女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN
12件の記録
おとずれ@In_the_morning2025年11月7日読み終わった借りてきた再読。閉じられた世界の中でミチルが不可思議な現象やルールを観測するたびにわ〜ん😭面白いよ〜😭!!!って一生言ってた。ちょっとオーデュボンの祈りを思い出す。こういうのがとても好き。一見ファンタジーかと錯覚してしまいそうな世界観なのに、そのすべては魔法ではなく人によって作られ、人とは機械とは生とは死とはなにかという問いを常に突きつけられる物語。何よりミチルとロイディのバディが大好き。常に主を視界に、最優先事項が一切譲られることのない存在(しかも初期のウォーカロンだからこそ感情が無い、でもあるのでは?と思わされてしまうこの塩梅)って本当に最高だから。

𓇌𓅱𓇌@dccxxiv___2025年10月8日読み終わった再読人を人たらしめるもの、 私を私たらしめるものとは何か。 読むたびに、脳と身体、自分と自分以外の在り方について考えるけれど、答えが出ないままいつもぐるぐる回り続けて、そうしている内に考えはどんどん遠ざかっていってしまう。 それでも、毎回ラストシーンを読む時には、一筋の風が通り抜けたようななんだかさっぱりしたような気持ちになっていて、不思議だけど、だからこうして何度も読みたくなるのかもしれない。


まお@mao_ssss2025年8月29日読み終わっためっっっっちゃめちゃに面白かった………。 最初にFを読んでいてよかった。森博嗣という作家を信頼出来たから。何を今更とか言わないでください。 Fで感じたシステマチックな印象はそのままに、情念がもりっもりに盛られている。 私は「呼吸」を感じる小説が好きだ。だから、世界のシステムを主題におかれがちなSFというジャンルに苦手意識があります(ド偏見だということは自覚している) 完璧なシステムの上に、「情念」が盛られると、こんなに完璧な小説が生み出されるのか……。 溜息をつくことしかできねえ……。 私は「上手い小説」も苦手です。ハイハイ上手ですね、という感想しか持てないから(ド偏見だということは自覚している) けれどこれは、とてつもなく「上手い小説」で、なのにとてつもなく「不安定な小説」でもあった。これらって共存することあるんだ……。 新しい世界を見せてくれた。 これはメインキャラクターであるサエバ・ミチルのシステムのおかげなのだろうけど、感覚のひとつひとつ、見えるものをひとつひとつ、丁寧に感じ、描写してくれるから、まるで一本の映画を見たあとのようだ。画角がしっかりしている。 こんなことできるんだ…………。 めちゃくちゃ満足です。これがシリーズであと2冊あるって、そんなの世界の宝すぎないか?ありがたい………………。


ゆる@yurumogu2025年6月1日読み終わったS&Mシリーズしか読んだことなかったから、森博嗣って理系要素を抜きにしても森ミス世界観を構築できるんだという新鮮な驚きがあった。とはいえこの作品は"推理小説"ではなくて"ミステリ"なんだということを念頭におかないと中盤以降面食らうかも





