真鶴

真鶴
真鶴
川上弘美
文藝春秋
2009年10月9日
13件の記録
  • 結城
    結城
    @aori
    2025年8月24日
  • aya🦓
    @ayashimamu
    2025年8月17日
  • 読書猫
    読書猫
    @bookcat
    2025年7月18日
    (本文抜粋) “歩いていると、ついてくるものがあった。 まだ遠いので、女なのか、男なのか、わからない。どちらでもいい、かまわず歩きつづけた。” “しばらく目をこらしているうちに、おりてゆく人ふたりが底についた。両手をまうえにさしのばし、のびをしているのだろうか。指ほどの大きさにしかみえないのだから、気持ちがよさそうなのかそうでないのか、わからないはずなのに、爽快な絵である。風が雲を飛ばして、天頂には青い色ばかりがある。真鶴、と口にしてみてしばらく、崖下を見やり、ほんの少し欲情した。 かたちあるものに欲情することは、少ない。少なくなった。 よろこびにつながることもあるし、えぐられるような寂しさにゆきつくことも、そしてどんなところにもゆかず、ただそこにぽかりと浮かぶばかりのこともある。どちらにしてもそれを欲情と名づけただけのことである。” “植物園の奥は森になっている。日差しを避けて、人がひっそりと歩く。緑のまま落ちた大きな葉を、百が拾う。葉脈が、こまかく縦横にはしっている。 「くわしいね、これ」百が言う。 「くわしい? こまかい、じゃなく?」母が笑いながら訊ねる。 「うん、すごく、くわしい」百はじっと葉の表面をみつめている。”
  • sei
    sei
    @seist
    2025年6月28日
    この本を買うなら真鶴で、と思って真鶴の道草書店さんで購入。
  • SnufkinKCBC
    SnufkinKCBC
    @Snufkin_58
    2025年5月27日
  • ちはる
    ちはる
    @chiharium
    2025年3月29日
    真鶴に行く機会があったので久しぶりに再読。気づけば主人公と同年代になっていた。そして同年代だと思って読むと、主人公の性愛に向けるエネルギー量がやたら豊富で驚く。えらく色っぽい。身近にいたらタジタジとなってしまいそう。
  • 茅野
    茅野
    @mizuumis
    2025年3月20日
    名付けがいい。全く好みの文ではないが、不思議な引力があることは確か
  • ぶんな
    ぶんな
    @bunna
    2025年3月12日
    ある方が紹介していたので読んだ本です。やっぱり命あるものは恐ろしくて、親も飼い犬も恐ろしくてどうしたらいいのやら。ちなみに、解説は私には難しくてしっかり読めていませんが、もう完全に関係が切れた人(なんか変な人)が、よく仏教とか宗教の話をしていたなと思い出しました。物語も相まって思い出して胸が痛くなりました。
  • 茅野
    茅野
    @mizuumis
    2025年3月11日
    急に読みたくなり、以前は図書館で読んだらしいのでKindleで買った。 椿の花を握りつぶした指を吸う
  • ユウカ
    ユウカ
    @mana-therapy
    2025年3月7日
  • けれども
    けれども
    @keredomo_
    2025年3月5日
    F
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