アートとフェミニズムは誰のもの?

25件の記録
- 修二@shu_22025年9月11日読み終わった「翻訳をジェンダーする」を読んだ時にも思ったが、日常にありふれたあらゆる物事をフェミニズムの切り口で見るのはとても面白い。 フェミニズムについては勉強したつもりになっていても、毎回批判する対象を変えるたびに新しい発見があり、本当に勉強になる。 私は個人的に博物館は大好きなのだが、美術館には元々少し抵抗があった。 歴史そのものが残る博物館に対し、美術館は人間の創作物が残されていて、そこから女性は排除されているように感じてたからだと思う。 確かにこの感覚は間違いではなかったものの、美術をフェミニズムの切り口で見ればまた得られるものも違うように感じた。
- 修二@shu_22025年9月10日読んでる半分まで読んだところで居ても立っても居られなくなったので、一旦感想を記録したい…! アートを見た時に感じてた違和感の正体が分かった。 西洋美術にはやたらと女性の裸が多いが、その理由は「女性の体は他人から見られるもの」として捉えられていたからだという。 そりゃ違和感・不快感があって当然だと思った。 他にも、その性別「らしさ」が強要される理由として、「上位(男性)」が「下位(女性)」との境界があいまいになることを避けるために、しっかり線引きをしようとするから。だとあった。 全体的に解説が噛み砕かれていて分かりやすく、分析も腑に落ちる。
- 💛@okiotashikani2025年6月21日読み終わったわかりやすい。ベル・フックスのフェミニズムの定義「性差別をなくし、性差別的な搾取や抑圧をなくす動き」を採用しており、好き。ゴーギャンの絵への違和感がはっきりした。
- 曖昧模糊@sukonbu_uo_ou_2025年3月28日読み終わった読書メモ学び!読んだアートをフェミニズムというツールを使って読む本。 アートにおけるフェミニズム批評の入門書として読みやすかった。 第一章は、アートの価値はどうやって決まってる? 美術批評って? アートってどうやって見ればいいの? と言ったアートのよくわからないところについてのお話。 第二章は、アートワールドの問題を導入にフェミニズムがどういうものなのか、アートとフェミニズムの関係についてのお話。 第三章は、フェミニズムをツールとして、作品の中で女性や女性アーティストがどのように扱われたかを読み解いています。 第四章では、アートでフェミニズムを実践したアーティストとその作品を紹介。 「1アートとは→2フェミニズムとは→3フェミニズムを使ってアートを読む→4アートでフェミニズムを実践した作品例→5おわりに」というシンプルな構成でわかりやすかった。 この本をスタートとして、他の文献に触れて理解を深めたい。