パン屋再襲撃新装版
44件の記録
活字畑でつかまえて@catcher-in-the-eye2026年4月9日読み終わった20数年ぶりの再読。 「パン屋再襲撃」 再襲撃というのがいい。 村上春樹的に言うなれば、何はともあれそれは果たされなければならなかったのだ。 選択肢はないのだ。 つつがなくやり遂げなければいけないことが この世界にはあるということ。 「どうしてこんなことをしなくちゃいけないんですか?」とマクドナルドの店員の女の子が言うが、 そんなこと知ったこっちゃないのだ。 説明するまでもないし、説明できないことなのだ。 そして最も謎で不気味な存在がいちばん身近にいると言うこと。 何者なんだ妻は。 「象の消滅」 これぞ村上春樹作品の傑作中の傑作。 疑いの余地のない名短編である。 おそらく象と飼育員だけがまともで正気なのだ。 象と飼育員が消滅したことでこの世の箍が外れてしまったのかもしれないし、箍が外れたので消滅してしまったのかもしれない。 飼育員の名前は渡辺昇。 「ファミリー•アフェア」 キレキレの名短編。 僕はこの兄である〈僕〉が大好きだ。 「まずい料理を残すっていうのもひとつの見識だと思う」 村上春樹のこういうところに僕は惹かれたのだ。 「そんなにお酒飲んで車を運転できるの?」とその子が心配そうに訊いた。 時代だなぁ。飲酒運転がまかり通っていた時代。 「また近いうちに誘っていいかな?」と僕は訊いた。 「デートに?それともホテルに?」 「両方」と僕は明るく言った。「そういうのは、ほら、表裏一体なんだ。歯ブラシと歯みがきみたいに」 最高である。 「家事を分担してるんだ。彼女が洗濯して、僕が冗談を言う」 これも最高。 「結婚式はやはり秋がいいな」と僕は言った。「まだリスも熊も呼べるし」 いいなぁ。 「お兄さんはまだ結婚するつもりはないんですか?」「チャンスがなくてね。」と僕はフライド•ポテトを口に入れながら言った。「幼い芋の面倒も見なくちゃならなかったし、長い戦争もあったし」 ほんと最高。 妹の婚約者の名前は渡辺昇。 「双子と沈んだ大陸」 「1973年のピンボール」に登場した双子の女の子、渡辺昇という名前の共同経営者、事務の女の子、笠原メイという名前の女の子(ダンス•ダンス•ダンス&ねじまき鳥クロニクル) 「ローマ帝国の崩壊(後略)」 特に感想なし。 「ねじまき鳥と火曜日の女たち」 1985年にはもう「ねじまき鳥クロニクル」の冒頭部分が短編という形で書かれていたんだな。 それにしても何度読んでも面白い文章だな。 今作では飼い猫の名前がワタナベ•ノボル 作中で〈僕〉が読んでいた本 レン•デイトンの小説 クラレンス•ダロウの伝記- 西@no_ya_292026年1月31日読み終わったこの呪いを解くためにパン屋を襲おうの突飛な発想が面白かった。ハンバーガー店の場面ではマニュアルでしか動けない人に対する批評なのか、襲ったことで呪いは解けたというより空虚な感覚が残ったな。

プカオ@panshg_01182025年12月12日読み終わった感想紹介行動の中にできた呪いは、もう一度その行動を執ることでしか、解くことはできない。 かつて友人とパン屋を襲撃したが、どこか違和感が残る結果となり、それが呪いとしてまとわりついてしまった主人公は妻と共に空腹の中、午前二時半にパン屋を再襲撃しに行く話。 まずそんな時間に営業しているパン屋がなく、妻が『ここよ!』と選んだ店が『確かに考えようによっては...パン屋か?』と思い面白かった。真剣ではあるがどこかユニークでとても好きな短編だった。他にも四篇収録されており、他作品と繋がっている話もあり心が躍った。

- シャガ@filifjonka2025年4月24日借りてきた再読中表題作を読書会の課題本に設定したので、自分の考えを表明できるレベルまで思考しながら再読。あらゆる示唆に富んだ短編だけど、まずシュールコメディとして秀逸なのでたびたび噴き出してしまう。




- シャガ@filifjonka2025年4月13日読んでる借りてきた「双子と沈んだ大陸」読了。ああー、10年以上前に読んだ春樹さんの何かのエッセイで、春樹さん双子の若い女の子の話してたなあ、と懐かしく思い出す。

- シャガ@filifjonka2025年4月11日読んでる借りてきた収録作「ファミリー・アフェア」読了。村上春樹作品における「渡辺昇」とは。 ひと昔前の風俗を知る楽しみというか醍醐味というか(いずれも1985-6年ごろ発表の短編集)、とにかくフランクに飲酒運転してるし、喫茶店の雑誌の気になるページだけど持ち帰っていいですかって聞いたりしてるし、それがあり得た時代もあったんだなあと。
- シャガ@filifjonka2025年4月10日読んでる借りてきた収録作の2編目「象の消滅」を読了。繰り返し出てくる「便宜的」がゲシュタルト崩壊(懐かしい言い回し)してきたので語義を調べたら、「間に合わせ」と出た。なるほど、象の消滅した経過の理屈も間に合わせのものかもしれない。それでも確かに象は消滅した。この短編は心の奥底に沈澱して、今後の人生でほんの時々浮かび上がってきそう。

- シャガ@filifjonka2025年4月8日読んでる借りてきたまずは表題作のみ読了。首を振るのと肯くのとを同時にやろうとするくだりでついに吹き出してしまった。ボートに乗ってる主人公、完全に水丸画伯による絵の春樹さんで脳内再生されてた。これでポッドキャスト「夜ふかしの読み明かし」の同タイトルの読書家回が聞けます。

Sho@gororinnyanko1900年1月1日読み終わったじゅうぶん読んだ個人的に、村上春樹はこの短篇集が1番好きかもしれない。 タイトルになっているパン屋襲撃、いつもの村上春樹節で、理屈っぽい文体で、深夜にパン屋を襲撃しに行こうとする話。くだらないけどそれがいい。ビッグマックが食べたくなる。







































