パン屋再襲撃新装版

パン屋再襲撃新装版
パン屋再襲撃新装版
村上春樹
文藝春秋
2011年3月10日
44件の記録
  • 20数年ぶりの再読。 「パン屋再襲撃」 再襲撃というのがいい。 村上春樹的に言うなれば、何はともあれそれは果たされなければならなかったのだ。 選択肢はないのだ。 つつがなくやり遂げなければいけないことが この世界にはあるということ。 「どうしてこんなことをしなくちゃいけないんですか?」とマクドナルドの店員の女の子が言うが、 そんなこと知ったこっちゃないのだ。 説明するまでもないし、説明できないことなのだ。 そして最も謎で不気味な存在がいちばん身近にいると言うこと。 何者なんだ妻は。 「象の消滅」 これぞ村上春樹作品の傑作中の傑作。 疑いの余地のない名短編である。 おそらく象と飼育員だけがまともで正気なのだ。 象と飼育員が消滅したことでこの世の箍が外れてしまったのかもしれないし、箍が外れたので消滅してしまったのかもしれない。 飼育員の名前は渡辺昇。 「ファミリー•アフェア」 キレキレの名短編。 僕はこの兄である〈僕〉が大好きだ。 「まずい料理を残すっていうのもひとつの見識だと思う」 村上春樹のこういうところに僕は惹かれたのだ。 「そんなにお酒飲んで車を運転できるの?」とその子が心配そうに訊いた。 時代だなぁ。飲酒運転がまかり通っていた時代。 「また近いうちに誘っていいかな?」と僕は訊いた。 「デートに?それともホテルに?」 「両方」と僕は明るく言った。「そういうのは、ほら、表裏一体なんだ。歯ブラシと歯みがきみたいに」 最高である。 「家事を分担してるんだ。彼女が洗濯して、僕が冗談を言う」 これも最高。 「結婚式はやはり秋がいいな」と僕は言った。「まだリスも熊も呼べるし」 いいなぁ。 「お兄さんはまだ結婚するつもりはないんですか?」「チャンスがなくてね。」と僕はフライド•ポテトを口に入れながら言った。「幼い芋の面倒も見なくちゃならなかったし、長い戦争もあったし」 ほんと最高。 妹の婚約者の名前は渡辺昇。 「双子と沈んだ大陸」 「1973年のピンボール」に登場した双子の女の子、渡辺昇という名前の共同経営者、事務の女の子、笠原メイという名前の女の子(ダンス•ダンス•ダンス&ねじまき鳥クロニクル) 「ローマ帝国の崩壊(後略)」 特に感想なし。 「ねじまき鳥と火曜日の女たち」 1985年にはもう「ねじまき鳥クロニクル」の冒頭部分が短編という形で書かれていたんだな。 それにしても何度読んでも面白い文章だな。 今作では飼い猫の名前がワタナベ•ノボル 作中で〈僕〉が読んでいた本 レン•デイトンの小説 クラレンス•ダロウの伝記
  • Jun
    @flyfishing
    2026年4月6日
    パン屋、象の焼失を読んだ。象の消失は読んだ後に自分の中で反芻してすぅーっと感じるタイプの話かも。
  • かな
    かな
    @kk71400026
    2026年3月19日
    ファミリー・アフェア はんだごて
  • 斎藤 蛍
    斎藤 蛍
    @i_think_
    2026年3月8日
    村上春樹の好きな一冊 この頃の文章は読んでいると、手入れの行き届いた芝生を踏み締めながら歩くような気持ち良さがある
  • ねこみみ
    @nekomimi
    2026年3月1日
  • asuka
    asuka
    @anycatanygirl
    2026年2月2日
  • 西
    @no_ya_29
    2026年1月31日
    この呪いを解くためにパン屋を襲おうの突飛な発想が面白かった。ハンバーガー店の場面ではマニュアルでしか動けない人に対する批評なのか、襲ったことで呪いは解けたというより空虚な感覚が残ったな。
  • equusferus
    equusferus
    @sakaima96
    2026年1月29日
  • 楓
    @kae-de
    2026年1月2日
  • プカオ
    プカオ
    @panshg_0118
    2025年12月12日
    行動の中にできた呪いは、もう一度その行動を執ることでしか、解くことはできない。 かつて友人とパン屋を襲撃したが、どこか違和感が残る結果となり、それが呪いとしてまとわりついてしまった主人公は妻と共に空腹の中、午前二時半にパン屋を再襲撃しに行く話。 まずそんな時間に営業しているパン屋がなく、妻が『ここよ!』と選んだ店が『確かに考えようによっては...パン屋か?』と思い面白かった。真剣ではあるがどこかユニークでとても好きな短編だった。他にも四篇収録されており、他作品と繋がっている話もあり心が躍った。
  • 栞
    @shiorinna
    2025年12月4日
  • 九
    @suik89
    2025年8月14日
  • 23時マス
    23時マス
    @23zimass
    2025年5月18日
  • ねこさん
    ねこさん
    @nekosan
    2025年4月25日
  • シャガ
    @filifjonka
    2025年4月24日
    表題作を読書会の課題本に設定したので、自分の考えを表明できるレベルまで思考しながら再読。あらゆる示唆に富んだ短編だけど、まずシュールコメディとして秀逸なのでたびたび噴き出してしまう。
  • harucaの本棚
    harucaの本棚
    @mochacha
    2025年4月20日
    久しぶりに村上春樹を読みたくなって、積読してたこちらを読んだ。 ただの普通の会話でも、なぜだろう。ロマンチックなんだよなあ〜
  • シャガ
    @filifjonka
    2025年4月13日
    読了。表題作「パン屋再襲撃」を次の読書会の課題本にと提案しました。
  • シャガ
    @filifjonka
    2025年4月13日
    「双子と沈んだ大陸」読了。ああー、10年以上前に読んだ春樹さんの何かのエッセイで、春樹さん双子の若い女の子の話してたなあ、と懐かしく思い出す。
  • harucaの本棚
    harucaの本棚
    @mochacha
    2025年4月13日
  • シャガ
    @filifjonka
    2025年4月11日
    収録作「ファミリー・アフェア」読了。村上春樹作品における「渡辺昇」とは。 ひと昔前の風俗を知る楽しみというか醍醐味というか(いずれも1985-6年ごろ発表の短編集)、とにかくフランクに飲酒運転してるし、喫茶店の雑誌の気になるページだけど持ち帰っていいですかって聞いたりしてるし、それがあり得た時代もあったんだなあと。
  • シャガ
    @filifjonka
    2025年4月10日
    村上春樹作品、女性も「やれやれ」って言うんだ、という新発見。当方、春樹さんはエッセイばかり読んできたものですから。
  • シャガ
    @filifjonka
    2025年4月10日
    収録作の2編目「象の消滅」を読了。繰り返し出てくる「便宜的」がゲシュタルト崩壊(懐かしい言い回し)してきたので語義を調べたら、「間に合わせ」と出た。なるほど、象の消滅した経過の理屈も間に合わせのものかもしれない。それでも確かに象は消滅した。この短編は心の奥底に沈澱して、今後の人生でほんの時々浮かび上がってきそう。
  • シャガ
    @filifjonka
    2025年4月9日
    「僕の個人的な意見はネクタイを外さないと出てこないんです」(「象の消滅」より)
  • シャガ
    @filifjonka
    2025年4月8日
    まずは表題作のみ読了。首を振るのと肯くのとを同時にやろうとするくだりでついに吹き出してしまった。ボートに乗ってる主人公、完全に水丸画伯による絵の春樹さんで脳内再生されてた。これでポッドキャスト「夜ふかしの読み明かし」の同タイトルの読書家回が聞けます。
  • シャガ
    @filifjonka
    2025年4月6日
    襲撃するの? パン屋を? しかも再び? と一目しただけで3つの疑問が立て続けに湧いてくる素晴らしいタイトル。心して読みます。
  • 桶男
    桶男
    @1manmustdie
    2025年4月2日
    『象の消失』まで読んだ。なんだかよくわからない。だけどわからなきゃいけないという強迫観念は一切感じさせない。なんだか心地よい。
  • いぬ
    @inapon
    2025年3月27日
  • 貴大
    貴大
    @hiro_shy
    2025年3月21日
    再読。もう何年前に読んだかも分からない。それでも楽しく読めた。村上春樹の他作品に通ずる物語もあって、それが面白かったな。
  • 貴大
    貴大
    @hiro_shy
    2025年3月21日
  • 今
    @___minamo
    2025年3月19日
  • 貴大
    貴大
    @hiro_shy
    2025年3月12日
  • Cota
    Cota
    @Cota-CAT4rd
    2025年3月8日
  • 海水
    海水
    @kaisui250307
    2025年3月8日
    何だこれは?と思ったら作者が村上春樹だった
  • Cota
    Cota
    @Cota-CAT4rd
    2025年3月8日
  • nakannura
    @nakannura
    2025年3月8日
  • トコイ
    トコイ
    @g_tecolote
    2022年11月4日
  • U
    U
    @read0330
    1900年1月1日
  • Sho
    Sho
    @gororinnyanko
    1900年1月1日
    個人的に、村上春樹はこの短篇集が1番好きかもしれない。 タイトルになっているパン屋襲撃、いつもの村上春樹節で、理屈っぽい文体で、深夜にパン屋を襲撃しに行こうとする話。くだらないけどそれがいい。ビッグマックが食べたくなる。
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