この味もまたいつか恋しくなる

40件の記録
- もちこ@mochiko247242025年8月24日読み終わった母との話、おばあちゃんとの話、駄菓子屋のおじさんの話が好き。 子どもの頃に、大人からかけられた言葉は、不思議とずっと覚えている。 顔も名前も覚えてないけれど、褒められて嬉しかったこと、一緒に笑い合えた瞬間。「大人という不慣れな存在と、コミュニケーションができた」という喜びと共に、覚えている。 それは、その時食べた料理の記憶とも、確かに結びついている。 著者の思い出を読みながら、自分の思い出を振り返る。そんな風に読んだ本だった。
- みず@mizzz2025年8月22日読み終わった本作内でご本人がおっしゃっているが、この著者は味音痴らしい。 なので、一章ごとに扱う料理が出てはくるが、こと細かに味の描写はされず、メインは料理のキーワードに紐づいた独特なエピソードだ。 なんなら同じ料理が2回出てきたりしているくらいのゆるさ。 特に家族にまつわるお話が印象に残った。 両親との普通というものへの齟齬や、噛み合わない苦しさを散りばめながら、根にある恋しい温かな思い出もまた両親との記憶であるというバランス お祖母様の素敵なエピソードも相俟って、気づけば涙が出ていました。 何も考えず、さらりと読める素敵なエッセイです。
- すん@sun-2025年8月2日買った誰かがどこかで紹介していたのを読んだ。 食の本だけど、食に“まつわる”話だから、その温度感がいいと言っていた。 とっても気になった。 私は食べ物にあまり興味がなく、どちらかといえば食が好きではないタイプ。 人との食事は、食事ではなく話すのがメインとしか思ってないのでノーカウント。
- 斉藤ナミ@nami57112025年6月19日読み終わった一篇ずつ泣いたり笑ったりしながら大事に読んだ。 お料理にまつわるお話なんだけど、味とか一切書かれてないお話とかもあって(ピザトーストとか)これは燃え殻さんの好きな人との繋がり方の本だと思った。 私にも似た匂いのする想い出があって なんだ、私の人生もまあまあわるくないのかも、と思えた。
- ima🍊@x_spica_x2025年5月12日買った読み終わった食から思い出されるエピソードがたくさん詰まったエッセイ。食と記憶の繋がりにも気付きが多くどの話も切なかったりクスッとしたり懐かしさを感じたり人間模様が垣間見れたり素敵な話ばかりで涙腺が緩んでばかりだ。最後の祖母の話好きだなぁ…燃え殻さんの書くご両親との話や幼少期の頃の話はいつも胸にギュッと来るしラジオで朗読されていた話もまたこうして改めて読むとズンと沁み入る。やっぱり燃え殻さんの文章が大好きだ。装丁も可愛い。
- あつこ@atsuko_books2025年3月24日気になる気になりつつも、燃え殻さんデビューをしておらず。 ご本人がXで「良いものになります。これはなります」とおっしゃっていたので、この本でデビューしようかな。 ◯