私はNumber文学から入った野球観戦好きの文化系なので、面白くない訳がない。

野球と日本近代史を結びつけて、野球に関する数々の論点に切り込んでいく手法には知的好奇心をかきたてられる。この切り口が作れるのはサッカー好きとしてうらやましい。日本野球の歴史と文化の強固さを思い知った。 プロ野球にまさか「無縁」を関連づけるとは思わなかった。繋げ方がアクロバットすぎないか。このような縦横無尽な展開がこの本の醍醐味だし、自分の野球、スポーツに対する「ものの見方」を転換させるヒントになる。 https://note.com/nega9clecle/n/n33d9aa6d4326

くっそ面白い。なぜ働いていると本を読めなくなるのかと近い。歴史を辿る中で、今のイメージや偏見が揺らぎながらも形作られていく。そして、処方箋のようなものを最後に出している。 形式化の構築過程を映し出して、しかも誰にとっても身近に感じる部分があるような本。

新書100冊チャレンジ始めることにした🫥 1/100 帯に書いてあった「Number文学」という言葉が気になる

「野球部はクソ」