失われたいくつかの物の目録

5件の記録
- ricochet@ricochet2025年5月23日読み終わった借りてきた失われた物たちを悼む12の物語が歴史小説風、独白、ネイチャーライティングなど様々なスタイルで語られる。それは追悼の儀式であり、墓標であり、アーカイブであり、過去と未来が交錯する場所であるらしい。各章ごとにはさまれる、紺地にほんのりと金色のモチーフが浮かび上がる扉が凝っていて美しい。 ある程度集中と熱量を要する文章は個人的にはあまり好みではなかったけれども、ゲーリケの一角獣やグライフスヴァルト港の自然描写は美しかった。
- 虫の息太郎@pampapam_13322025年3月6日かつて読んだタイトル一本釣りなのに著者名で買ったよ。表紙を撫で続けて1日が終わる本。田舎の書店(家から最寄り)なのにユーディットシャランスキーが2冊もあったの普通に奇跡すぎて感謝したのは去年だっけ一昨年だっけ。 「はじめに」だけでも最高だしサッフォーの短編はめちゃくちゃ感動した。でも異常おじさんの話でガン萎えした記憶がめちゃくちゃ強い。