地下鉄道
22件の記録
中原メロス@56565656t2025年10月25日読み終わったこの本に出会わなかった人生があると思うと怖い。 「黒人奴隷」については世界史で概要しか学んでいなかったから、ここまで残酷な現実が存在していたことが衝撃だった。 作中に出てくる白人の非人道的な行為について、私は「人間のすることじゃない」と思うけれど、もし私が当時アメリカで白人として生まれていたら、同じように抗議の声をあげられていたのだろうか?

Sanae@sanaemizushima2025年9月22日読み終わったミチコ・カクタニ「エクス・リブリス」で紹介されていて読みたいと思っていた作品。 奴隷制度は残酷だったとはよく聞くけれど、それがどのように酷かったのかということは、私たち日本人はほとんどの人がよく知らない。 だからこそ読んで良かったと思う。かなり辛かったけれど。 ここまで犠牲を払わないと自由を得られないものなのかと思う。 アメリカに住む黒人の間では言い伝えられてきているものがあり(プランテーションから逃げてきた奴隷は白人や自由黒人によって鉄道で逃亡を助けてもらう)、地下鉄道は実際には地下を走っていたわけではではなかったが、秘密裏に行うことでそのように呼ばれたそうだ。 著者ホワイトヘッドも子どもの頃に聞いていて、そのアイデアが地下を鉄道が走るという、この作品となったとのこと。 残虐な人間もいるかと思えば、命がけで人を守ろうとする人もいる。 そのような世界を浮き彫りにした、印象的な作品だった。







黒糖まんじゅう@hyo-1232025年6月18日読み終わった借りてきた自己の尊厳と権利は命懸けで勝ち取るのだ。とならざるを得ない国・人々の歴史。自分をコントロールするものは何か。考えるのか目を背けるのか。 ところで今日はNHKの朝イチで、朝ドラにも出てきた太平洋戦争中の『国防婦人会』を取り上げていて、誰がどんな背景で活動していたのかを取材していた。なんか日本はちがう国だわ〜と思った。文化の違いはさもありなん。



空尾@0s0ra02025年3月30日読み終わったおすすめ辛いけど面白かった。逃亡奴隷を助けた「地下鉄道」が実際に地下を走る鉄道として存在していたら…という、歴史に大胆なフィクションを持ち込み、「アメリカの闇」を描き出した作品。でも読んでいて強く思ったのは、この闇は今にも続いているし、アメリカだけの問題ではないということ。この題材を極上のエンターテイメントとして描き切ったのが本当にすごい。オススメです。





りら@lilas_lilacs2025年3月27日かつて読んだまた読みたい自由を求め逃亡する黒人奴隷の少女。孤独や恐怖を感じ幾度となく困難に直面してもあきらめない姿が、人間としての尊厳、誇り、希望の象徴に感じられた。とてもよかったです



















