旅をする木

11件の記録
ふるえ@furu_furu2026年2月7日読み終わった言葉を書くことがこれほど豊かなものなのかと強く感じる。アラスカをはじめとするさまざまな場所で出会ったこと、感じたこと。それぞれの場所で出会った人との中で語られた話。1人の人間の人生は、その人の眼差しだけではなく、他者や自然、これまでの歴史の影響を受けながら紡がれていくことが読むとわかる。わかるというのが適切かはわからないけれど。そう思える。読めてよかった。 アラスカでのパーティーの時、参加者の方が星野道夫さんのパートナーのかたへ語りかけた言葉が印象に残っている。 「いいか、ナオコ、これがぼくの短いアドパイスだよ。寒いことが、人の気持ちを暖めるんだ。離れていることが、人と人とを近づけるんだ」星野道夫『旅をする木』(文藝春秋)p.187


ふるえ@furu_furu2026年2月5日読んでる読むたびにハッとさせられるような言葉と、そういった言葉を書けることの眼差しを思う。 “「いつか、ある人にこんなことを聞かれたことがあるんだ。たとえば、こんな星空や泣けてくるような夕陽を一人で見ていたとするだろ。もし愛する人がいたら、その美しさやその時の気持ちをどんなふうに伝えるかって?」 「写真を撮るか、もし絵がうまかったらキャンバスに描いて見せるか、いややっぱり言葉で伝えたらいいのかな」 「その人はこう言ったんだ。自分が変わってゆくことだって••••••その夕陽を見て、感動して、自分が変わってゆくことだと思うって」” 星野道夫『旅をする木』(文藝春秋)p.126,127


ふるえ@furu_furu2026年1月24日読んでる“私たちはここまで速く歩きすぎてしまい、心を置き去りにして来てしまった。心がこの場所に追いつくまで、私たちはしばらくここで待っているのです” 星野道夫『旅をする木』(文藝春秋)p.42 旅をする時、浮き足だっていつもとは違う行動をとってしまったり、わけもなくなんだか不安になったりする。そういう時、何かが自分に追いついていない気がする。旅先で1日目を過ごした後の翌日に、なんとなく馴染んできたような感覚が思い起こされる。

ふるえ@furu_furu2026年1月17日読んでる借りてきたharuka nakamuraさんとのコラボで星野さんのことを知る。 さまざまな場所で生きることを見つめた人の優しい文章を味わっている。 “人間の気持ちとは可笑しいものですね。どうしようもなく些細な日常に左右されている一方で、風の感触や初夏の気配で、こんなにも豊かになれるのですから。人の心は、深くて、一方で不思議なほど浅いのだと思います。きっと、その浅さで、人は生きてゆけるのでしょう。” 星野道夫『旅をする木』(文藝春秋)p.11







