前に途中で止まっちゃってたんけどイベントに向けて再開したら、うぅ〜ものすごく面白かった…！1部2部の小人国巨人国は垣間見える風刺も味わいつつやっぱりエピソードが面白く、3部で少し小難しくなるも、4部（特にヤフーの扱い）の怖さ！ 柴田先生の訳註が充実してて、解説的なことやアシモフやオーウェルの解釈や現代から見た感想みたいなことも混じってきて、一緒に読書会で読んでるみたいな楽しみがあってとても良かった。いや〜、読めて良かった！ 巻末の解説まで読む。アイルランドとイングランドの間を行き来したスウィフトは何者かの話とか、こちらも大充実（翻訳書の醍醐味ですね）。漱石の『文学評論』、オーウェルの評論集、沼正三の家畜人ヤプーとか関連書も読みたくなったし、やっぱり『ハックルベリー・フィン』も読まねば〜。 （24.9.21読了）

柴田元幸さんの訳があるのか、、 意外と名作だが、小説では読んでいない作品のひとつ。