく当たり前の恐怖、苦しみ、弱さ、それによって、目の前で起きる蛮行から目を背けている。ごく普通の人間らしい反応だと思うし、現代を生きる日本人なら大抵勝呂みたいな感じになるんじゃないか。そんな彼に、戦争という大きな海の中で、「それでも日本の青年か」と投げかけられる。日本人とは何か? 『沈黙』もそうだけど、押し流され、ひとかきもできない、あるいはしても大きな波に押しつぶされて意味を成さない、そんな大いなる黒々とした海……進んでゆけずに沈み、流される者たちに遠藤は注目し続けている。遠藤は彼らを賛美も非難もしない。ただ、注目している。ただ、描かれている。彼の作品の中には、ただ、それがあるのだ。現実と同じように。 登場人物は、みんな違う人間だった。みんな違う思惑を、思想を、意見を持っていたのに、生体解剖というひとつの罪に吸い込まれていった。「俺だけは違う」と叫ぼうと、すべて虚しいことがわかるだろう。刑事事件の加害者福祉に関心のある人間として、これ課題図書にするから一旦全員読んでね〜(国語の先生?)という気持ち
  • 2026年1月18日
    不思議の国のアリス
    不思議の国のアリス
    何気に初めて読んだ。海外児童文学の文体って好きすぎる。癒される。この翻訳は劇中の歌の楽譜までついてて巻末まで楽しい
  • 2026年1月17日
    なぜ、これが名画なの?
    やっと読み終わった〜 前著『絵を見る技術』は構図メインだったんだけど、今回は『スタイル』。例えば色は明るいか暗いか?直線的か曲線的か?みたいな。それらを「7つ道具」としてわかりやすく分類し、「理性派」「感性派」という2ジャンルに大まかに分ける。 いろんな名画がどんどん分析されていくのが面白いというか、「絵ってこうやって分析するんや」がまず楽しい。絵を分析するという体験をしたことがない人もその入り口に立てるわかりやすさがあると思うし、私みたいに教養がない人間にも優しい。 そしてやっぱり今作の感想も「絵を描く人は読もう」になった。絵を描く人は、読もう。読んだ方がいい。絵画史をテーマにするみたいな話をTwitterで見てたからドキドキしてたんだけど(歴史が苦手すぎるので)、私にはビンゴでした。ちゃんと歴史の話はしてる、してるんだけど、歴史に基づいた分析に使う道具が、どの時代においても通じる汎用性の高いものだから、歴史への苦手意識があっても読める……(歴史が好きな人も面白いと思います)。 大ファンです、ありがとう😭
  • 2025年12月25日
    デミアン
    デミアン
    再読。私の魂の根幹をなす書なのですぐ読み終わってしまうが、読み終わるともう一度読みたくなる。昔は後期ヘッセらしい色合いの後半部分ばかりが好きだったが、今は序盤も好きだ。
  • 2025年12月24日
    偽史山人伝 (ビームコミックス)
    有害無罪玩具と一緒に再読
  • 2025年12月24日
    有害無罪玩具 (ビームコミックス)
    再読。最高
  • 2025年12月21日
    ゼロからトースターを作ってみた結果
    ゼロからトースターを作ってみた結果
    サクッと読めて面白い〜!小中学校の図書室におきたい面白さだ。著者のありえない行動力や好奇心の強さ、ユーモアのセンス、読みやすさ、次から次へと出てくる様々な知恵や知識、失敗を繰り返し反省をしながらもひたむきに突き進む姿勢。子どもに読ませたくなる。でもこれを読んでトースター作りをされて事故ったら困る。 プラスチックの筐体を作る言い訳のところ、普通にSF読んでるみたいで面白かった。 そして嫌味なく社会へ一石を投じ、さわやかに幕を下ろす。アーティストとしての力を感じる。科学読み物として作られたわけじゃない、アートカレッジの卒業制作としてトースターが作られた。それが、このまま理系の道を進むか美大に行くか悩んだことのある私には、なんだか嬉しい。アートの力ここにあり。
  • 2025年12月20日
    ゴルディアスの結び目
    初小松左京。かなり好みだ。4作の流れが大事なのは承知しつつ、「岬にて」が一番好みだなと思った。この短編集に共通する哲学が他の作品にもあるなら、あまりにも好みすぎるので他も読みたい
  • 2025年12月18日
    不時着する流星たち
    この不思議で秘めやかな世界観たまらない。どんな視点でものをみていたらこんな話が書けるのだろう。 小川洋子は、私が美しいと感じるものがひとつもない世界に放り込んで閉じ込めても、私が気にも留めないような些細なことからインスピレーションを得て、純粋で美しい文章を編んでしまいそう。到底真似できない。 全部好きだけど、『カタツムリの結婚式』『測量』『手違い』が特に好きかなぁ。『散歩同盟会長への手紙』も好きだけど、内容がというより(内容も素晴らしいが)手紙だとかこちらに語りかけてくるような文が好きすぎるので小川洋子で読めて嬉しいという気持ち。 この本を誕生日プレゼントとして贈ってくれた友人に感謝。
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