汚れた手をそこで拭かない
20件の記録
HKGR@HKGR2026年4月10日読み終わった一気読み!若林踏氏の『日本ミステリ新世紀MAP』で紹介されていたのを読んで興味を持ち、初めて手に取った芦沢央。これは、どれもボタンのかけ違いで自滅へと追い詰められていく人を描いた短編集。イヤミスの範疇に入るそうだけど、なぜか読後感はそれほど悪くない。「埋め合わせ」での、学校のプールの水を誤って抜いてしまった先生の右往左往ぶりなんて、悲劇を通り越して喜劇ですらある。



あむ@Petrichor2026年1月23日読み終わった誰かに嘘をついてしまったとき、後ろめたい事実を抱えてしまったとき、誰しもが思ったことがあるのではないか。 「この心のざらつきから、はやく逃れたい」と。 人はざらつきから逃げるために嘘に嘘を重ね、その結果ざらつきは無情にも増していく。 そんな心の「ざらつき」が、音もなく忍び寄り気づけばがんじがらめにまとわりつく、こんな読書体験ははじめてである。 この短編集のテーマは「秘密」と「金」 どんな事情があれど嘘はつくものではないし、一番大切なものはなんなのか、その嘘で自分は何を失うのか、常に冷静でいたいところである。





橘海月@amaretto3192025年3月30日読み終わったプールの水を流水させてしまった教師が、なんとか取り繕えないかと逡巡しては余計ドツボにハマってゆく「埋め合わせ」を始め、主人公が自身の選択ミスで窮地に陥る嫌な展開の話が多く収録されている。表題を含めて秀逸だが、読み進めるのはわりと辛い。















