カフェの歴史と現在。 紅茶、コーヒー、お菓子、カフェを切り口にした世界史は、高校の時の世界史とはまた違った見方ができて面白い。 エスプレッソをサクッと飲むイタリアのバール、かっこいい。行ってみたいなー。

三宅香帆さんのYouTubeで紹介されてて気になって。

アムステルダム、リトアニア、ジブラルタル、アイスランド、ハルビン。鬱屈を抱えた人々の旅と新たな一歩を描く短編集。 景色、食、人との出会い。旅気分を存分に味わえる。コロッケとフライドポテトと餃子が食べたい！

ミステリ、青春、SF、ファンタジー、恋愛。同じ街で起こる、異なるジャンルの5篇の物語。 ジャンルが違うのに繋がるのがびっくり！ それぞれライトな感じで読みやすい。 青春小説が、スポ根的爽やかさで特に好き。

濃霧と有毒ガスで孤立した病院。その中で起こった不可解な死。研修医春田と、過疎地医療協力で派遣された城崎はどう立ち向かうのか。 過疎地医療の過酷さに、気持ちが重くなる。 春田と城崎、いいバディだったな。 登場人物多いなと思ったが、読み出したら混乱なく一気読み。

勤務先の洗剤メーカーが外資系企業に買収された！対応に追われる総務部の真柴の他、開発、営業、ベテラン、若手とそれぞれの立場を描くお仕事群像劇。 自分も真柴と同年代の総務経理なので、胸が熱くなった。終盤には泣いた。仕事のやる気が下がったらまた読み返そう。

「今は会社の一大事なんだ。何でも屋がいちいち立ち止まって納得するまで悩んでたら、会社が回らないだろ。頼まれたらとりあえず動くのが総務部の仕事だと僕は思ってる」(p47)

マドンナ議員の突然の死。敵対していた議員の高月は死の真相を探る。お仕事小説であり、ミステリー。 国会議員、議員秘書、政治記者、市議会議員。章によって視点が切り替わるので飽きない。 議員の仕事が詳しく描かれていて興味深く読んだ。 腹立たしい描写もあるが、それぞれのやり方で戦う女達がかっこいい。

うおお急展開！

本好きならきっと共感の嵐。本と読書についてユーモラスに語るエッセイ第2弾。 「久しぶりに訪ねる本屋というのは、売場がやけにきらきら輝いて見えるものだ。」(p51)わかるー！ 「(人から)借りた本が読めない」わかるー！

死後49日以内なら現世に戻れます。虫の体、動物の体、お貸しします...「冥土レンタルサービス」を訪れる“お魂様”を描いた連作短編集。 「おお繋がった」が随所にあって楽しい。時系列で整理したくなる。基本コミカルだが、ラスト...！