読む時間

15件の記録
- ハム@unia2025年5月21日読み終わった読むという行為はひとりでも完結でき、閉じた行為ともとれるのに写し出されるひとりで読む時間をとっている写真には「孤独」という雰囲気が一切感じられない。 「孤独」とはなんだろう。 読書はひとりでしていても誰かと寄り添っているということか。そして、それははたから見ていてもそう見えるのが不思議。 切り取られた時間なのにそこには確かに流れる時間があって、白黒なのに色合いを持ち、静止画なのに動きを伴ったストーリーが見えてくるよう。 国境も年齢も性別も超えて共有される営みとして読む行為の普遍性が静かに提示されているようで穏やかな優しい気持ちにさせてくれる。
- ゾウのパオパオ@paopao2025年3月18日読み終わった読書してるときは孤独だけど一人じゃないなって思わせてくれる写真集 本を読んでる人を見ると自分も読みたくなってくる 谷川俊太郎の詩が載っているのもよかった
- 読谷 文@fumi_yomitani2025年3月8日読みたいReadsで知った「20世紀で最も重要な写真家の一人として知られるアンドレ・ケルテス。彼は何かに心を奪われ夢中になっている人々の姿をとらえることに関心をもっていたが、本書は、1915年から1970年まで世界のあちこちで彼が撮影した「読む」ことに心を奪われた人々の姿を集めたものである。 きわめて個人的でありながら同時に普遍的でもある瞬間をとらえたこの写真集は、「読む」という孤独な行為のもつ力と喜びを見事に表現している。谷川俊太郎氏による「読むこと」という書き下ろしの詩を巻頭に。」 版元 創元社さんの紹介文より。 これを読むだけで、素敵な写真集なのだなあと心躍る。
- ishiguro_reads@ishiguro_reads2024年8月15日読み終わった海法圭さんが箱根本箱を作る際に参考にしたという写真集。 人が本を読んでいるところを撮影した白黒スナップ写真集で、状況・ロケーション・姿勢・人数など、様々な環境で人は本を読むことが見て取れる。 撮影者であるアンドレ・ケルテスは作品集が20冊以上出ている大家だが、評価されるようになったのは70代になってからだという。そんな彼が生涯の中でもお気に入りの一冊であり続けたという。本を読み、思索に耽り、どこか遠くに意識を飛ばしている人の写真は、不思議とどれもチャーミングである。