テクストの楽しみ 新装版
12件の記録
彼らは読みつづけた@findareading2026年8月2日読み終わった*本の中の読書* 《テクストの楽しみ。古典。文明(文明が進むほど、楽しみも大きく、多様なものになる)。知性。アイロニー。繊細さ。幸福感。伎倆。安全。──生きる技法。テクストの楽しみは実践によって定義されうる(いかなる抑圧のリスクもなしに)、──読書の場所と時間、──家、田舎、近くの食事、ランプ、しかるべきところに家族がいて、すなわち、遠くに、遠くなく(アイリスの匂いがする書斎にいるブルースト)、 等々。驚くべき自我の補強(ファンタスムによる)、無意識で、ふんわりとした。こういう楽しみは言葉になり、そこから批評が生まれる。 歓びのテクスト。楽しみは粉々になる。国語は粉々になる。文明は粉々になる。歓びのテクストが倒錯的であるのは、それがあらゆる想像しうる限りの合目的性──楽しみの合目的性さえ含む──の外にあるからだ(歓びは楽しみに無理強いしない。歓びは退屈させるようにみえることさえある)。》 — ロラン・バルト著/鈴村和成訳『テクストの楽しみ』(2026年5月新装版、みすず書房)





編集Lily@edition_lily2026年5月23日読み始めたいまつくっているキム・ジニョンさんの本は前作『朝のピアノ』も今回の『別れのフーガ』もバルトの陰がそこかしこから漂う。何せキム・ジニョンさんはバルト『喪の日記』の韓国語訳者でもあるのだ。だからゲラを読むなかでバルトを意識せざるを得ない日々なのだけれど、そんな折に刊行された新装版。











