ＤＩＹって、日曜大工じゃなくて「在り方」なんだ。 「買うってことは、自分を高める機会と縁を切ることでもあると思うんですよね。」 「手でやる、自分でやるから関係性ができる。」 吉野源三郎『君たちはどう生きるか』の影響を受けた宮崎駿監督が「消費者になってはいけない。生産する者になりなさい。」と言ったその流れが、この本を読んで身体に入りこんできた。 自分でつくる人が増えると町が良くなる気がするって感覚、すごくわかるなあ。一つひとつの労働に対するリスペクトを持つ、だけじゃなく、何か大事なものとつながる感覚を持てるんだよねぇ……。 自分にもまだまだできそうなことがあるな、とか、尼崎もっとよくなりそうだな、とか希望を持てる本だった。

読んでる間、ずーっと共感が止まらなかった。