営繕かるかや怪異譚 その参
49件の記録
紫嶋@09sjm2026年3月26日読み終わった借りてきた大好きなシリーズの三作目。 このシリーズにおいて、怪異や幽霊はとても現象的な存在だなと思う。 明確にこちらを怖がらせよう、害そうという自我を持って迫ってくるというよりも、「そういうもの」としてその場所に浮かび上がってくるような。 何か理由があってそこにいるが、それを言葉にして語りかけてくることはない。 その場所や物の一部であるかのように現れて、瑕疵を置いていく。 だからなのか、それらに対して意味や意思を見出すのはいつも生きている人間側になる。 現象の不穏さや不気味さに呼応するように、自らの心の暗部が浮き彫りになったり、その現象自体への対処とともに、状況に対する自らの解釈も改める必要があったり。 なまじ住まいや土地に強く結びつく現象だからこそ、「無視をして無かったことにする」という選択ができない分厄介なところも、不思議と自然災害めいて感じるというか…。 そして、それらに対して雨漏りを修繕するように、引き戸の滑りを改善するように、そっと手を加えて現象に対処していく営繕屋のあり方が、他にない不思議な余韻を残してくれる。
niwa@niwabun2026年1月30日読み終わったaudible安定してる面白さ〜! 家族の問題を抱えた人たちばかりが主人公なので、過去に囚われて進めず鬱屈を抱えてる様子を丁寧に丁寧に書いてて、 鬱屈を抱えているから余計に怪異を呼び込んでしまう様子がよく伝わる。 頻発する怪異にもうダメでは〜!?って思わせるところで尾端が登場するから、一気に安心するが、尾端は別に悪霊退散してくれるわけではない。 でも安心感がすごい。 一番好きなのは「歪む家」! ドールハウスが開けるたびに中の様子が不穏になっていくのすごい良かった。ホラー好き大満足の不穏。 チェコ映画みたいな質感の映像作品になってほしい〜! 「茨姫」も良かったー! どこかで2人が手を取り合えたら違う未来があったんだろうな……って想像させられちゃった どの毒親もこわすぎ!
yomitaos@chsy71882025年11月13日読み終わった@ カフェ3巻は、これまでよりも怪異との共存が深くなっているように感じた。ホラーとしての怖さは控えめで、この家でより良く生きていくため、前向きに行動していく各主人公たちがとても微笑ましい。 骸の浜と茨姫は特に感に入るところが大きく、出がけのカフェで涙してしまった。決断を下した人たちを素直に応援したくなる。
natsuko@yomuyomu-7252025年9月21日漫画『蟲師』が好きなので、1作目はジャケ買いでした。 読んでみたらハマってしまい、2作目以降も読んでいます。 日本らしい怖さがあるお話と登場人物も魅力的です。 3作目も楽しみです!
はろ@book_dragon05032025年7月4日読み終わった@ 紀伊國屋書店 新宿本店このシリーズ大好きです。 スッキリ解決するのではなく、怪異というか日常に潜む何かとちょうど良い距離感になるよう折り合いをつけでゆく、という感じ。 でも本当にぞわぞわします。
ハツ@camellia_no72025年6月26日買った読み終わったまた読んでるハードカバーで持ってるけど文庫も購入。最新4巻目も間もなく購入予定。 このシリーズも十二分に怖くて、ゴーストハントみたいな決着は見られないんだけど、でも「どうにか折り合いをつけてやっていく」ていう形になるのがほっとする。生きていれば傷のひとつやふたつやみっつやよつ…て抱えてるもんだし、怒りも恨みも嫌悪も多かれ少なかれあるし、けどそれを全部のっけた『今』の自分で生きていくほかないんだな、って。「しゃあないかあ」っていう、明るい諦めみたいな心地で顔を上げるのは悪くないんじゃないかなって、思えるシリーズ。『営繕』っていい言葉だよね。好き。



駄駄野@enmr3102025年6月24日読み終わった微ネタバレ注意大好きなシリーズ。好きな話は「歪む家」。綾辻行人さん(小野さんとはご夫婦)のTwitter(現X)で、小野さんお手製のフェルトで作られたモルカーを見たことがあるが、こういう手を動かして何かを作る作業がお好きなのだろうか。 辛い記憶をドールハウスの中に閉じ込めて、焚き上げて浄化させようとしているのだろう、という和尚さんの言葉に自然と涙が出そうになった。
ルカ@hnhtbr-3152025年5月18日読み終わった借りてきたその参が出ていたことを知らず、その肆が出るというお知らせを見かけたのであわてて調べて図書館で借りてきた。 家という、住まう人の暮らしの気配や思いが色濃く染み付く器で起こる怪異はどれも怖ろしくて、それでいてすこし哀しい。次回作も楽しみ!

































