まほろ駅前多田便利軒
103件の記録
704h@704h2026年10月8日読み終わった読み終わった。面白かった! 今更説明するまでもない作品だが、まほろ市の駅前で便利屋を営む多田。そこに転がり込んでくる居候の行天の奇行によって様々な事件に巻き込まれていく。直木賞を受賞しドラマやマンガにもなった三浦しをんの代表作。 「アウトローのバディもの」というイメージから男臭いハードボイルドを想像していたが、ハリウッド映画のように日常から極端に逸脱することは全くない。それどころか端々から優しさが滲んでいるし、悪い人も(悪い人の定義によるが)出てこない。 ともすれば拍子抜けしそうになるが、実に巧妙に軽くなり過ぎないバランスで最後まで描き切っていると感じた。多分リアリティを演出する描写が丁寧なので、しっかりとした存在感の重みを感じるのだ。読んでいてとても気持ちが良い。 町田駅の周辺は綺麗になったけど、人間は変わらないのだろうなと思う。タバコの煙がなくなって、次はスマホとコーヒーに変わっただけなのだ。便利屋はまだまだ忙しいだろうな。
704h@704h2026年10月6日読み始めた読みはじめた。半分くらいまで読んだところ。ずっと楽しくてテンポ良く読める。名作。 この小説の舞台であるまほろ駅のモデルが町田駅ということもあって、町田の本屋には常備されている。このいつでも買える状況のせいで、いつか読もうと思っているけど後回しになっている本の一つだったが、知人からお勧めされたので時は来れり。遂に手に取った感を携えて読み始めた。 ドラマや映画、マンガにもなっている作品なので、大体の空気感は知ってる人も多いと思う。まほろ駅前で便利屋を営む男「多田」が主人公で、行く宛のないかつての同級生「行天」を拾ってしまったがために様々な事件に巻き込まれる。 時代的には平成初期くらいなので、今の綺麗になった町田からはあまり想像できないけれど、当時は怪しげな店が立ち並ぶ「駅裏」と呼ばれる区画があり、本作のタバコの紫煙を燻らせるアウトロー達の絶好の舞台となっている。魅力的なキャラクターとテンポの良い会話で読んでいてずっと楽しい。何より、少し前の作品は古く感じるものだけど、そんなことは全く感じなかった。名作は時代を超えるのだ。 主人公の相方の行天がとても魅力的で続きが楽しみ。

ノリノリごりら@uho_uho_2026年9月20日読み終わった凄く凄く面白かった!! 地の文までどこをとっても面白くユーモアが散りばめられていて、どんどん読みたくなる文章だった。 幸せなひと時を過ごせました。
Yuyu@yuyubooks2026年8月23日読み終わった高校生の時に友達に面白いよと言われて借りた本だったのだけど 当時読書の習慣が今ほどなかった私は 読もう読もうと思いながらもなかなか手を出せず なんと気づけば10年以上が経ってしまい…… 本に限らず、映画やドラマも人から薦められたものになかなか手をつけられない自分の興味の薄さを反省。 ついに読みました。 (その友達には、一度返そうとしたけど、いいよ持っててと言われてずっと持っていた) 真っ当と言われるような人生から外れ、暗い過去を抱え自分を許せずにいながらも、出会う人に対して誠実に生きる多田。 自由奔放でアウトロー1歩手前、野生の嗅覚と、関わる人をなぜか惹きつける優しさを併せ持つ行天。 人間味のある男同士の友情。よかったな。 高校生の自分が読んだらどう思ったかな。 【2026年27冊目】★★★☆☆
アーモンド@pakupakubun2026年8月12日読んでる何度目かの再読。もはやココロのふるさと、まほろ市。 諦念に縁取られたユーモラスなやりとり、鮮やかに差し込まれる心象風景。 テレビドラマ版も良かった。読んでいるとタイトルソングが流れ出す。
あと@no_ato2026年7月20日読み終わった行天はきっとクセになる、離れるのが惜しくなる人柄。 めんどくさいこともあるけど、小さな優しさがそこかしこに散りばめられてるんだろうなと思う。 それを見つけられている多田とのコンビ。いいなぁ
- Citron@Citron_91362026年7月2日読み終わった借りてきた何気ない日常を描いているかと思ったら、そのままのテンションで事件が起こるのでびっくり。 ふてぶてしいが、どこか愛嬌のある人物を描くのが上手い。
- おとは🌱@otoha_moi2026年6月7日読み終わった人は誰しも、多かれ少なかれ、目を背けたいことや忘れてしまいことを抱えながら日々を過ごしている。苦い記憶が完全に消え去ることはないけれど、生きていればいつかそんな痛みも受け入れることのできる日がやって来るのかも、そんなささやかな希望を得られたような気がした。


あおいさんさん@without_peaton2026年1月28日読み終わった淡々と、割ととんでもない事件に巻き込まれていて、難儀だなあ。巻き込まれに行ってる節もあるけど。「こういう厄介な市民て、いるよねー」を感じさせてくれるしをん先生が大好きです。
目眩@etemotust2026年1月12日買った読み終わった再読昔読んで驚くほど刺さらなかった記憶だけが残り、今回読み返しても驚くほど内容に覚えがなかった。 いま読むと多田と行天の欠落と、その欠落を誤魔化せない不器用な誠実さが、コミカルな展開のなかに落とし込まれていて、歳をとると感じ方って変わるなあとしみじみ思った。 お正月に始まりお正月で終わるので、お正月小説でもある。もうちょっとはやめに読み返せばよかった。 p.95の行天のセリフ、「どこも悪くない。ただ、よくわからないだけだよ」が行天の善性と欠落を現しているようで好き。
445@00labo2025年11月20日読み終わった多田の視点の固定と見せつつ、多田が伝聞で知ったことも描写してて、はーこういう書き方があるんだあ!と参考になった。 三人称一元視点というやつか? これできるようになりたいなあ! ところで、行天は腕っぷしが強く、頭のネジが緩んでいて、見目の良い根無草、とかなりわたしが好きなキャラ造形をしていた。さすが三浦しをんだぜ。





445@00labo2025年11月19日読み始めたかつて読んだこういう話を趣味でかきたいんだよなあと思って読み返し。 キャラクターと舞台をしっかり作って、イベントを掛け合わせればいくらでも話が作れて楽しそう。



- いだっち@idashu07272025年9月1日読み終わった痛快でした。やんちゃな感じで、作者の幅広い表現、視点、取材力を感じました。映像にしたいと思わせる作品で、モデルになりそうな俳優さんを想像しながら読みました(失礼極まりないのですが映像作品も既にあるのも知らずに)

まっつ@mattus_1232025年8月1日読み終わった借りてきた愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだ 不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはない 全てが元通りとはいかなくても、修復することができる 愛したいと感じる気持ちを相手からもらうことは、人によっては覚悟のいることだから、愛するってやっぱり難しいな〜とつくづく思うのでした。
大皿@zarabon2025年7月10日読み終わったドラマ見てから原作読むと、ドラマがどれだけ丁寧に作られたか分かって楽しかった。 「はるのおかげで、私たちははじめて知ることができました。愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」
ユメ@yume_bookworm2025年1月3日読み終わった心に残る一節感想@ 自宅再読。初めて読んだのは、まだ思春期の頃だったと思う。以来ずっと、折に触れて読み返すごとに、多田が由良に贈った「だけど、まだ誰かを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、おまえは新しく誰かに与えることができるんだ。そのチャンスは残されてる」という台詞に救われてきた。私はこんな風にひとを愛することができる大人になれただろうかと、ふと自問自答する。これからもきっと、何度だって本を開いてまほろの街を訪れることだろう。「幸福は再生する」、と確信を得るために。
卯月@uzuki_books2023年6月8日買ったかつて読んだ感想便利屋を営む多田と、元同級生の行天。物語は、多田のもとに行天が転がり込んでくるところから始まります。どこか噛み合わないこの凸凹コンビを一言でいうと「ツーマンセル」でしょうか。 多田も行天も、再会するまでに大切なものを失っています。それでも、失ったものを元の場所に繋いで再生することはできます。完全に元の形に戻らなくても、また幸せな状態に戻れるんです。 二人は大切なものを失っても、それでも踏ん張って生きています。それは、なかなかできることではありません。二人は大切なものの代わりに強さを得たのかなと思いました。
つちへい@tutihei0p2017年10月29日借りてきた読んだ読んだ2017三浦しをん「まほろ駅前多田便利軒」、読了。便利屋さんと転がりこんできた同級生の話。おっさん二人の話。そのまわりの人たちも個性的。路地裏や煙草の匂いがしそうなイメージ。読み進めるにつれて見えてくることが、人間みんな何かしらあるよねと思えた。
ユメ@yume_bookworm2017年9月9日かつて読んだ感想多田も行天も、彼らの奇妙な依頼人たちも、皆まほろでしか生きていけない人間だ。何かを失い、何かを諦め、人生の最果ての地まほろで生きている。孤独な魂が触れ合うことで、絶望の空洞が埋まることはなくとも、ゆっくりと幸福が再生する様が描かれているのが、清らかに心に沁みた。自分が望む形で愛されることはなくても、生きているかぎり自分が誰かを愛するチャンスはある、という多田の言葉に泣きたくなる。どれだけのものを失くしても、決して奪われることのない希望が、人にはある。何度だってやり直せるのだ。人生のどんづまり、まほろで。

































































