日のあたる白い壁

13件の記録
- 星埜まひろ@hoshi_mahi2025年6月4日読み終わった小説家が語る美術、面白い。絵を文学で語っているような感じが読んでて心地よかった。江國さんの選出はどれも好みで、知らない画家はもっと知りたくなったし、知ってる画家については共感出来た。画家についての説明と言うよりは、その画家をなぜ好きなのかが沢山書かれてて良かった。
- よ@namasuteeeee2025年3月26日読んでる@ 電車絵画はさっぱりで、解釈とか観てなにかを考えることが苦手なのだけれど、この本を読んで美術館を巡りたくなった。江國香織さんという人がまたすきになる。旅先に持って行きたい。
- ユメ@yumeticmode2025年3月13日読み終わった感想27名の画家の絵画を取り上げ、その絵を前にして迸った感情を江國香織さんが美しい言葉で綴ったエッセイ。決して単なる絵の解説ではなく、絵がいかに江國さんの心の琴線に触れたかが記されている。江國さんは文中で「琴線に触れる」という表現を「プライヴァシーの侵害」とも言い換えており、ちょっとドキッとする。でも確かに、芸術や文学に感情を揺さぶられるというのは、物語という他者に心の奥深くに潜ってこられるということだ。 紹介されているすべての絵がフルカラーで収録されているのも嬉しい。初めて観る絵も多かったのだが、その中で私が特に心惹かれたのは、ドラクロワの「花の習作」。「民衆を導く自由の女神」のような重厚な大作のイメージがあったドラクロワが、こんなに可憐なパステル画も遺していたなんて、知らなかった。 私自身が過去に美術館で観た中で忘れられないのは、モネの「芍薬」という絵。淡い色遣いの印象が強いモネがこんなにも鮮烈な赤を使うということに、すごく驚かされたのだった(※写真は撮影を許可されている展示室で撮りました)。