うるさいこの音の全部

うるさいこの音の全部
うるさいこの音の全部
高瀬隼子
文藝春秋
2023年10月10日
27件の記録
  • annamsmonde
    annamsmonde
    @annamsmonde
    2025年8月23日
    ひとつの言動から何重にも解釈を広げ、その中でも絶妙に意地悪で痛いところをつく 高瀬さんの文章の矢が、今回は主人公自身に向けられていて苦しいー🫣 ああ 人と話すのは疲れるなぁと心底思うのに、期待を捨てられない心の揺らぎが、切なく愛おしい。
  • s
    s
    @imakoko_27
    2025年8月23日
  • ちゃみお
    @miida301
    2025年8月22日
  • いやー、読みにくかった!笑 色んな人の感想を見てるとこの読みにくさがクセになるっていう人もいたなぁ。 始まりも、ん?どういう話?てか誰の話?ってなったし、その後読み進めていってもなんかすごいしんどってなって。 ものすごい嫌な気分になる話では無いんやけど、なんか着飾るってか、人の顔色伺ってる描写が多すぎて息苦しいというか、家族にすら本当の気持ちを言えないのが辛いというか。でも段々とその言えない自分がデフォルトになっていって、それが主人公の本当の顔みたいになってて。とにかく難しい! し、主人公のフィルターを通すと、現実もフィクションも暴力的な(直接の暴力ではないんだけど)世界になることがやっぱりつらいというか。 この人何のために小説描いてるんだろって。 なんか楽しくないっていうのかな。 言い表せられない不快感がある小説だったな。 これ、世界に対して投げやりな気持ちになってる時とかなりたい時はハマるかもしれないなぁ。 とりあえず読みおわれてよかった。
  • おとみ
    おとみ
    @otomi0308
    2025年7月25日
  • ゆい奈
    ゆい奈
    @tu1_book
    2025年7月24日
    話す相手がどんなことを求めているか、なにを話すと喜んでくれるのか、というのは、人類みな考えているものだとおもっていたのだけど、ちがうのだろうか。あまりにも平気で嘘をつくこともあるのは私だけなのだろうか。嘘ではあるのだけれど、嘘ではないといった具合の嘘も、まるっきりの嘘も。相手との会話を盛りあげるためにできないことをできるといった嘘も、シンプルにすごいとおもわれたくてついた嘘も、覚えていないほどある。この小説の主人公はそれで収拾がつかなくなっていくわけだけど、それがリアルで自分ごとのようにヒヤヒヤとした。おもしろかった。高瀬さん4作品目。どれも秀逸だけど一番好き。 舌打ちをしそうになったけれど舌打ちできない場面で、【口の中で舌がつる】と書かれていて、ほへぇとなった。仕事中の私は頻繁に口の中で舌がつる。 (図書館本で自宅の本棚に置いておけないので引用メモをたくさん残す) p107「主人公の軽薄さを表現するために差別的な言動を書いているのだと説明したら、どんな反応が返ってくるのだろう。“だけどその差別的な言動っていうのを考えて書いたのもあなた自身だとね”と言われたら、そのとおりだ。自分の中にないものは書けないはずだよね、と問うてくる人に“そんなことない”と言い返す気概が、朝陽にはない。ほんとうにそうだろうか、と疑う自分の方が強くいる。」 p127「人に嫌われたくないけど、人に嫌われるようなことを書くのは平気だから不思議だ。いい人に見られたいし、付き合いがいい方がと思われたいし、一緒にいて楽しいとか、気楽だとか、おもしろいとか思われたい。めんどうなやつだとは思われたくなくて、嫌なやつだとか恐いやつだとかとも、絶対に思われたくない。そのことと、小説を書くことは、自分の中で矛盾したまま両立している。」 p138「こうして決めつけて予測を立てて、それに裏切られることはよくあって、その度にわたしは自分のことが嫌いになる。嫌いになるし、馬鹿だと思うし、あなどる。それでも別の人間になりたいとは思わず、自分のままで、でも自分ではないようにありたいと願う。」 p181「“ほんとうなわけない”と自分が発した言葉に傷つく。小説はほんとうではないのだろうか。嘘だけど嘘じゃないのに、事実ではないけどほんとうではないと言ってしまっていいのだろうか。」 p215「ナミカワさんがうれしそうな顔をしてくれる。今自分が口にしたことは嘘だろうか、ほんとうだろうか。どっちだろう。どっちにしても、ナミカワさんはこれからわたしの嘘ばかりを追うことになる。それは、ここ最近で新しく生まれた取り返しがつかないいくつかのことのうちの、ひとつだった。」
  • はる
    @n_fp28
    2025年7月2日
  • sato
    sato
    @asmst
    2025年7月2日
  • 現実と小説世界が混ざってく感覚。作家のジレンマのような話は、この方の現実かと考えてしまうのがもう術中なのだと思うけれど。
  • 蛸足配線
    @nekoai30
    2025年5月28日
    ナミカワさんのように、(元)同僚をあっさり「友だち」と呼べる人を羨ましくも疎ましくも思う。朝陽に向けた感情に穏やかでないものが混じっているとわかるからこそ、なおさら。アルバイトから社員に昇格し作家としても活動する朝陽に、その間ずっと一バイトの立場だった(そして何か目指すものがあるのであろう)ナミカワさんが何も思わない筈はないのに、その辺りの機微に朝陽はあまりにも無頓着だ。「いい人」のナミカワさんに対し「教室の隅で本を読んでるタイプ」の朝陽が根本的に抱く劣等感が目を曇らせるのだろうか。そんな朝陽が、一見デリカシーに欠けるようで芯の通った真っ当さを備えた帆奈美にストレスを感じながらも会い続けることには得心が行く。コンプレックスを刺激されない上に「早見有日」ではない「長井朝陽」として接して貰えるのが楽なのだろう。実のところ帆奈美もただの無遠慮な人間という訳ではなく、気遣いをそれと悟られないよう配慮しているようにも見えるが。
  • 子芋
    子芋
    @behereimoko
    2025年5月27日
  • 木村久佳
    木村久佳
    @kuCCakimura
    2025年4月19日
  • Blue moon
    Blue moon
    @mimosamimi
    2025年4月16日
  • 𦒉
    𦒉
    @q40176
    2025年4月16日
  • 行灯
    行灯
    @honyomuzoi
    2025年4月12日
  • 九
    @suik89
    2025年3月30日
  • ちさ
    ちさ
    @chisa_nemui
    2025年3月19日
    大好きな高瀬隼子さん。なんと巧みな心理描写であろうか……! 反射的に起こる感情があって、そのあとでそれを俯瞰的に見つめる自分が現れて、起こってしまった反射に対して自己嫌悪を抱いて……と、主観と客観を行ったり来たりしながら自分の感情を自覚していく描写が私に刺さりまくり。私も相手や環境によって仮面を使い分けている自覚があるから、その感覚を言語化してくれるのが本当に嬉しいなと思いながら高瀬さんの作品を読んでいる。 でも今作はとても苦しかった。主人公の感情が揺れ動くたびに、私自身の感情も素手でぐちゃぐちゃにかき回される感覚だった。反射に抗わずただ身を任せるばかりでいたらこうなるかもね、というひとつの帰結としてとても納得感があったからかな。 「助けて」って素直に言えたらどんなに良いだろう、と思う。外界と内面の境目をしっかり持てていたら。我ながら苦しい生き方をしているな、という自覚はあるのだけど。難しいな。
  • tomika
    @to_mi_ka
    2025年3月13日
  • hitomi
    hitomi
    @xhxt_xm
    2025年3月5日
    面白そう
  • wodkiaki
    wodkiaki
    @wodkiaki
    2025年3月5日
  • はら
    はら
    @hara
    2025年2月19日
  • スズキ
    スズキ
    @su_123
    2024年11月3日
  • Ayu
    Ayu
    @honeeey_ayu
    2024年5月29日
    小説というフィクションの中で描かれる更なるフィクションの境目がいつの間にか分からなくてなっていくのが純粋にどこに着地するのか気になり、2篇264ページと短いのもありすらすら一気に読んでしまった、この言い表せないぬるっとなんとも怖いこの感じ
  • 創作ではあるものの小説家のジレンマが描かれていてとても面白かった!作中作があるし、私小説風でもあるし、僕の好きな「分人」の話でもあると思ったので、要素が盛りだくさんだった。読者として少し気まずさも感じるが、心地よい感じもあった。
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