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やえしたみえ
やえしたみえ
@mie_e0125
人が本を読む速度が、人が本を買う速度に追いつくことは、決してない
  • 2025年12月26日
    倫理的なサイコパス
    2025/12/26 ライアーゲームのヨコヤに言及していると聞いたので……
  • 2025年12月25日
    デミアン
    デミアン
    再読。私の魂の根幹をなす書なのですぐ読み終わってしまうが、読み終わるともう一度読みたくなる。昔は後期ヘッセらしい色合いの後半部分ばかりが好きだったが、今は序盤も好きだ。
  • 2025年12月24日
    偽史山人伝 (ビームコミックス)
    有害無罪玩具と一緒に再読
  • 2025年12月24日
    有害無罪玩具 (ビームコミックス)
    再読。最高
  • 2025年12月21日
    ゼロからトースターを作ってみた結果
    ゼロからトースターを作ってみた結果
    サクッと読めて面白い〜!小中学校の図書室におきたい面白さだ。著者のありえない行動力や好奇心の強さ、ユーモアのセンス、読みやすさ、次から次へと出てくる様々な知恵や知識、失敗を繰り返し反省をしながらもひたむきに突き進む姿勢。子どもに読ませたくなる。でもこれを読んでトースター作りをされて事故ったら困る。 プラスチックの筐体を作る言い訳のところ、普通にSF読んでるみたいで面白かった。 そして嫌味なく社会へ一石を投じ、さわやかに幕を下ろす。アーティストとしての力を感じる。科学読み物として作られたわけじゃない、アートカレッジの卒業制作としてトースターが作られた。それが、このまま理系の道を進むか美大に行くか悩んだことのある私には、なんだか嬉しい。アートの力ここにあり。
  • 2025年12月20日
    ゴルディアスの結び目
    初小松左京。かなり好みだ。4作の流れが大事なのは承知しつつ、「岬にて」が一番好みだなと思った。この短編集に共通する哲学が他の作品にもあるなら、あまりにも好みすぎるので他も読みたい
  • 2025年12月18日
    不時着する流星たち
    この不思議で秘めやかな世界観たまらない。どんな視点でものをみていたらこんな話が書けるのだろう。 小川洋子は、私が美しいと感じるものがひとつもない世界に放り込んで閉じ込めても、私が気にも留めないような些細なことからインスピレーションを得て、純粋で美しい文章を編んでしまいそう。到底真似できない。 全部好きだけど、『カタツムリの結婚式』『測量』『手違い』が特に好きかなぁ。『散歩同盟会長への手紙』も好きだけど、内容がというより(内容も素晴らしいが)手紙だとかこちらに語りかけてくるような文が好きすぎるので小川洋子で読めて嬉しいという気持ち。 この本を誕生日プレゼントとして贈ってくれた友人に感謝。
  • 2025年12月18日
    一角獣は貫かない!
    1巻に続き再読。異種間恋愛大大大好きなので嬉しい結末だったなー。エム子ちゃんが大学生のとき髪染めて可愛い格好してたの好きなんだよな、拗らせ処女のイデアだった彼女に人間味が生まれた一コマだったと思う
  • 2025年12月18日
    一角獣は貫かない!(第1巻)
    蔵書整理中に出てきたので再読。拗らせ処女と拗らせ処女厨のキモさの解像度が高すぎて良い。バイコーンの話もう少し読みたかったな、別のキモさがありそうだから
  • 2025年12月17日
    ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2
    読了。面白かったが上手く感想を語れるほど私には知識がない。いや、オタクじゃない読者を想定して書かれてるので話してもいいんだろうけど、どうしても、取り上げられてる作品をある程度履修して読み返したい気持ちが強くなる。 前著と比べるとより難解に感じる。局所局所では理解できるのだが、読み通してしっかり読めたなという感じがしない。これはしっかり準備してから、改めて読み直したいかも。 付録の評論も面白い。しかし私が履修してない作品なので、もっと面白く読むために履修したい。
  • 2025年12月16日
    君の戦争、僕の蛇(3)
    再読。最終巻。もう10回は読み返してる。読み返すたびに泣いてる。(オタク誇張表現でなく本当に涙してる) 裾花口と石舟のシーンで石舟の表情の変化と全く同じ顔なる この漫画の裏にあるひとつの哲学が最終巻で明かされるわけだけど、強さのニヒリズムなんだよな。そしてそれを達成するのには愛が必要なんだ……みんな愛に突き動かされてるんだ……ただ人が人を愛するだけの話なんだ……。 連載当初から読んでたけど、3巻しか出なかったのが本当に惜しい。10巻ぐらい出たらもう少し深みまで描写されたんだろうな。けれど3巻しかないということで新規履修はしやすいので、おすすめ。大好きな漫画のひとつ
  • 2025年12月16日
    君の戦争、僕の蛇(2)
    再読。十日市が過去の出来事から真にやるべきことを見つけるシーン大好き
  • 2025年12月16日
    君の戦争、僕の蛇(1)
    再読。1巻最後の西丸子の妄想に対する十日市の「…は?」がやっぱり美しい。西丸子の静かに狂っている様子が好きすぎる。
  • 2025年12月15日
    科学者はなぜ神を信じるのか コペルニクスからホーキングまで
    数年ぶりに再読。面白く読めた! 神という言葉に尻込みする読者もいるかもしれないが、ちゃんとブルーバックスらしい本である。天地創造という一つのテーマに基づいた人類の歩みについて、地動説と天動説の話からホーキングにいたるまでの科学史を流れるようにスルッと飲み込める。そこに「神」というエッセンスが加わることで、科学者たちの人間性にも迫っていけるのだ。その過程で様々な理論についての説明も出てくるが、高校科学を全部忘れ去った私でも読めるのでわかりやすいと思う。 初読時、若かりし頃の私は、著者や一部の科学者の思想はわかったけどいまいちタイトルの問いに答えられてない気がしてモニャモニャしていたのだが、そんなことはない。著者はちゃんと主張をしている。単に当時の私が彼とほぼ同じ考えだったために、新鮮味を感じず、物足りなさを感じてしまっていただけだ。けれど、きちんと自分の信仰と向き合っている今は、同じ信仰を持つ兄弟が、この日本における科学と宗教にまつわる大きな偏見に対して投じた一石として、高く評価する。 本当に個人的な話だが、高校時代、まだカトリックの信仰は持っていない頃、同級生の無神論者(とさえ呼びたくない、単に宗教や神についてまともに考えたことがない人間)の「この学校(※理系の高校だった)にいて神を信じてる奴とか意味不明でしょw」という趣旨の発言(文脈は忘れた)に本気でイライラして、Twitterの裏垢で1時間ぐらい愚痴っていた(気が狂っている?) そのイラつきを胸に抱えたまま、彼らに反論できる何かがある気がして、この本を手に取った。しかし、当時の私は、この内容を理解できるのはやはり真剣に神の存在を考えたことのある人間だけであり、あの同級生のような人間には何も響かないだろう、と勝手に意気消沈してしまった。 あと、私は幼い頃から科学と神は矛盾しないという強い信念のもとに生きていたので、「科学vs宗教」といった既成概念に囚われた人に向けて書かれている語り口そのものが、ああ、こんな本を出さなきゃいけないほど、こんな説明をしなければならないほど、あの同級生みたいなのがこの国には大勢いるのだ、と思わされて、ムカムカしながら読むことになったのも良くなかった。信仰がないうちからなんでそんなに怒ってるの?尖りすぎ。 けれど、大人になって丸くなると、そういった人にこそ宣教が大事だし、あの同級生には響かないかもしれないけど他の人の固定観念を変えられる可能性はあるよなと思えてきて、良い本だなぁと思えるようになった。売らなくてよかった。
  • 2025年12月14日
    死刑囚の記録
    死刑囚の記録
    古い本だが、勉強になる。死を目の前にした死刑囚たちの拘禁反応については今も昔も変わらないだろうし、著者が実際に接してきた、生きた人間としての生々しい死刑囚の姿が映し出されている。拘置所では実際どんな生活を送るのかも、拘置所勤務であった著者によって明瞭に描かれている。とはいえ古い本なので、内部の運用については変わっているところもあるだろう。 死刑囚も人間であるから、その人間性も様々だ。出たらまた殺すから死ぬしかないと控訴をしない者、真犯人は別にいるんだと妄想で騒ぎ立てる者、一人一人細かに見ていくと多種多様な心の動きがそこにはあるが、精神療法的にいくつかのパターンに大別することはできるようだ。しかしともかく、精神療法を必要とする者が多い。当然だろうが。 以前から教誨師という仕事に興味があったが、思いがけず彼らの導きについても触れることになった。回心したフリをして、差し入れにしか興味のない者もあり、読んでいるこちらまで項垂れた。しかし、敬虔な信徒として洗礼を授かり、生涯を神の子として生きた者もいた。この存在には、一信徒として、大いに励まされた。死の確定している身でありながら、現世利益など望めぬ立場でありながら、神を本来の意味で信頼する彼ら。 罪は罪である。法治国家である以上、犯した罪は裁判によって決定された罰、すなわち命で償わなければならないし、それでも殺した人は帰ってこない。罪を犯した事実は消えない。しかし彼らはそうして単に国家に殺される以上に深く罪と向き合うこととなった。遺族からしたら洗礼を受けてようがなんだろうが糞食らえだろうと思うが、通りすがりの一信徒としては、被害者も加害者も神のみ前において安らかであることを祈りたい。 死刑囚(および死刑か無期がほぼ確実視される未決囚)に共通する、残り短い人生で全てのエネルギーを放出しようとする傾向についての話は面白かった。明日死ぬかもしれないと思いながら生きる。常にこれが人生最後の行動かもしれないと思って生きる。よく、これが人生で最後かもと思って何事もやれ、みたいな言葉が格言として取り沙汰されるが、そう思わずにのんべんだらりと暮らせる今に感謝したくなった。 元々加害者福祉に興味があるが、聞いていて悍ましい人間だとさえ思ってしまうような、積極的に救いたくはならない悪辣な人間であればこそ、彼らの魂の救済をどうにかできないものか、と感じる自分がいる。それができれば、神の手は全人類に及ぶという確信が持てるからだろうか。差し入れのために複数の宗教、宗派の教誨師に連絡を取り「あっちの坊主は差し入れが足りない」などと言ってるような人たちにこそ、差し入れという現世利益ではない、真の救済を知ってほしい。罪を犯す前に神の愛を知っていれば、彼らと彼らの被害者は死なずに済んだかもしれない。本書を読むと、回心が一筋縄ではいかないことがよくわかるが、成功例も確かにあったのだ。思いがけず、宣教の大事さに向き合う読書体験となった。
  • 2025年12月14日
    マリファナ青春旅行 下☆(南北アメリカ編)☆
    面白かった〜!旅行記として本当に面白い。日本から出たことがない私にはドラッグ以外の話も全てが新鮮だし、その上ドラッグによってよりディープな話題が引き出されている。同時に、筆者が「マリファナ、マリファナ」と必死になっていることに、少しゾッとする。 素晴らしい光景を見ながら「ここにマリファナがないなんて!」と言う様子。マリファナと世界のマリアージュの素晴らしさを想像させるとともに、一度それを味わうと、世界は美しいままだというのにマリファナがないことに意識が向いてしまうという切なさを感じる。 超能力がやってくるのを受け入れるための「チャンネル・オープン」の話が、カトリックである私が聖霊を待つ時の心構えに近くて笑った。私は幼い頃から神秘論者なところがあり、いわば聖霊の神秘に対して「チャンネル・オープン」状態だったから、信仰のない家庭に産まれながらも今こうしてカトリックになり導きを受けているのだろうなと思った。 カプタゴンを飲みながら勉強した話は自分が初めてコンサータを飲んだ時のことを思い出す。日本でも「家事がしたかった」という理由で覚醒剤に手を出した主婦などの事例があって、ADHD的には全く他人事じゃない。いわゆるスマートドラッグなんかもそうだ。気持ちはわかる。しかし本当に集中力に難を感じるなら一度発達障害の検査を受けた方が健全である。 先の主婦の例に反して、日本の覚醒剤、いわゆるシャブは頭がおかしくなってしまう、カプタゴンのような良い効果は全くない、と筆者は言い切っている。 ──僕の知っている日本人ジャンキーにも、「シャブ」だけはやらないという者が多い。「シャブ」をやる友人の妄想時の狂乱ぶりをみていると、やる気がなくなってしまうらしい。 (p.121) 私はBRON-Kの『ROMANTIK CITY』という曲を思い出した。ぜひ聴いてみてほしい。 ──わかるだろ?この世界でただ1つ ソレさえやんなきゃ正気でいられるのさ (『ROMANTIK CITY』より) この曲はおそらくシャブでおかしくなった友人に向けた曲なのだが、本当に美しいリリックで、ひどく胸を揺さぶられる。実は私の身近にも手を出してしまった人がいて、伝え聞いた様子だけでもそれはもう恐ろしかった。 著者はマリファナから他の違法薬物……例えばシャブなどに移行してしまうという「ゲートウェイ仮説」を明確に否定している。実際、調べればゲートウェイ仮説に疑義を唱える論文も出てくる。著者は百害あって一利なしのタバコが合法ならマリファナを合法にした方が健全な社会になると主張する。実際のところ大麻合法化の是非について私ははっきりとした主張を持てるだけの経験も知識もない。この本を読み切った今でも、今の日本ではやるべきではない、としか言えない。 大麻合法化が正しいことなら、既にやってしまった人たちだけで頑張ってもらおう。やったことのない我々は、この魅力的な植物は想像上の魔法の草だと思ったまま生きて、時折こういう本を読んで擬似体験をするぐらいでいた方が安全だ。危険を冒して執筆、出版した著者及び出版者と、この本を世に送り出せる表現の自由に万歳。
  • 2025年12月13日
    何もかも憂鬱な夜に
    最高……。自分は犯罪加害者への支援や福祉、更生についてすごく関心があるのだが、その理由がこの一冊に詰まっている。 主人公の中の混沌とした、さまざまな記憶がぐるぐるとかき混ぜられて浮かび上がるように描かれ、山井に声をかけた瞬間、命とはなんなのか、ひとつの結論に辿り着く。 ──「そうしたいからだ。俺達は刑務官だ」 (p.177) この瞬間、主人公は真に大人になった。彷徨い続ける子供ではなくなった。恩師と同じように。 山井のしたことは許されることではない。山井は生きていてはいけない人間かもしれない。しかし山井のもつそれもまた命。その命を……。 私が重大犯罪や死刑制度や加害者福祉について考えるときの、私と彼らの差はただほんの僅かに運が良かったか、悪かったか、それでしかないだろうという直感を、この本はざわざわと撫で、罪を犯さずに生きている今に目を向けさせてくれる。 これは文学だ。死刑制度やら何やらに対する論文ではない。登場人物の考えもそれぞれ違えば、主人公でさえはっきり言語化しているわけではない。だからこそ私たちの想像力を刺激する。私たちはその空白を埋めようと考えざるを得ない。それが、文学をはじめとした芸術のよいところだと思う。 この本は、2025/11/13には友人の勧めで「気になる」に入れていたのだが、読むのが遅れて今日になった。結果的に最高のタイミングで読めたと思う。つい昨日には『名前で呼ばれたこともなかったから: 奈良少年刑務所詩集』という本を読了したばかりで、先日も『罪を犯した人々を支える──刑事司法と福祉のはざまで』という本を読んでいたのだ。どちらも素晴らしい本だったし、これらを読んでいたからこそより物語にのめりこめたのだと思う。あらすじ含め全く内容を知らずに読み始めたので、これは本当にたまたまだ。導かれていたのかもしれない。
  • 2025年12月12日
    理想の犬の育て方
    理想の犬の育て方
    犬飼ってないけど面白かった!単なる飼育本ではなくて、犬という生き物はどんな生き物なのか、どのような性格がありどのように育てることでどのような影響を受けるのか、理想の犬(スーパードッグ)の育て方と同じように、「怖い犬の、恐ろしい作り方」があること…… 犬と人との関わりについて書かれた章を読んでいると、特別犬好きではないのに(普通に好きってぐらい)、読んでたら将来犬を飼ってもいいかもという気持ちになってきた。 祖父の家で飼っていた雄の柴犬のことも思い出した。私と同じ誕生日のその犬は、祖父が亡くなってからすぐ、後を追うように亡くなった。彼が生きていたとき、祖父や私たち家族は幸いにして犬の助けが必要な状況に陥るようなことはなかったけれど、もし家が燃えたり私たちの誰かが倒れたりしたら、彼も必死に助けようとしてくれただろうと思った。犬というのは、たとえその真意がなんであれ、人の視点からすれば全く愛情深い生き物だ。 最初に書いたように単なる飼育指南本ではないので、犬が好きな人は読むと面白いと思う。犬が好きじゃなくても、これって人間にも応用できるのかな?とか疑問に思う部分があるので、やっぱり面白いと思う。良い本だった
  • 2025年12月12日
    名前で呼ばれたこともなかったから
    タイトルに惹かれ購入、泣きそうになった。私もボタンをひとつ掛け違えていたらここにいただろう、という生々しい確信が襲いかかる。 母子家庭出身の子が、似た境遇の子と集まって路上で生活してた、でも母子家庭だからって理由で集まっていたわけじゃない、って話があって、筆者は「そんなことはないだろう」みたいに言ってたけど、私にはその子が母子家庭だから集まったわけじゃないと強調した気持ちが痛いほどわかる。 私の友達も、大抵家庭環境が悪い。でも家庭環境が悪いから仲良くなったわけではないのだ、本当に。学校やら趣味の場で知り合って、お互いの素性を知らないうちから仲良くなる。そして、たまたま互いの境遇を知り、ようやく「あれ?」と気づく。何か惹かれ合うものがあるのだと思っている。第三者から見たら同じ属性同士で固まってるように見えても、本人たちは、自分たちがみんな「そう」だとは意識せず友達になって、だからこそ、素性が明かされた時本当の仲間だと感じる。これが逆なら、ここまで上手くは行かない。 一人一人のエピソードが重く苦しい。私が刑務所に行かなかったのは運が良かったからで、私と彼らは仲間だ、この世界に生きるきょうだいだ、なんなら刑務所なんかとは一生縁がないだろうと思い込んでいる世間一般の自認善人たちなんかよりも余程家族だと感じる。彼らの未来が明るいことを願う。どうか更生してほしい。もう二度と誰も傷つかないように、そして彼ら自身も彼らの行いで傷つくことがないように。 私は性犯罪の被害に幾度も遭ったことがある。そしてこの本に出てくる子たちはレイプ犯もいるという。それでもだ。それでも、彼らの未来に幸があってほしい。それが被害者を減らすことになるのだから。彼らの裏側にある支援すべき事情にスポットライトが当たってほしい。そうしたら、未来の犯罪者も減らせるかもしれない。それに、人類の幸福の総量は多い方がいい。 後半の、どのように実践したかの話も参考になった。カトリックの「分かち合い」に似ている。所属教会でも詩の作成を通じた分かち合いなどしても面白いかも。 少年たちの詩に心を打たれると同時に、支援者としての温かな眼差しが、まるで自分まで温かく見守られているようで涙が出そうになった。良い本だし、良い取り組みだ。
  • 2025年12月11日
    クリスマス・カロル
    12月だから読んだ!初見! 「クリスマスおめでとう、伯父さん!」といわれても「へん、ばかばかしい!」と返す偏屈な爺さんが、突如現れた幽霊たちに伴われて様々な家庭のクリスマスを見て周り様々なことを思う……というあらすじだけど、いい話だなあ……てなった。 あと食べ物の描写がすごく美味しそうだし楽しそう。特にクラチット家での、鵞鳥を食べる寸前の描写が良い。 ──ついに皿がならび、食前の祈りがとなえられ、そのあと一同は息を殺して静まりかえった。クラチット夫人がゆるゆると肉切り庖丁をひとわたり眺めてから、いざ、鵞鳥の胸に突き刺そうとしたのである。だが、いよいよ突き刺して待ちに待った詰物がどっと溢れ出た時、食卓をかこんだ一同からいっせいに感嘆の声がおこった。 (p.83〜84) 実際美味しいもの食べる前ってこのぐらい緊迫感あるよね。子どもたちがわいわいと喜ぶ様がありありと想像できる。ほんとに、良い……。 あと最初の方の甥っ子と主人公のやり取り良すぎる。こいつ嫌な爺さんすぎるだろと思って笑ってしまう。「さよなら」って何回言うんだよ。 クリスマスおめでとう、神さまにありがとう、本当に明るくて楽しい気持ちになる本だった。12月中に読んで良かった!
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