海岸通り

15件の記録
- Suzuki@finto__2025年3月17日読み終わった★★☆☆☆ 「わたしには帰るべき実家もないし、頼れる家族もない。それは存在しているとかいないとかいう話でない「ない」だ。偏在する不在。」p87
- 鷹緒@takao_tanka2025年3月16日読みたいちょっと開いた冒頭を聞いただけでするすると自分のなかに入ってくるような、美しくて心に馴染む文章。 坂崎かおるさんは「嘘つき姫」( 『百合小説コレクション wiz』収録)がすごく好きな作品なので、この小説も期待できそう! ※「本の話 ポッドキャスト」にて試聴
- ももり@sgn2282025年3月7日かつて読んだ感想読書日記帯の「さまざまな人物が、正しさとまちがい、本物とニセモノの境をこえて踊る、静かな物語」という言葉、 読む前は全く意味がわからなかったけど、読了後はぴったりな言葉を授けられたんだなと思った。 言葉の語感がおもしろくて、文のテンポも素敵。 え、と思うところはあっても、社会の意味のわからなさに馴染めないクズミさんを憎めないのはマリアさんだけじゃない気がする。わたしも。
- はぐらうり@hagurauri-books2024年6月14日読み終わった良かった。 他の方の感想を読むと「静か」な物語と書かれていることが多いけれど、割と感情が目に浮かぶし、これまでのいろんなクリエイティブから映像も浮かんでくる気がする。うるさくはなく、心地良い。 独特なところから時代を切り取る方が出てきたな、という印象。鋭くえぐるわけではなく、今ってこうですよ、と市民の目線で描ける方。やりきれないよね、とフラットに伝えてくれる小説家。