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まお
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@mao_ssss
十二国記が好きです。
  • 2025年5月17日
    口に関するアンケート
    読んだけど多分まだ書いてなかったな。 他の人と感想のすり合わせをしてる中で気付いたんだけど、みんな読み方全然違うんだなって。 私はこれをあくまで「アンケート」として読んだ。たとえるなら街頭で、アンケートにご協力くださいって知らない人に言われて、こちらの音声をまず聞いてくださいってm4aが再生されて、なんだこれなんか気持ち悪いなと思ってたら最後にA4用紙一枚渡されて、こちらのアンケートにご記入をお願いします。って言われたようなイメージで読んでいたの。そしたらアンケート内容があんな感じじゃないですか。じゃあこれをみんなに配ってる目の前の人は、誰?という視点で読んでいたんですよ。 本のデザインとか文章が音声ファイルなこととか、ほんと背筋は面白いこと思いつくなあって感心するけど、これはあくまでアンケートである、ということを踏まえて読むと、とっても気持ち悪いのでおすすめです。
  • 2025年4月13日
    母という呪縛 娘という牢獄
    今で言うなら、たとえばりりちゃんとか。 人生のこと、犯行のこと、獄中のこと、そういうことを書いた本は初めて読んだ。今までもたくさんそういう本は出版されていたんだろうと思う。 とにかくずっとつらかった。 フィクションに慣れた身としては、これがフィクションでないことがつらかった。 自分の人生しか体験してないから、それと照らし合わせるしかないんだけど、きっとみんなどこかしら共感する部分があって、ひとごとじゃないような気がして、たくさんのこういう人たちに関わるのが司法に携わる人たちで。もう、すごい、としか言えない。 人は無意味に人を殺さない。 人が人を殺すには理由がある。 ここはフィクションではないから。 必ずそこに痛みと苦しみがある。 ここはフィクションではないから。
  • 2025年4月7日
    楽園とは探偵の不在なり
    楽園とは探偵の不在なり
    館ミステリー!と思ったけれど、本格ミステリに漂う怜悧さとか鋭さとかよりも、あたたかみが滲む本だった。 特殊な縛りを設けて進む展開はミステリとして十分に面白いのですが、それ以上にお洒落な文体や、あからさま過ぎるほどに提示される各人物の想いが印象的。 ちょっと性善説過ぎるかなという気持ちもありますが、こんな世界があってもいいよねという気持ちで大満足の読了です。いいね。 あと初版本だと人物名が2ヶ所間違えてた。新しいのだと訂正されてるのかな。
  • 2025年4月4日
    小説
    小説
    最後の一文をこのように見せるのは面白いなあと思った。文庫になったときに改訂するのが大変そう。 最初は小難しく考えたりしていたんだけど、でもきっとそういうことじゃないんだなと、そのまま全部受け取ればいいんだなと思った。 私が本を読むのは私の内側を広げるため 私が演劇をするのは広げた内側に浸るため 私が朗読をするのは大好きな世界を他者に伝えるため 昔から漠然と思ってきたことに名前をつけてもらったような気がしたけど、でもきっとそういうことでもなくて、小説最高!でいいのかなと思いました。私は小説が好き!
  • 2025年4月1日
    方舟
    方舟
    いや天才か????? ラストに期待してくれ、という前情報があったから読み切れた感はあるかもしれない。それだけ、エピローグまでの展開はあまりにも単調だった。でもそれも含めて楽しんで、どうか最後の一文を噛み締めてほしい。味わい深い………。 大変素晴らしい体験をさせて頂きました。 ありがてえ。
  • 2025年3月21日
    ダイイング・アイ
    勧められて読了。 東野圭吾苦手意識があったんですが、その印象は今回も変わらず。着眼点とモチーフはとても面白いので、この設定で別の作家が書いたものを読みたいと思ってしまった。 東野圭吾の本は起承転結がしっかりしていて、説明もちゃんとする、余すところなく詰めていく、正解の小説という印象があり、それは今回も同様だった。遊びがなく、余白がない、意外性もない、のが私にはまらないのかもしれない……
  • 2025年3月14日
    本の背骨が最後に残る
    美しい物語たち。初めての作者の本でしたがとても楽しく読めました!耽美さを含んで、語り口は少女のようで、全てが死に向かう物語。 これは癖になるなぁ!創作意欲を掻き立てられる1冊。ハードカバーで買ってよかった。
  • 2025年2月23日
    願わくば海の底で
    主題は何か、という点で読み口が全く変わる1冊だった。震災を忘れない教訓として、何でもない日常に居た1人の人間を巡る話として、隠され続けた真実が暴かれるミステリとして。読み手の記憶と体験と現在によってどれだけでも変わる本だ。何度も読み返す価値がある本。
  • 2025年2月4日
    同志少女よ、敵を撃て
    ゆっくり読もうと思ったのに結局一気に読んでしまった。これは現実だと強く思った。現実をベースに書かれた小説によくある「うまさ」はあるんだけど、それを圧倒する「リアル」があった。私は戦場を見た。今まさに起きている戦場を。いやだね。
  • 2025年1月24日
    歪曲済アイラービュ
    クリスマスにもらった本です! ギミックは面白かった。けれどわたしは、やっぱり本の中でインターネットミームが繰り広げられるの、苦手かもしれない……!アップデートしていかなきゃ令和文学に乗り遅れる……。気になってた作者ではあったので、読めてよかった!
  • 2024年12月13日
    罪の声
    罪の声
    まさに、罪の声だわ……実際にあった事件をベースに、丁寧に出来事が描かれていく。交差して、そして未来に向けての希望が描かれる。優しい、なんて優しい小説なんだろうと思った。実際の音源をネットで聞いたけど怖すぎました。
  • 2024年11月12日
    傲慢と善良
    傲慢と善良
    久しぶりに自分と年代の近い物語に触れた気がする。年代が近いからこそリアルに実感できる焦りと不安がある。やばいとかいうふんわりした言葉で包まれがちなそれを徹底的に言語化していく。なるほどなあと思わされた。ラストはややご都合主義な感もあるけど、うん、刺さる
  • 2024年11月7日
    満願
    満願
    はーーーー!おもれーーー!!! 1作がちょうどいい長さ、でありつつ、決して長くはない中に必要なことが全部入ってる。天才なのかな…… 全部面白かったです。個人的には「柘榴」が一番好き。みんなは何が好きか聞いて回りたい1冊。素晴らしい。
  • 2024年11月5日
    かわいそ笑
    最近モキュメンタリーが楽しいです。さっくり読めるライトな文体だし、あくまで創作であるという前提があるし。かわいそ笑は視覚と聴覚で体験するモキュメンタリーでした。とっても気持ち悪い!でももう体験してしまったので仕方ない。おもしろいジャンルだなあ。
  • 2024年8月29日
    潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー
    潰える 最恐の書き下ろしアンソロジー
    なんだこの楽しいの詰め合わせアンソロジーは!!!!ホラーにがて……とどきどきしながらまず小野不由美を読んだらさいっっこうでしたね……他のお話も、怖がらせるというよりは繋がりを描いた作品ばかり。温かい気持ちになれる1冊でした。ホラーってこういう楽しみ方もあるのか!
  • 2024年8月28日
    すばらしい新世界〔新訳版〕
    すばらしい新世界〔新訳版〕
    私はSFが苦手だと思い込んでいたんですがこういう世界は大好きで、まあハーモニー好きなのであたりまえに大好きで、憧れもあって。みんながしあわせ、そんな世界、嬉しいじゃないですか。選択の自由はなく、全ては自明に進んでいく。いいなー
  • 2024年8月23日
    夢魔の標的改版
    私は星新一の文体が苦手です。でも長編ならどうだろう……と読んでみた…けれども……話の筋としては面白い。けど、なんだろう、人間味が感じられないのかな、プロットを読んでいるような感覚。いや、言葉の取捨選択に問題があるわけじゃなく、淡々としすぎている、のかな。
  • 2024年7月25日
    フリークス
    フリークス
    さっくり読めるなー!とるんるんで読んでたら激重表題作に打ちのめされました。これはすごい。いろんな情景と音とニオイが一気に襲い掛かってくるような。探偵が確かに、私の隣りに居た。道尾秀介の解説も素晴らしかった。大好きな本になりました。
  • 2024年7月22日
    怪談のテープ起こし
    私はこの手の話が大嫌いだよおおぉ!こわいよおぉ!!実際にあったことだと思わせないでくれよおぉ!やだよおぉ!三津田信三はのぞきめ以来ですが、素晴らしいホラー作家。今回6篇入ってますが、6篇目の共通点どこ…?ってなっちゃった。どこ?
  • 2024年7月15日
    火車
    火車
    様々なテーマを内包する1冊ですが、私は人間ドラマとして読みました。ミステリ的事件も多々起こっているんだけど、そこではなく、生きている人々の色々な感情が味わえる。読み手によって楽しみ方無限大な1冊。そしてラスト、とても好み。こういうの大好き。
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