図書室

6件の記録
- amy@note_15812025年3月20日かつて読んだ感想岸政彦先生の小説をまた読んだ。岸先生、生活史を研究しているだけあって綴られる話もただひたすらにそこに生きる人たちが日々の生活を営んでいて、そのなかで出会う人や些細な出来事を書いてくれている そういう話を読んでいると特に何のおもしろみもないような自分の1日や1週間、一ヶ月がこの本に綴られている内容のように苛烈ではなないけれどおもしろいことなのかもしれないと思わせてくれる 自分がただ営む生活も小説のように大切に読まれるような、そういうものだと想ってもいいのだ。なんとか生きている自分のことをもえらいよ、よくやってるよと言いたくなってくるのだ また「給水塔」という書下ろしエッセイも入っているのだけど、書いたタイミングのためにすでに亡くなった岸先生の愛猫のことが書いてあり、先に「にがにが日記」にてその愛猫への愛情を知っていたからこそ余計に胸にきた…
- 武田 俊@stakeda2024年10月22日かつて読んだ「岸政彦の20分休み」を車で聞いてた1ヶ月くらい前に、この本の「給水塔」ってエッセイで、と岸さんが話してて、そうか小説とエッセイ一緒にひとつの本になるわけだ、てかその境目ってあいまいだもんね、とか思って自分の本の参考になるからよみなおそう、と思った。ことを思い出して再読