共に明るい

12件の記録
- it_shine@it_shine2025年5月15日読み終わったスケッチするように、起こった出来事を書いていっているかのように。でもたぶん、それはぼくの見通し違いで、物語でしかたぶんなくて。そして、それこそが小説なんだと思う。本気で嘘をつくってこと。それで構わないって、思うし。そういうのが表現なんだ、って思うから。表現と内容が一致しているのだ、しっくりくるのだ。そういう小説は、滅多にあるもんじゃないのではないか。
- it_shine@it_shine2025年5月15日読み終わった読点の使い方というか、文章の構成の仕方は最後までなれなかったけれど、これはこれでいいのかもしれない。 語りの内容、描写が細かくこだわりがあるのだろうな。ストーリーはないわけじゃないのだけど、事件が起こるわけでもないし。こういうのがいいんだよ、という感じ。語り方の切り口で魅せていく。それが心地いいからするする読めていく。気持ちいい。
- cherie@cherie2025年4月1日共に明るい _ 女子たちはヘアアレンジに工夫を凝らす。人とやり合える、褒め合えるとてもいい余暇だ。午前と午後で髪型を変え、猫や熊の耳風、牛の角風にまとめ上げるような編み方が今は流行る。 _ 「ビジネスホテルに備え付けの服は短くて薄い。それは本当にどこも」と体育教師は自信を持って答える。様々な場所に泊まったことがあるのだろう、国体選手だったと聞くしと彼は思った。 _手のひらの形の板が三枚重なるカスタネットのようなのが、振ると鳴る。本当に大人の手のから大で柄も長い、人間は何て大きめの、必要もないものを生み出すのだろうと彼は思い、ただ頷いた。
- みつ@m-tk2025年3月6日借りてきたかつて読んだ---「私はでも良かった、生んで分かった。あんなに親に、何かしてもらうたびにお礼なんて言わなくても良かった。あっちだって、生んで育ててみたかったから生んだだけなんだから、あんなに私が気を使う必要はなかった」
- はぐらうり@hagurauri-books2024年3月25日読み終わった前作より少し観念的だったかと思う。短編集で、舞台はどれも日常の風景だったのに、不思議。独特な文体で、脳内で声に出しながら読むくらいのペースがちょうどいい。