オーバーヒート
16件の記録
sas@sas2026年5月17日読み終わった阪急電車のとろとろに煮込まれたあんこの色は意味を、歴史を押しつけてきてウザい。関西とは古き日本であり、古くからの意味の系譜に勘が働かなければ現在もわからない。そんな「一見さんお断り」の疎外感を強いられる。東京は、現在を生きているだけでよかったしそれはもっぱら渋谷新宿といった西側にいたからで、東京も東側にはもっと面倒な歴史があるのだが。 僕にとって大阪がどこも無意味に見えるのは、土地が帯びる意味が濃厚すぎて、異邦人である僕ではアクセスできないからだ。反対に、東京が僕にとって意味に満ちたものと思えるのは、東京はいたるところが無意味に至るまで歴史性を奪われた表面的都市であって、そのツルツルの表面を好きに滑り回って物語をつくることができたからなのだ。 代官山のこの小洒落た感じ、建物も人も線が細く、針金の斜線がデリケートに組み合わさっているような感じが懐かしい。大阪の街はもっと太くてどっしりしている。東京は坂が多いから空間が複雑だ。大阪は平らなので、自転車はラクなのだがどうも緊張感に失ける。東京の緊張感が好きだったのだ。ツイートする。 東京はすべての神経がピリピリしていて、ちょっとでも触れると痛むような街だ。どこもかこもがイライラしていて、だから東京はカッコいい。この感じを関西の言葉なら「シュッ」としているというのだと思う。- 倫理@Dutch_shoes2025年3月25日読み終わった友人小林くんの家で読了。共感ベースで読んでしまう。前作『デッドライン』より明らかにぬるっと、というかどろっとした感じで、それは主人公の年齢のせいなのか、ネガティブな感情の量のせいなのか、性描写の多さのせいなのかわからないが、それもよかった。









