火を熾す

7件の記録
- Takaki Yamamoto@yama_taka2025年5月8日読み終わったずっと前に相方が貸してくれたのを、本棚に挿したまま、読み終えたような気分になってしまっていた本。ジャック・ロンドンが短い生涯の間に遺した膨大な数の短編小説の中から、柴田元幸さんが選んだ九編が収録されている。 冒頭の表題作は、極寒のユーコン準州でなすすべもなく凍え死んでいく男の一挙手一投足を描いた話で、他人事とは思えず(苦笑)、相方が貸してくれた理由がわかった気がした。 多作だった故か、作品によって出来にむらはあるが、総じてド直球でフルスイングの文体で、昔のアメリカのベースボールの試合を眺めているような気分になった。
- karin@karin_022025年3月8日かつて読んだジャック・ロンドンが書いた物語は面白いが、 この短編集は特に粒揃いでハズレ無し。 ジャック・ロンドンが初体験の人には入り口としては良いと思う。