行く、行った、行ってしまった

行く、行った、行ってしまった
行く、行った、行ってしまった
ジェニー・エルペンベック
浅井晶子
白水社
2021年7月16日
14件の記録
  • 🌙
    @na_moon
    2026年2月23日
  • えび
    えび
    @robi_xiaoEB
    2026年2月13日
  • 32〜55 【感想】 大学を定年退官した古典文献学の名誉教授リヒャルトは、ふとしたきっかけからアフリカからの難民に関心をもち、実際に彼らと交流するようになる。彼らの来し方の聞き取りを進めるなかで親交が深まると同時に、法の理不尽と社会の無理解が浮かび上がり、リヒャルトは自然と様々な行動を打って出るようになっていく。 大まかな物語は上記の通りで、そこに東ドイツ時代の記憶が細部に埋め込まれていくのが実に巧みなのだが、それを可能にしているのがやや特異な文体の妙だ。ほぼ一人称に等しい三人称の文体はとても読みやすい一方で、自由自在に話者を出入りするためときにその「声」と実景との重なりが輻輳化する。とくに多用される「自問自答文」においてそれが顕著で、とても面白かった。小説を読む愉しさはこういうところに(も)ある。 もちろん、表面的にストーリーを追うだけでも十分に面白い。難民たちの境遇に思いを巡らすだけでなく、何より彼らの個性が際立っているのだ。「顔のある人間」として描く(一方で、彼らに一種の記号として古典からの名前を与えてしまうリヒャルトを描く)その語り口は、淡々としているようであたたかい。 終盤、1ページに一文だけが示される(そして繰り返される)場面の、あの感情をどう言ったらいいものか、わからない。遣る瀬なさ、なのだろうか。 移民や難民に関心のある方は、同じ訳者によるカロリン・エムケ『憎しみに抗って』もぜひお読みいただきたい。本作と同じく、ドイツの移民/難民問題に材を採っている。刊行年も本書が2015年、エムケが2016年と近い。
  • べべこ
    @bebeko
    2026年2月10日
  • 17〜31
  • 12〜16
  • 4〜11
  • 1〜3
  • 鈍獣
    鈍獣
    @whale_in_da_room
    2026年1月10日
  • ロッタ
    ロッタ
    @rotta_yomu
    2025年9月10日
    ドイツの小説。移民文学?難民文学? 興味があるので読みたい
  • 珪乃冬
    珪乃冬
    @keinofuyu
    2025年5月9日
  • r i k a
    r i k a
    @icgjamjam
    2025年5月2日
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved