キオスク (はじめて出逢う世界のおはなし オーストリア編)

13件の記録
siz@siz2026年8月4日読み終わった借りた読了@ 電車あれよという間にナチスが台頭し、気が付いたら身動きできなくなってたんだなと思う。怖い。その分岐点とか兆候はどこだったんだろう、今すでにソレを見逃してたりしないかと、不安になる。その怖さに膝を折らない真っすぐなフランツ、あんたはえらい。えらいが、母としてはやりきれない…



いーじーらいす@EasyRICE2026年5月21日読み終わった「トゥルスニエクのあごにうっすらと血が流れていた。細い血のひと筋。糸よりも細いくらいだ。トゥルスニエクの目が絶望の色に染まっていた。ベールのようだ、とフランツは思った。すけて見えるほど薄い黒いベール。その瞬間、すべてを理解した。ほんの一瞬、未来に向かって窓がひらいた。その窓から真っ白な不安が吹きこんできた。ザルツカンマーグートから出てきたちびで、愚かで、無力な少年に向かって。さめざめと泣きながら、フランツは膝をつき、トゥルスニエクの首にかじりついて、体を押しつけた。「放すんだ、フランツ!」トゥルスニエクはフランツの髪に顔をうずめて、かすれた声でささやいた。「頼む。放してくれ!」」
chim@chim_Isolation2026年1月30日読み終わった1937年秋〜1938年のウィーンを、地方から出てきた少年の目を通して描く。 台頭するナチズムにより、ファシズムに侵されていく街と人の描写に、いまの世相を重ねてしまう。 暗い雰囲気のなか、主人公とフロイト(!)の交流がなんともユーモラスであたたかい。





















