まほろ駅前多田便利軒

27件の記録
- まっつ@mattus_1232025年8月1日読み終わった借りてきた愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだ 不幸だけど満足ってことはあっても、後悔しながら幸福だということはない 全てが元通りとはいかなくても、修復することができる 愛したいと感じる気持ちを相手からもらうことは、人によっては覚悟のいることだから、愛するってやっぱり難しいな〜とつくづく思うのでした。
- 大皿@zarabon2025年7月10日読み終わったドラマ見てから原作読むと、ドラマがどれだけ丁寧に作られたか分かって楽しかった。 「はるのおかげで、私たちははじめて知ることができました。愛情というのは与えるものではなく、愛したいと感じる気持ちを、相手からもらうことをいうのだと」
- ユメ@yumeticmode2025年1月3日読み終わった心に残る一節感想@ 自宅再読。初めて読んだのは、まだ思春期の頃だったと思う。以来ずっと、折に触れて読み返すごとに、多田が由良に贈った「だけど、まだ誰かを愛するチャンスはある。与えられなかったものを、今度はちゃんと望んだ形で、おまえは新しく誰かに与えることができるんだ。そのチャンスは残されてる」という台詞に救われてきた。私はこんな風にひとを愛することができる大人になれただろうかと、ふと自問自答する。これからもきっと、何度だって本を開いてまほろの街を訪れることだろう。「幸福は再生する」、と確信を得るために。
- ユメ@yumeticmode2017年9月9日かつて読んだ感想多田も行天も、彼らの奇妙な依頼人たちも、皆まほろでしか生きていけない人間だ。何かを失い、何かを諦め、人生の最果ての地まほろで生きている。孤独な魂が触れ合うことで、絶望の空洞が埋まることはなくとも、ゆっくりと幸福が再生する様が描かれているのが、清らかに心に沁みた。自分が望む形で愛されることはなくても、生きているかぎり自分が誰かを愛するチャンスはある、という多田の言葉に泣きたくなる。どれだけのものを失くしても、決して奪われることのない希望が、人にはある。何度だってやり直せるのだ。人生のどんづまり、まほろで。