ギフテッド

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-ゞ-@bunkobonsuki2025年11月26日詩を通して成功したかった母と、ホステスとして働く娘の関係を描く『ギフテッド』。浮世離れした生活をする祖母と、AV女優の化粧を担当する主人公が何気なく融和する『グレイスレス』。 二つの中編が収められた本書は、どちらも性産業の中身を細部まで書かれている。一人称で書かれているからこそ小説として成り立っているが、もし三人称で書かれていたらルポとして読まれていたかもしれない。 性にまつわる話とのことで、愛憎交わる展開が待ち受けているかと思えば、驚くほど淡白に物語は進む。映像にすれば過激になるものを、静かに描けるのは小説の特権だ。




Hinako@Lady_Hinako2025年10月5日読み終わった鈴木涼美さんの本を読むのは3冊目。今回もとても細かい描写が情景を思い起こさせる。今回も母を使って作者が言いたい事を表現していて、主人公はいつも通り無口。ドアと火傷は人生、生死、母との関係のメタファー。ギフテッドとは通常は生まれ持った才能とかって意味だけど、このタイトルのギフテッドは、才能とかじゃ無くて母から貰ったモノの全て、一見毒親的なモノも含めて全てが「ギフテッド」って事かなぁ。母娘だから(同じ女同士だから)こそ、素直になれないギクシャクした関係が、最後にはさらさら〜っと解けていき、私的には読み心地ち少しスッキリ。

















