デクリネゾン

18件の記録
- yayano@yaya72025年3月24日かつて読んだ最高の小説だった。生涯ベスト5あたりに食い込むかもしれない。 「私」を支配する、自分でコントロールしきれない私の欲望。それに従ったり抗ったり絶望をおぼえながらも、それでも、誰かと、この世と、生きていくしかない。その選択をし続けている「いま」の尊さ。 コロナ禍の直前から落ち着くまでの期間を、飲み会やライブの状況と照らして描くから、まるですべて自分ごとのよう。いやー、最後までめっちゃおもしろかった。
- 夏しい子@natusiiko2025年3月8日かつて読んだこの小説好き過ぎる。続きを書いて欲しい。 というか志絵が好き。志絵になりたい。 思っている事を溜めすぎず口に出来て、それを周りも否定しない。 自分が過ごしやすいように自由に生きているのに、特に誰かに嫌われたり妬まれたりもしていない。 理子に関して、最初は10代の多感な時期に母親が大学生の恋人がいる事が嫌なんじゃないかと思っていたけれど 実の父親を「吾郎」と呼び捨てにし、蒼葉ともわだかまりを作らず、ざっくばらんなので 「これが常識に縛られない新しい幸せと家族の形かも」と思わせてくれた。