小説の読み方

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- 田圃@tanbo57752025年9月21日読み終わった「リーダブルで(読みやすくて)かつ、人物造形に深みがある小説というのは、プロット前進型述語の文章と主語充塡型述語の文章との配置バランスが良く、全体としては、両者が兼ね備えられた文章が基調をなしているというような作品だ。」 「ドストエフスキーの小説が、後世に多大な影響を及ぼす素晴らしい小説と評価されている理由は、どの作品にも、「アポリア」が含まれている点だろう。アポリアとは、哲学的には、一つの問いに対する答えとして相反する二つの見解が成立する場合を意味するが、一般的にどうしても解決できない難問のことだ。 このアポリアがなければ、文学にはならないというのが、私の意見である。」