献灯使 (講談社文庫)

献灯使 (講談社文庫)
献灯使 (講談社文庫)
多和田葉子
講談社
2017年8月9日
7件の記録
  • Ferelith
    Ferelith
    @Ferelith
    2025年5月8日
  • 椋康雄
    @mukunokiyasuo
    2025年4月26日
  • のーとみ
    @notomi
    2025年4月6日
    多和田葉子の作品はだいたいそうだけど、短編集とは思わずに読み終えてから、あれ?世間では別々の作品を集めた短編集扱いなのかーとなりがち。この作品も、全部合わせて、日本が世界地図から消滅した経緯についての物語だと思って読んで、これなら消滅するわー、と納得してしまった。で、「地球にちりばめられて」に繋がって行く。それだとスサノオが何故あんな風なのかも分かりやすいし、既に希望が書かれていることが分かってるから、「献灯使」はディストピア小説ではなく、大きな話のプロローグというか、滅ぶべくして滅んでしまって、自らを閉じた極東の島国のある瞬間の物語として読めてしまう。 その意味では、最後の話が演劇として終わるのはちょっと物足りないとも言える。アレはあれで、普通に動物たちの物語として終わった方がスッキリしたとは思う。まあ、スッキリさせないことが重要だったんだという気もする、震災後という時代。にしても、このテーマ、この半分ホラーとも言えそうなストーリーを、こんなにも面白く、遊び心にも溢れた文章で書けてしまう才能の巨大さよ。そのうち本格ミステリ書いて欲しいなあ。
  • 松戸晶
    松戸晶
    @Sanana
    2025年4月6日
  • 近未来の日本、ディストピア。でも視点が日常なので不思議と柔らかい印象。綴られる日常生活を通して次第に状況が分かる。なので何を言ってもネタバレになりそう。言葉についてが印象的。最後の短編戯曲が皮肉で面白かった。
  • 湯の本棚
    湯の本棚
    @y_book22
    2025年1月19日
    読み始めて、 あ、多和田葉子さんだ、、、、、 文章がブワああああって入ってきた 多和田葉子さん感が本当に溢れている 無名、義郎 ふたりのかけ合いが愛がありつつ塞がれつつぼんやりしつつ、だった もう一度読みたい
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