創作のルール
25件の記録
プールに降る雨@amewayamanai2026年9月17日読み終わったチャック・パラニュークが書くならおもしろいのでは、と思い。 パラニュークらしい直接語りかけるような軽妙な文体で(といってもまともに読んだことない)小説のテクニックについて語られるのだけど、すぐに話が逸脱して、にわかには信じがたい逸話の数々が披露される。指南書に見せかけたエッセイ本ではないかと疑問が頭をもたげたところでまた実際的な技巧の解説に戻っては脱線してを繰り返し、最後のほうは人生の深いい話になって終わると見せかけてなかなか終わらなくて受ける。 日本語ではまた違うのかも知れないけど、動詞の使いかたで読者の受け取りかたが変わるという話が考えたこともなかったことだったので興味深かった。 “be動詞、have、そして思考動詞を排除せよ ある読者が『サイエンティフィック・アメリカン』から切り抜いて送ってくれた別の記事によれば、 人は動詞の種類によって異なる反応を示すことが研究で明らかになったという。 “踏み出す”“蹴る”“つかんだ”といった、能動的で身体的な動詞を読むと、その動作を司る脳の部位が活性化する。脳は、実際に泳いだり、くしゃみをしたりしているかのように反応するのだ。 ところが、isやhasのどんな形を読んでも、それに対応する脳活動は起こらない。“信じる”“愛する”“思い出す”といった抽象的な動詞も同様だ。共感的認知ミラーリングとか何とかいうものは、 いっさい発生しない。 だから、《アーリーンはドアのところにいた。彼女は長い茶色の髪をして、その顔には驚きの表情があった。彼が覚えているよりも背が高かった・・・・・・≫よりも、《アーリーンが開いた戸口に姿を現した。手袋をはめた手で、長い茶色の髪を顔から払いのけた。ペンシルで描いた眉が驚きに持ち上がった・・・・・・》のほうが、はるかに引きが強い。 それを踏まえて、僕ならisやhasはどんな形であれ避けろと言うだろう。そして、抽象的な動詞も避けて、読者自身が思い出し、信じ、愛することのできる状況を作り出せ、と助言するだろう。どう感じるべきか、指図してはならない。きみの仕事は、書き手が望む感情が読者のなかに生まれる状況をお膳立てすることだ。” p.131
静樹@d_shizuki2026年7月1日読み終わったこんなに先生を近くに感じた指南書は初めて。教えながらその場で実践してくれているような、一つの小説を読み終えた後のような読後感すら胸にある。 何度も何度も読み返したい。 辞書のように、マニュアルのように。
うにか@unica8062026年6月7日読み終わった遊び心に溢れた楽しい本だった。 それにしてもアメリカの作家って頻繁にツアーとかするんですか?大変すぎる……。 ファンと距離が近いおかげで感動的なエピソードも生まれているけど、最悪な目にもあっていてひどいです。















