靴ひも (新潮クレスト・ブックス)

靴ひも (新潮クレスト・ブックス)
靴ひも (新潮クレスト・ブックス)
ドメニコ・スタルノーネ
関口英子
新潮社
2019年11月27日
8件の記録
  • 추봉선
    추봉선
    @pongseon
    2025年8月7日
  • ジュンパ・ラヒリが惚れ込み英訳しただけある! 引き込まれる。恐らくこのまま読み切ってしまう。 最悪に痛い。壊れたものは2度と元に戻らない。 傷やヒビ、穴を修復し継ぎはぎだらけで歪な形でも保ち続ける道があるんだな‥ 〜p130 読了。 妻、夫、娘それぞれの視点からの家庭の姿。 一体家族とはなんだ。血の繋がりだけで家族の枠に閉じ込められ息苦しい。それでも1人生きていく人生では味わえない妙味がある。筈…過ぎ去ればこそ。
  • K
    K
    @readskei
    2025年5月13日
    浮気した夫に対する妻の怒りの手紙で幕を開ける家族小説。「拒絶と許容、愛情と無関心」の同居が手厳しい。
  • 『翻訳する私』(ジュンパ・ラヒリ), 第2章のテーマ。
  • K
    K
    @readskei
    2025年5月6日
  • 福藻
    福藻
    @fuku-fuku
    2025年4月10日
    バカンスから戻った老夫婦を待っていたのは、我が家の見るも無惨な姿だった。あらゆるものが壊され、散乱し、飼い猫の姿も見当たらない。 語り手の異なる三つの章を読み進めるごとに見えてくる家族の全体像、そして事件の真相。妻、夫ときて、最終章の娘の語りで何もかもが覆される。 繕うことのできない綻びに気づかないふりをして、幸せな家族を演じてきた彼らの結末。 他人事ではないな、と恐怖を感じつつも妙な安心感。家庭とは温かいもの、という押し付けが一切ないところがそう思わせるのだと思う。
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