逃亡くそたわけ (講談社文庫)

逃亡くそたわけ (講談社文庫)
逃亡くそたわけ (講談社文庫)
絲山秋子
講談社
2007年8月10日
4件の記録
  • Miyoshi
    Miyoshi
    @miyoshi
    2026年1月2日
    今年最初の読了。雪の降る宿で借りて読んだ。 ——- 「殺さないとだめだ」 Bが言った。 「でも、あいつが死んだら俺達はどうなるんだろう」 Cが言った。スーツを着た気の弱そうなおじさんだ。 あいつというのはあたしのことだ。あたしを殺す相談をしているのだ。 ——- 精神病院に入院している「あたし」はテトロピンという薬で自分がおかしくなることに耐えきれず、「なごやん」を巻き込み逃亡する。 博多で生まれ博多を愛する「あたし」、名古屋ルーツなのに名古屋を憎む「なごやん」。方言がたくさん出てきて楽しい。 ——- 「そいぎんたは名古屋弁でなんて言うと?」 そいぎんたは佐賀の言葉やからあたしだって普通は使わない。 「そいぎんたが判らないよ。それに俺は方言は絶対に喋らない」 「嘘みゃー」 「みゃーとか言わないよ、まじでさ」 ——- 博多から始まり、大分の別府温泉、熊本の阿蘇山、宮崎県の国道、鹿児島の知林ヶ島、と南下していく。 なごやんが羽振りよくなった場面は、もしやもう終わってしまってもいいと思っているのかとヒヤヒヤしながら読んだ。 逃亡劇が終わってもおそらく何も解決しないし、状況もよくならないし、この二人がこの先一緒にいることはないのだろうけれど、終盤は読んでいて私も「ゆたーっと」した。
    逃亡くそたわけ (講談社文庫)
  • 圏外の青空
    圏外の青空
    @yokocean
    2025年12月13日
    心の片隅に引っかかるあの言葉。 どんよりとした気持ちになる。 曇り空が心に確実に広がっていく。 そんな気持ちをしずめてくれるのが本であり 物語であり小説だ。 朝の出かけに本棚からひとつかみしたのが 絲山さんの「逃亡くそたわけ」。 「まっとうな人生」の序章だ。 花ちゃんとなごやんが20代の頃の ロードムービーのような。 私も逃げたいぜ。 ここから。 逃亡できない代わりに 花ちゃんとなごやんに逃亡してもらっている感じ。 物語は私の薬。 ランニングと同じ。 すべては繰り返し繰り返し。 そしてこの道はずっと続いていく。 まっとうするよ。
    逃亡くそたわけ (講談社文庫)
  • muu
    muu
    @mu_book_um
    2025年11月21日
  • ちゃ
    @Ki_Chari
    2025年3月19日
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