貧困と脳 「働かない」のではなく「働けない」 (幻冬舎新書)

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- -ゞ-@bunkobonsuki2025年8月5日貧困に関する事柄ついて著していた著者が、脳に障害を負ったことで、かつて取材していた貧困層の人々の思いを再解釈、翻訳した本。 貧困は教育不足、として語られやすい。 しかし本書は、脳機能の異常から来る貧困を論じている。筆者の体験談から「脳に障害を負うと仕事にどんな悪影響が生じて、周りからどう見られるか」が語られる。 この「周りからどう見られるか」がこの本の肝だと個人的に思っている。「アイツはやる気がない」と軽蔑を向けた先には、十二分のやる気がありながらも貧困に喘いでいる人がいる可能性がある。そのことを知れただけでも嬉しい。
- あつこ@atsuko_books2025年3月7日買った実は自分って偏見や思い込みだらけなのではないか……と、最近怖くなっている。 少しでもその偏りをなくすには想像力が必要だと思うのだけれど、あるとさえ知らないことに対して想像力を働かせるのは難しいのではないかな。 であれば、やっぱりいろんなことを0から1にしておくことが大事なのでは? と思って手にした本。